観戦が10倍楽しくなる!モンストプロ全12チームの素顔

Mako(WPJ編集部)

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11月より開幕したモンスト「モンスト プロツアー 2019-2020」。

昨シーズンもツアーに出場した8チームに加え、今シーズンは今年新たにプロになった4チームも参戦。計12チームにより、ツアーファイナル進出をかけて熾烈な争いが繰り広げられている。

そんなモンスト プロツアーで戦うチーム、選手たちのことをもっとよく知れば、観戦をより楽めるのでは?

ということで、ツアーで解説を務め、選手たちと親交のあるeスポーツキャスター柴田将平アナ(@shibata_shohei)に全チームの紹介をしていただいた。

公式のプロツアー出場チーム紹介動画と合わせて、モンストのプロチームを知るきっかけになれば幸いだ。

vol.1

vol.2

vol.3

アラブルズ

(写真左から)

  • 虹花【ななか】
  • Ritoはん
  • KEVIN(リーダー)
  • みんと
  • ぺぺ

「ここはもう見てのとおり、にぎやかでポップな感じ」

爽やかなイメージが強いアラブルズは、新メンバーに虹花【ななか】選手を迎えた。しかし、彼はもともとほぼメンバーみたいな存在であったという。

「虹花【ななか】選手は、プロツアーの新ルールで5人制になり参加することになりました。一番年下で昨年はまだ高校生でしたが、監督的なポジションとしてチームへ貢献していました。彼の合流により団結力が高まっているんじゃないですかね」

虹花【ななか】選手は実力も確かなもの。モンストジュニアグランプリ2019、モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップにも出場し経験もある。

その経験がアラブルズの戦力となるはずだ。

AliceWithAce

(写真左から)

  • ふみすけ
  • きりぽん
  • だちゅら(リーダー)
  • かず
  • Tomoya

AliceWithAceの特徴は、とにかくリスクを背負って速い編成を組んでくること。

実はモンストグランプリ2016 チャンピオンシップに出場しており、九州予選の3位決定戦で敗北。あと一歩のところで当時のろくまる◢⁴に敗れている。

そこから時を経て、現在のメンバーとなりプロツアー参戦。

「モンストプロ界の走り屋という感じがあります。2人目の女性プロきりぽん選手もそういうところがあるんじゃないかと。実況で引き出せればいいかなと思ってます。

リスクを背負った感じのプレイングがより研ぎ澄まされていけば、一気に波に乗れるのではないでしょうか?」

今池壁ドンズα

(写真左から)

  • ありすぅ
  • pkrn
  • なんとかキララEL(リーダー)
  • そふぁ。
  • べーこん

昨年のチャンピオンにありすぅ選手が参加。

「今池壁ドンズαに足りなかったピースが揃って、今年も強さを見えてくれるかなと」

ありすぅ選手といえば、モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップにLMBulldozerの一員として出場。知名度と実力はモンスト界では知られている。

以前より今池壁ドンズαとの親しい間柄にあり、今回のプロツアーで5人制のルールが導入されたことで、満を持してプロツアー参加が決まった。

「ありすぅ選手が加わったことで、戦略の練度や幅が広がり、戦略ができ上がるまでが早くなりました」

また、リーダーのなんとかキララEL選手について、柴田アナは「とにかく言葉を持っている方」と評する。

「スポーツ選手を取材していると、このコメントそのまま使えるなという人がいるんですけど、そのタイプですね。どう答えればこの人が欲しているコメントなのかがわかっているタイプ。高校時代のイチロー選手もそうだったみたいですけど、キララさんはまさにそういう方。チームだけでなくモンスト界の重鎮のような人だと思います」

Cats

(写真左から)

  • Spring
  • ひかり
  • ♡るんるん♡(リーダー)
  • *あやたか*
  • 猫A

LMBulldozerとともにモンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ予選の激戦区である関東を勝ち上がった新星。

「リーダーの♡るんるん♡選手は、もともとジュニアグランプリの世代で出場したかったけど会場の場所などの都合で出られなかったんです。その悔しさみたいなものをグランプリにすべてぶつけてきて、決勝大会で2位まで勝ち上がっていきました」

