1st GATE王者は食パントースター!決勝ベストバトルを徹底解説
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「プチ炎上 #コンパス × WELLPLAYED LEAGUE」(以下、WPL)は、2019年末に開催が予定されている「大炎上グランドスラム」の出場権をかけたオンライン大会。
1st~4thまでの計4回実施される予選大会(名称:GATE)の1st GATEでは、Day2の全バトルを5-0で勝利するという快挙を「食パントースター」が成し遂げ優勝した。
この記事では、1st GATE決勝リーグにおいて注目すべき2つのバトルの試合運びと考察を徹底的に解説していく。
3連続で5-0勝利!優勝を決めた食パンスペシャルとは?
Day1で勝利を積み上げた朔羅が1位で始まったDay2。
2位には食パントースター、3位には四皇がランクインし、ポータルキー獲得数の差はそれぞれ2本と、優勝はまだまだわからない展開だ。
Day1のチェックインに間に合わず、出場できなかったPockyの実力は未知数ということもあり、他チームも警戒していたことだろう。
Day2対戦カード
Day2において、食パントースターはすべてのバトルで5-0の完勝を決めた。これだけでも偉業ともいえる結果だが、ここでは特に戦術のすごさが光る4バトル目に注目して詳細の解説をしていく。
事前に公開される対戦ステージと使用ヒーローを確認すると、食パントースターはヒーロースキル(以下、HS)が強力なディズィーとポロロッチョを使用していたので、HSを使って逆転する戦い方が予想できた。というよりも、そう考えるのが普通といえるだろう。だが、この予想は裏切られる。
なぜなら、特定のステージ+ヒーロー+カードでないと実行できない完璧ともいえる作戦が遂行されたからだ。
配信中にも解説があったが、そこでは語られなかった作戦の細かい部分や、食パンスペシャルに発生したと思われるイレギュラーを説明したい。
Day2 朔羅 vs 食パントースター
このバトルで勝利すれば、ポータルキー獲得数を2本以上の差をつけられるため、両チームはもちろん、他のチームも視聴者も緊張していたはずだ。対戦ステージと各チームのヒーロー構成は以下のとおり。
解説を始める前に伝えておきたいのが、このバトルはわずか16秒で決着がつくということ。以下で解説することが、16秒間に起こったということを念頭に置いて読み進めてほしい。
開始1秒:レペゼンしのみやが食パンスペシャルの火ぶたを切る!
ディズィーにドアを入れること自体が珍しいが、使用タイミングとしてはポータルキーを守るときや、裏どりをするときに使うのがセオリーだ。
しかし、ディズィーはバトル開始と同時に敵陣であるBポータルにワープしている。敵からの攻撃に耐えるのが難しいディズィーにとって、この動きは異例中の異例。
さらに驚くことに、深川まといのシーズン報酬カードである「【見習い花火職人】深川まとい」をデッキに採用している。
開始2秒:だいともが味方を強化し、敵を弱体化!
序盤から動きがあったのはディズィーだけではない。
だいともの操るVoidollが、バトル開始直後にチーム全員の移動速度がアップする空駆ける歌姫を使用していた。
さらに、敵チーム全員の移動速度をダウンさせる「反政府勢力クラッキング Case- 171」(以下、クラッキング)を使って朔羅の機動力を封じようと試みる。
クラッキングは#コンパスに登場しているカードの中で、唯一敵ヒーロー全員の移動速度をダウンさせる効果を持つ。
それとほぼ同時に、まといシーズンカードが発動!
開始2秒:とろさーもんの奇襲!
とろさーもんが操るポロロッチョが、イデアを使って朔羅のあるるちゃんのVoidollをターゲットし、ヒーローアクション(以下、HA)で奇襲をかけた。
この動きはポロロッチョの得意芸だが、食パンスペシャルを成功させるためにポロロッチョのデッキはやや特殊な構成となっている。
朔羅はポロロッチョが後ろにいることに気づいていても、視界が奪われているためポロロッチョの状態がわからず、攻撃カードで対処することができない上に、何をしてくるのか検討がつかない状態だ。
そしてこのまま、ポロロッチョはポータルキーを取る直前に防御力アップカードを使用し、Aポータルキーを獲得。
めろですのソーンも防御力アップカードを使って保身する。
しかし、先に制圧されることは想定外だったのか、耐久に寄せたデッキのポロロッチョを簡単には倒すことができず、すぐにポータルキーを取り返せない状況となった。
開始10秒:だいともが敵のVoidollを徹底妨害!
ポロロッチョのデッキに採用している、イデアと同じ効果を持つ別名カードをだいともが発動し、ディズィーを狙っているVoidollを妨害した。
さらに、ここでグスタフ ハイドリヒのシーズンカードである「【絶望の指揮官】グスタフハイドリヒ」を使用し、ノックバック効果でVoidollを徹底的に足止め!
