2020年のコンパス大会ではシナジーヒーロー活躍と分析【だいとも×くらみつは】

キズグチアロエ

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2020年1月27日に「#コンパス【戦闘摂理解析システム】」(以下、コンパス)の世界に新オリジナルヒーローのルルカが登場し、同日に既存ヒーロー12体にステータスなどのバランス調整が実施された。

本稿では、コンパス凄腕プレイヤーのだいともとくらみつはによる、ルルカの登場とバランス調整が実施された12体のヒーローのうち、だいともとくらみつはが特に注目している7体のヒーローの評価と分析を紹介する。

マルコス:現環境トップレベルの性能に

調整内容

  • 通常攻撃
    • モーション速度が約8%アップ
    • キャンセル時のスキが約60%減少

今回最も強化されたヒーロー(だいとも)

目に見えて強化されました。HSを3回使って最大まで覚醒すれば、桜華忠臣のような打たれ強いアタッカーも通常攻撃3回で倒せていましたが、通常攻撃のモーション速度が上がったおかげで、よりいっそう素早く倒すことが可能になりました。

これは普段あまりマルコスを使わない僕でも体感できるほどなので、今回のバランス調整で最も強化されたヒーローだと断言できます。

今回のバランス調整が実施される前から大会で活躍していたヒーローなので、今後もさらに登場する機会は増えると考えられます。

下方修正が必要だと考えていた(くらみつは)

マルコスはバランス調整が実施される前から強いヒーローだったんですが、なぜか大幅に強化されました。僕は下方修正が必要とさえ感じていたので、この結果には驚いてます。

調整内容はマルコスの強みである通常攻撃が強化されたので、使い手にはうれしい調整だと思いますね。大会でマルコスを使用するときは自然とガンナーの枠にリリカが採用されるため、今後はよりいっそうマルリリが増えると思います。

リリカ:マルリリ強化につながる調整内容に

調整内容

  • 体力倍率:0.75倍から0.80倍にアップ
  • 通常攻撃:攻撃キャンセル時のスキが約80%減少

長所が伸びたわけではない(だいとも)

体力倍率が0.05倍上昇し、攻撃キャンセル時のスキが減少しましたが、リリカに必要な調整ではなかったと考えています。体力が上がった分、倒されにくくなるので、マルコス’55(以下、マルコス)と一緒に戦う際の安定力が上がった程度で、大きな調整ではありませんでした。

リリカが現環境で活躍するには、攻撃モーションの間隔を短くするか、攻撃倍率や防衛中のポータルエリア内にいるときにアップさせる攻撃倍率を上昇させる必要があると思います。

実質調整なしと評価(くらみつは)

正直、何も変わってないですね。攻撃キャンセル時のスキが減ったことも、体力倍率が上がったことも実感できるほどではないです。

もし僕が調整できるなら、とりあえずアビリティのポータルエリア内にいる味方ヒーローにかかる攻撃バフを、現在の1.3倍から1.4倍にします。あとは、全体的にガンナーの攻撃力が上がっているので、リリカの攻撃倍率を1.15倍から1.20倍にしますね。そうすれば、単体でもなんとか戦えるレベルになると思います。

ただ、同時にマルコスの超強化が来ているので、マルコスとリリカの組み合わせは強くなりましたね。

アダム=ユーリエフ:大幅な上方修正でアダソン増加か

調整内容

  • 移動速度:約2%アップ
  • 通常攻撃:2撃目以降の速度が約14%アップ

大幅に上方修正されるもセイバーを超えられず(だいとも)

アダム=ユーリエフは移動速度が大幅に上昇し、2撃目以降の通常攻撃の間隔が短くなっているので、多くのユーザーに注目されています。

ですが、現在のアタッカーの中で最強格であるセイバーオルタの移動速度を超えておらず、大会では通常攻撃を2撃以上当てられるケースがかぎられているので、アタッカーの中での立ち位置はこれまでと変わりません。

もし、通常攻撃の1撃目が早くなっていればアタッカー最強格にも成り得ましたね。

ただ、アダムとソーン=ユーリエフの組み合わせは大会で使用されているぐらい強力ですので、今後はマルリリに加えてアダソンの組み合わせも増えると予想しています。

環境のトップには届かず(くらみつは)

かなり強化されたとは思いますが、環境のトップに立つにはまだ性能が足りていません。

まず、アダムは通常攻撃を2撃目までしかほとんど使用しないヒーローですので、2撃目以降の速度を上げられても意味がないですね。

敵ヒーローがスタン状態のときに通常攻撃を5発目まで出せば強いじゃん! と思うかもしれないのですが、実際は2撃目の後に移動を挟んで、再度1撃目から通常攻撃をする動作を繰り返した方がダメージ量を稼げるので、残念ながら実用的ではありません。

ただ、移動速度が上昇したのは単純な強化ですので、これまでアダムとソーン=ユーリエフのシナジーを活かして戦っていたチームにとってはうれしい調整だと思います。

ディズィー:大会では今後も活躍が期待される

調整内容

  • 防御倍率:0.85倍から0.80倍にダウン
  • HS:スキルゲージ必要量が約3%増加

防御力アップカードの採用率が下がると予想(だいとも)

HS発動に必要なゲージ量が増えていますが大きな差はないでしょう。ただ、防御倍率が下がっているので、「楽団長ドルケストル」などの防御力アップカードは少し採用されにくくなるかもしれません。

大会ではよく使用されているヒーローなので、今後も活躍すると思います!

