eスポーツの3つの課題をαD超無課金が新法人Next the Nextで解決!

キズグチアロエ

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スマホバトルロイヤルゲームの「荒野行動-『KNIVES OUT』」(以下、荒野行動)は、公式大会以外にも、個人主催の大会が日夜開催されているほど競技シーンが盛り上がっている。

その中でも、公式大会などで何度も上位にランクインしている「Pro e-Sports team【αD】」(以下、αD)の名は、荒野行動プレイヤーならば一度は聞いたことがあるだろう。

本稿では、αD創立者の「超無課金」が考えるeスポーツ業界に存在する課題と解決法に加えて、超無課金が新たに設立した法人Next the Nextを紹介する。

セカンドライフ・賞金・大会に関する課題の解決を狙う

超無課金は、eスポーツにある3つの課題解決に向けて動いている。具体的には、以下の3つだ。

  1. 選手活動終了後のセカンドライフを確立させる
  2. 個人主催大会の賞金でも選手が生計を立てられるようにする
  3. より選手ファーストな大会・イベントを作る

ここからは、実際にイベントなどにも出演する超無課金ならではの視点も交えて考案した、課題の解決策をひもといていく。

チーム運営を通してセカンドライフを確立

超無課金がセカンドライフに注目する理由は、実際にチームが解散したことで路頭に迷っている選手がいるという実態を目の当たりにしていることにある。プロ認定制度を設けているタイトルも存在するものの、プロリーグのような定期的に出場が可能で、安定した額の賞金を稼げる選手は大多数とは言えない。

この状況のままだとeスポーツ選手を目指す人も減ってしまい、業界が衰退してしまうのではないかという考えに。

そこで超無課金は、αDに所属する選手に対して、普段の選手としての活動に加えてビジネス面の育成も行うことで、選手が引退した後はそのままチームの運営に加わることを可能とし、選手のセカンドライフを確立させようとしている。

αDでは一部選手の育成を開始

現在αDでは、希望した選手にはチームのリーダーなどの役割を任せており、リーダーとして組織を引っ張る力を鍛えるだけでなく、責任感を持たせ、人の上に立つ感覚を知ってもらうという狙いの元、人材育成を行っている。

そして、選手としての活動を終えた後はチームに在籍してもらい、αDの経営側にまわってもらうことも可能としている。

このように、1人の選手として活動するだけでなく、1つの組織のリーダーとして活動できる環境や、選手活動を終えたセカンドライフが確立しているという安心感を選手に与え、心身ともに充実した選手活動の環境を提供する。在籍選手がeスポーツ選手として活動する上での不安を軽減するために、超無課金が最大限のバックアップをしていく予定だ。

大会運営アプリの提供で換金を可能に

個人主催の大会では、優勝賞品として何らかのギフトコードが提供されていることが多い。ギフトコードの種類によっては食品などを購入することは可能だが、それだけでは生計を立てるのは難しい現実もある。

いくら強い選手であっても生活ができないのであれば、選手を引退せざるを得なくなる。この現状を、アプリ内で賞金が換金されるシステムを作ることで打破できないかと考えた。

さらに、何らかのトラブルによって賞金が未払いのまま大会を終えてしまうというケースも、新たに開発を進めているアプリを通して大会を開催することで防ぐことができると見込む。

主催者は賞金受け渡しをアプリに一任することが可能

賞金の未払いは、大会の主催から運営、賞金などの受け渡しまでを大会運営アプリで完結することで防止が可能。そしてこのアプリ内に、ギフトコード類を換金できる仕組みを導入する。この2つは、選手にとって歓迎できるシステムだろう。

一方、大会主催者側にもメリットを用意している。これまではSNSのダイレクトメッセージなどで行っていた賞金の受け渡しをアプリに任せられるため、選手からの信頼を得やすくなり、参加チームが増えることで大会規模の拡大も狙える。

さらに、主催大会をアプリから生配信できるシステムを利用することで、配信のハードルを下げる狙いも。このように、選手と大会主催者の両方が安心でき、より大会を開催しやすい環境を生み出す予定だ。

プレイ環境は選手ファースト

αD代表として、選手とともに数多くの大会やイベントに足を運んできた超無課金。この現場での経験を元に、Next the Nextが運営を担当する大会やイベントでは、選手にとって最適なプレイ環境を提供する予定だ。

大会主催とチーム運営の経験がダイレクトに活きる

超無課金はチームを運営しているだけではなく、「Knives Out Wednesday e-sports team League Match」というオンライン大会も開催している。このオンライン大会では自身も演者として活動しているため、配信トラブル時の対応力や、その間の場をつなぐトークスキルなどのノウハウを持っており、演者に的確なアドバイスが可能。

演者への配慮が行き渡ることで大会やイベントの進行の滞りを軽減し、結果として選手へのストレスなども軽減できる見込みだ。このように、選手を見守る運営、大会主催者、そして演者の3つの視点によって選手ファーストな大会やイベントを作り上げる。

目指すのは「なりたい職業1位:eスポーツ選手」の世界

超無課金は、新たに設立したNext the Nextで「セカンドライフ・賞金・プレイ環境」の課題を解決し、誰もがeスポーツ選手を目指すことができる環境を作り出すことを目標にしている。また、パートナー企業の募集も予定しており、今後Next the Nextはeスポーツチームに企業案件の斡旋も行う予定だ。

ゆくゆくはゲームに対する偏見を完全になくし、学生がなりたい職業のトップにeスポーツ選手がランクインするような世界を作るのが超無課金の、Next the Nextの将来像である。

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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