ビッグマウス的な発言で目立つ♡るんるん♡選手だが、実は大人な対応ができる一面もあるという。

「取材したらきちんと答えようとしてくれる。何を答えればこの人は満足してくれるだろうかなというのをしっかり考えてる感じがしますね。それこそキララさんのように。僕の中ではなんとなくキララ2世という感じがします」

真面目なところは真面目に、ふざけていいところはしっかり相手を挑発するプロレス的なこともできる人柄に注目していきたい1人だ。

「何度も戦う中でメンタルの安定というのが大事になってくると思います。プロツアー第1戦で今池壁ドンズαに敗れたことによって、さらに一回り大きくなっていくか。ここからがCatsの本当の勝負なんじゃないかと思います」

ᎶᏤ

(写真左から)

  • STレイリ
  • ☆星☆
  • とし(リーダー)
  • ケイゴ
  • ハデス

ツアー首位をひた走る(第3戦終了時点)中部の強豪ᎶᏤはとし選手がリーダーに。ハデス選手、STレイリ選手という新戦力も迎え、好調を維持している。

「僕の中では、とし選手はキララ選手と並ぶモンスト界の重鎮。とし選手は親分感が強いですね。ステージ上でも焦っている姿を見せない、表情はポーカーフェイス、でもきちんと愛があって、味方はもちろん他のチームの選手のことまでいろんなことを考えてくれている大親分という感じです」

チーム紹介映像で「若いチームを潰す」と豪語している裏で、他のチームの新メンバーや新たなプロチームを迎え入れる空気感を演出するイジりで、プロコミュニティーになくてはならない存在となっている。

実力も折り紙付き。柴田アナは今池壁ドンズαとの2強時代に突入する可能性も予見する。

【華】獣神亭一門

(写真左から)

  • ふらっと
  • たっくす
  • あーぼー(リーダー)
  • けーどら
  • ウィズ。

今池壁ドンズαとともにモンスト史上初のプロチームとなった【華】獣神亭一門。リーダーのあーぼー選手は髪の毛を赤く染めて今シーズンに臨む。「髪が赤いときは強いんです」と自信をのぞかせていたという。

「今池壁ドンズαと【華】獣神亭一門は、初期からのプロとして勝たなきゃいけない使命みたいなのものを感じているのではないかと思うんです。ただ、彼らは苦しい時期が続いている」

クールなビジュアルに反して、試合で見せる表情は人間味に溢れている。

「初めて見たときバンドかな? って思うくらいのスタイリッシュさがありますよね。でも、クールに見えて、勝ったときに喜んだり泣いたりとか、人間味があります。特に、あーぼー選手の人間味はモンスト プロツアーの注目の1つ。勝ったときにどう喜ぶのか、そういう意味で応援すると面白いと思いますよ」

どんどんススムンガ

(写真左から)

  • じじのけ
  • おりがみ
  • ぴよまる(リーダー)
  • グヲタ
  • ごーず

プレイの正確性を大事にして勝ち上がってきたどんどんススムンガ。

モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップの王者であり、さらにジュニアグランプリ優勝チームのメンバーじじのけ選手を迎え入れ、今年の顔とも言えるチームだ。

しかし、ここまではなかなか結果が出せていない。

「今後、戦い方を変えるのか変えないのか。話を聞いたら、これが自分たちのやり方だからしばらくは変えません、と。そのやり方が結果に結びつくのかというところですね」

プロツアーの戦いにまだ順応できていないだけという見方もできる。グランプリとジュニアグランプリの優勝メンバーたちの本来の実力が発揮されるのはいつか、今後の盛り返しに期待がかかる。

はなっぷ

(写真左から)

  • セイララーイ
  • きよっぴー@
  • 乙くん@ルイちゃん狂(リーダー)
  • 小陸

「はなっぷは、なんといってもリーダー(乙くん@ルイちゃん狂選手)が暴走機関車。普段から荒くれ者という感じではないですけど……」

ステージ上でのコメントの1つひとつに彼の面白いさがあるという。

「一見すると斜に構えて相手を見てたりもするところも面白いですね。そういうところが好きと言ってる人もいると思います。彼も子どもではないので、マイクパフォーマンスとして見てほしいなという感じですね」