立ち回りや環境に影響はなし(くらみつは)

ディズィーは耐久が得意なヒーローではないので、防御倍率が下がったところで立ち回りなどに変化はないと思います。スキルゲージの必要量も増えていますが、約3%はルチアーノのバランス調整と同じく誤差の範囲なので、環境への大きな影響はないと思います。

メグメグ:できることの幅が広がった調整に

調整内容

  • 移動速度:約1%アップ
  • 通常攻撃:連続攻撃補正が約3%アップ
  • 近距離:攻撃モーション速度が約20%アップ

加速+おかあさんスタイルが登場か?(だいとも)

近距離攻撃の速度がアップしたので、デッキに入れるカードの選択肢に近距離攻撃カードが追加されました。それでも、メグメグは味方に前線を張ってもらい、後ろから「迅雷の科学者アバカン」などを使ってHAで敵を倒す動きが強力ですので、大会で近距離攻撃カードが使用されることはないと思います。

あと、通常攻撃の連続補正が強化された点にも注目ですね。バランス調整が実施される前から強かった通常攻撃がさらに強化されたので、「ぶじゅつかの超速加速」と「おかあさんあだーいすき」をデッキに入れて、距離を保ちながら通常攻撃で削るスタイルがはやるかもしれません。

攻撃カードの選択肢が増えた(くらみつは)

これまでメグメグはダメージカットを敵ヒーローに展開されたら逃げることしかできませんでしたが、ガードブレイク効果を持つ近距離攻撃カードの「反導砲カノーネ・ファイエル」などを採用すれば、自衛ができるようになりましたね。

デッキの攻撃カード枠の選択肢が遠距離攻撃カード一択だったメグメグに、近距離攻撃カードやカウンターカードの選択肢が増えているので、面白い調整だと思います。

イスタカ:今後も性能の見直しが必要と分析

調整内容

  • 体力倍率:0.90倍から0.95倍にアップ
  • HS:スキルゲージ必要量が約9%減少
  • HA:マピヤがターゲットした敵に与えるカード攻撃ダメージが約20%増加
  • 近距離:攻撃モーション速度が約10%アップ

マピヤの性能上昇がイスタカ強化のカギ(だいとも)

かなり上方修正されていますが、環境のトップには程遠いと思います。イスタカの長所を伸ばすなら、マピヤをターゲッティングした際のダメージ量を増やすべきですね。

強化されるも大会採用は遠い(くらみつは)

イスタカの耐久力はアップしましたが、現状は移動速度が遅くて敵ヒーローを倒しきる前に逃げられてしまうので、まだまだ大会で採用するのは渋ってしまいます。

少し環境から置いてけぼりになっているイメージがあるので、もっと強化してほしいです。

岡部倫太郎:下方修正とともに新たな強みも登場

調整内容

  • HS:スキルゲージ必要量が約12%減少
  • 体力倍率:0.85倍から0.80倍にダウン
  • 移動速度:約2%ダウン
  • HA:効果時間が約1秒短縮

理想どおりの調整に(だいとも)

最も注目したいのは、岡部倫太郎のHA効果時間が1秒短くなった点です。以前から僕も1秒だけHA効果時間が短くなればバランスがよくなると考えていたので、僕にとっては理想どおりの調整でした。

HSも戦略の一部に(くらみつは)

これだけ下方修正が入ってもまだ強いです。ただ、HAの効果時間が減少し移動速度が下がったことで、敵ヒーローを倒し切るのが難しくなりました。

唯一上方修正されたHSのゲージ量ですが、HSの効果自体は強く、Cポータルキーに使えば少しダウンしている間に奪うことが可能なので、今後はHSも戦略に組み込むチームがでてきそうですね。

ルルカは単体でも活躍可能

28体目のオリジナルヒーローとして登場したルルカは、マルコスと同様にリリカとのシナジー効果を持っている。

ステータスやアビリティなどの情報を一見すると、ルルカを使用する際にはリリカをチームに採用するのが必須とも思えるが、だいともとくらみつははリリカを採用しないヒーロー構成を考えているようだ。

ルルカは器用貧乏と評価(だいとも)

ルルカはステータスのバランスもよく、ガードブレイク攻撃を行えるHAが使えるという面白い性能をしていますが、大会で活躍するのは難しいと思います。

近距離攻撃も素早く繰り出せますがトップレベルの速さではないですし、移動速度もアダムと同じぐらいなので、現環境最強のアタッカーであるセイバーオルタに勝てません。加えて、ルルカは通常攻撃の1発目が遅いため、アダムのように少しずつ敵ヒーローの体力を削るのを苦手としています。まとめると、器用貧乏な性能でしょうか。

ですので、大会で使うなら、HAを活かしたヒーロー構成を考える必要がありますね。

アビリティは強力だがリリカを採用するほどではない(くらみつは)

ルルカは弱くはないんですが、強くもないですね。個人的には、大会で使用するのは難しいと考えています。

ガンナー枠にリリカを採用したくなるほどアビリティが強いわけではないですし、発動条件もかぎられています。リリカを採用しない場合だとアビリティがない状態で戦うことになるので、ルルカを大会で使うのは難しいんじゃないでしょうか。

もしルルカをチームに採用する場合は、味方ヒーローがポータルキーの制圧を行って、そこに近づく敵ヒーローにHAを当ててひるませるなどのテクニックが重要になると思います。

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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