このカードは敵チームを毒状態にして、敵チームの能力を一時的にアップさせる効果を持つが、おそらく妨害が可能なノックバックの効果だけで採用したと予想される。
ここまで多くのことを解説してきたが、この状況になるまでバトル開始からわずか11秒しか経っていない。怒涛の展開についていけなかった人は多いのではないだろうか?ちなみに、筆者もその1人だ。
開始12秒:食パンスペシャルを決行!
しかし、ここでレペゼンしのみやは、Cポータルキーの元へ向かうのを一瞬迷ったようだ。
本当の理由はレペゼンしのみやにしかわからないが、食パンスペシャルにとってイレギュラーな事態が発生したからだと筆者は考えている。
一瞬迷うも、レペゼンしのみやは食パンスペシャルを決行!
食パンスペシャルはWPLだからこそ実現したと作戦だといえる。
失敗すれば負けが濃厚のこの作戦を緊張感の高まる場面で実行した食パントースターの勇気と、念入りに練られた食パンスペシャルには脱帽だ。
Day2 朔羅 vs 食パントースターのバトルを動画で確認!
Day2 Pocky vs 朔羅
食パンスペシャルのインパクトの強さに隠れてしまっているかもしれないが、朔羅が食パントースターに0-5で負けた次の5バトル目から、朔羅の並々ならぬ勝利への思いが伝わってきた。
なぜなら、朔羅がPockyに4-1、もしくは5-0で勝利すれば優勝の可能性があったのだ。
6バトル目で食パントースターが大差をつけられて敗北することが条件とはいえ、これまで順調に勝ってきた朔羅を応援する声も多く見られた。対戦ステージと各チームのヒーロー構成は、以下のとおり。
Pockyには耐久力のあるレンと、前線への復帰が早いポロロッチョがいる上に、HSを用いての逆転力もあるヒーロー構成のため朔羅にとって一筋縄ではいかないバトルが予想された。
開始~1分:Pockyは守り、朔羅は攻める展開へ
自陣から近いポータルキーは基本的にガンナーが獲得するが、リンとレンは近くにいるとHSゲージが自動でたまることに加え、レンがドアをデッキに採用していないことから、リンとレンは一緒に行動したようだ。
ドアがないことを確認すると、あるるちゃんの操るVoidollがでらクラに用意されている近道を使いPockyの陣地まで攻めている。
なぎさの操るレムと、めろですが操るルチアーノが周囲攻撃・遠距離スタン攻撃を駆使してリンをキル!
レンも倒すことに成功するが、駆け付けたポロロッチョの攻撃によってレムが倒されてしまい、Bポータルキーでルチアーノとポロロッチョの一騎打ちに。
ポロロッチョの通常攻撃を防ぎ、ルチアーノのカウンター攻撃が見事にヒット。ポロロッチョのライフはわずかになり、Bポータルキーを獲得するチャンスを生み出した。
中盤1分~2分:Bポータルキーでの攻撃の応酬を制したのはPocky
ここで朔羅にとって痛いミスが発生! リンのカバーによって、あと少しで倒せるポロロッチョを逃してしまった。
ポータルがあまり広がってない中、リンは焦らず冷静に周囲スタン攻撃を防いだ。このタイミングで、ポロロッチョは帰還カードを使いライフを全回復している。
リンがHSを発動し、朔羅は絶体絶命のピンチ!しかし、レムとルチアーノの連携によってリンを倒すことに成功した。
朔羅は3-2の状態を維持したまま残り1分を迎えた。
終盤2分~3分:朔羅が勝利するもあと一歩及ばず
まだ広がり切っていないポータルキーを狙い続け、ルチアーノがBポータルキーの獲得に成功するも、ルチアーノとレムが立て続けに倒されてしまいCポータルキーを奪われた。
レンのHSを防ぎ、Cポータルキーを守っていたポロロッチョを倒すことにも成功するが、Cポータルキーを獲得するには時間が足らず、3-2で朔羅の勝利で終了した。
普通の大会であれば勝利することが重要だが、WPLにとって重要なのはポータルキー獲得数。
4-1以上で勝利するのが優勝の可能性が残る条件だったため、朔羅はあと一歩及ばずという結果になった。
Day2 Pocky vs 朔羅のバトルを動画で確認!
1st GATEでは紹介した以外にも多数の熱いバトルが繰り広げられたので、アーカイブを見て大会の面白さを味わってほしい。1st GATEに出場したチームはもちろん、まだ見ぬチームの2nd GATEへの参戦を心待ちにしている。
1st GATE Day1 アーカイブ
1st GATE Day2 アーカイブ
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(C)DWANGO Co., Ltd.
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