4Sleepers

(写真左から)

  • ザキ
  • ❀モモ❀
  • くま(リーダー)
  • てらきち♪
  • Sasaki

ザキ選手、Sasaki選手という新戦力を迎えた4Sleepers。

「リーダーのくま選手を中心にまとまってきたなとすごく感じます。新しく入ったザキ選手とSasaki選手は、過去にモンストグランプリにも出てる実力のある2人」

それぞれがキャラ立ちしていて、そこ伝えていきたいと柴田アナは語る。

「そんなメンバーをくま選手がまとめている。メンバーから信頼されているんだろうなと感じました。ザキ選手が初めてツアー初出場の大会で準々決勝を勝った際に、くま選手にハグしにいってたのを見て特にそう思いました」

プロツアー第3戦、決勝戦で敗北を喫した。敗因についてくま選手は「全面的に僕のミスです。」とコメント。その責任感のある言葉が信頼される所以だ。

「王子様みたいなSasaki選手もいて、画面的にも映える面白いチーム。これからの4Sleepersはとても楽しみですね」

らぶましーん

(写真左から)

  • しょーま
  • まにあ氏。
  • かか(リーダー)
  • ゆう
  • はるまき

「らぶましーんもリーダーがかか選手に変わりました。こちらは、すごく優しい包み込むタイプのリーダー」

プロツアーでは今のところ上位に食い込めない苦しい展開が続いている。

「本当に長いトンネルの最中でしんどいと思います。リーダー本人もそう感じているはず。でも、それを絶対に出さずに雰囲気を壊さない。

実は、昨年の終盤は雰囲気が良くなかったんですけど、かかさんがリーダーになって今は良い雰囲気で試合に出ていますね」

チームのリーダーには、自然と責任やプレッシャーが集まる。それでも「だからこそ、それを自分で背負い込んで、周りには楽しんでプレイしてもらいたいと思ってるのがかか選手だと思います」と柴田アナはかか選手流のリーダーシップを見出している。

徐々にその芽が出始めているらぶましーん。上昇気流に乗れるか、期待がかかる。

練習不足。

(写真左から)

  • ぱん
  • T2
  • <cyu_yan>(リーダー)
  • みき
  • お手

昨年では唯一の女性プレイヤーであるみき選手がいることでも注目を集めた練習不足。も、リーダーが新しく<cyu_yan>選手に。<cyu_yan>選手といえば、昨年、試合でミスをして坊主にしてきたことで話題を集めた。

「大きなミスをしたらまた坊主に戻すらしいんです(笑)。<cyu_yan>選手がチームをまとめるようになって一気に明るくなった感じがしますね。関西的なノリで明るい感じで声をかけているのが印象的です」

柴田アナの視点では、T2選手も副リーダー的ポジションで、<cyu_yan>選手と2人で中心となって盛り上げている様子だという。

とにもかくにも、坊主回避なるかに注目したい。

ろくまる◢⁴

(写真左から)

  • kAwAüSo
  • みにみに。
  • 対戦しましょう(リーダー)
  • そーせーじ
  • エルニ―TOSSY

今年(2019年)にプロになったろくまる◢⁴。

2018年のモンストグランプリで九州予選を勝ち抜けなかったが故に、昨年のプロツアーを悔しい思いで見ているチームだ。しかも敗れた相手は、はなっぷ。プロツアーで戦う彼らどんな思いで見ていたのか。

2018年のモンストグランプリは、プロの資格が与えられるというそれ以前とは大会の重みがまったく異なるものだった。

「去年の8チームに漏れてしまったチームというのは、今年のモンストグランプリは並々ならぬ思いで出てきてると思う。そこを勝ち上がってきた彼らですから、どんな戦いをするのかかなり楽しみですよね」

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記者プロフィール
Mako(WPJ編集部)
スマホゲームの攻略サイト、情報メディアを渡り歩いてウェルプレイドジャーナルに流れ着いた超絶新進気鋭の若手編集者。イベント取材では物販やコスプレイヤーに釘付けになりがち。

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