2020年最注目の1作グラブルVSは格ゲー初心者でも上達の仕方がわかりやすい!

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2020年2月6日に発売されたばかりの新作格闘ゲーム「グランブルーファンタジー ヴァーサス」。
スマホゲームとして人気を博す「グランブルーファンタジー」(以下、グラブル)の登場キャラクターを動かせるということで、格ゲー初心者からも注目を集める1作だ。
EVO 2020のメイン種目にも採用され、プロゲーマーも続々とプレイし始めている本作を格ゲーファンはどう見るのか。発売日以降本作を遊び倒しているプレイヤーに聞いたゲーム性や今後の展望をまとめていく。
複雑なコマンド入力はいらない!けどできたほうが有利
初心者から見た格ゲーといえば、敷居が高く手を出しにくいイメージを持たれがち。しかし本作は、既存のグラブルファンを中心に、格ゲー初心者でも始めやすく作られている。
簡単に言うと、コンボやアビリティ(いわゆる必殺技)が出しやすいということに尽きる。
基本的なコンボは弱、中、強攻撃ボタンの連打+アビリティボタンで構成できるので、まずはこれを使っていれば楽しんでいけるし、アビリティボタン(デフォルトではR1)を押すだけで技が出せるのはかなりとっつきやすい。
ただし、アビリティはテクニカル入力(コマンド入力)でも発動できるのだが、テクニカル入力では技の性能や再使用可能までの時間が短くなるなどのメリットがある。基本的にはテクニカル入力の方が優れているので、アビリティボタン入力で操作に慣れたら、テクニカル入力の練習をすることをおすすめしたい。
他にもガードボタンが用意されているなど、初心者向けの要素が豊富に用意されているので、背伸びせずに活用していくとひとまずは楽しめるはずだ。
※このような初心者救済機能を使えば上級者とも渡り合えるというわけではないことは覚えておこう。上級者はコマンド入力を使いこなすため基本的に有利に立てる場面が多い上に、初心者向け要素まで活用して勝ちにくる。
奥義ゲージを消費して使用できる奥義、開放奥義(超必殺技のようなもの)も、最初のうちはアビリティボタンを使えば簡単に出すことができる。
対戦の中盤になると奥義の応酬になるので、ヒット確認や相手の挙動を見て奥義を打つといった技術を身につけると有利に戦うことが出来る。まずは、「ガードされたら奥義までコンボを繋げない」ということを意識して、大きな隙を与えないようにするといいだろう。
このようなゲームフィジカルは、本作ひいては格ゲーで強くなるには欠かせない要素となってくる。テクニカル入力による操作に慣れてきたらでいいので意識してプレイしよう。
以上をまとめると
- まずは簡単に出せる技を使って動かすことに慣れる
- よく使う技のコマンド入力を覚える
- ヒット確認など実践的なスキルを意識してプレイする
という風に、プレイの仕方をステップアップさせていける仕組みになっている。それぞれに段階で楽しみながらやっていこう。
特徴がはっきりとした11人の初期キャラクター
システム的な部分は上記で触れたところが主な注目点だが、本作の売りといえばグラブルのキャラクター、世界観で描かれる格ゲーであること。もちろん、使用できるキャラクターはグラブルでおなじみの面々だ。
発売時点でのキャラ数は11キャラと現代の格ゲーとしては少ない部類。各キャラの特徴がはっきりしているため、相性も明確な部分が多い。現状ではすべてのキャラクターに対して有利な最強キャラはいない印象なので、気に入ったキャラを使って上達を目指していける環境と言えるだろう。
以下に各キャラクターの簡単な特徴をまとめるので、キャラ選びの参考になれば幸いだ。
グラン
- スタンダードキャラクター
- 使いやすい飛び道具を持っている
- グラブルVSの基礎を覚えるならこのキャラ
カタリナ
- グラン同様スタンダードキャラクター
- 差し返し能力が高い
- 攻めのグラン、守りのカタリナ
シャルロッテ
- 高機動高火力キャラクター
- リーチが短いがそれを補う突進が優秀
- 崩しが豊富
ランスロット
- 素早い動きで相手を翻弄するキャラクター
- 幻惑系の崩し(表裏択)を持っている
パーシヴァル
- リーチが長いキャラクター
- イクスゼーレという強力な投げ技を所持
- 画面端の攻め継続が魅力
フェリ
- 中〜遠距離の長いリーチで戦うキャラクター
- 切り返し(無敵)技を所持
- 設置技を利用したセットプレイが優秀
ローアイン
- 仲間を呼んで複数人で戦うトリッキーなキャラクター
- 開放奥義を使うと星晶獣のユグドラシルを呼び出し、代わりに戦う
- 先日Red Bull Gaming Sphere Tokyoで行われた大会はベスト4の内3人がこのキャラを使用
ファスティバ
- プロレス技を駆使して戦うキャラクター
- 殴り合いを得意としたインファイターで火力が非常に高い
- コマンド投げを使いたい人におすすめ
メーテラ
- 弓矢を使う遠距離キャラクター
- 初期キャラで唯一、空中で2段ジャンプが使える
- 相手に触らせない戦い方が得意
ゼタ
- 槍を使う中距離キャラクター
- 突進技で相手を翻弄
バザラガ
- 鎌を使う重量級キャラクター
- 自身にアーマーを付与して厳しい展開をこじ開けるパワフルな性能
- 技の単発ダメージが高い
上記に加えて、追加キャラクターの登場も3月から予定されており、3月には「黒衣の男」と「ナルメア」、4月には「ソリッズ」と「ジータ(女主人公)」が実装予定。
シーズン1追加キャラクターはさらにもう1キャラあり、3月の周年生放送で発表されるとのこと。また、キャラクターパス シーズン2の制作も決定しており、今後も長くプレイできるタイトルとなりそうだ。
【グラブル生放送速報】キャラクターパス1、5人目の参戦キャラは来年3月の周年生放送で公開予定!#グラブル #ぐらちゃん生放送 #GBVS #グラブルVS pic.twitter.com/uG32wByti3
— グランブルーファンタジー ヴァーサス (@gbvs_official) December 14, 2019
プロゲーマーも続々参入!ARC WORLD TOUR 2020は賞金総額100,000ドルで開催
ここまで格ゲー未経験者または初心者のグラブルプレイヤー向けにシステムやキャラクターを紹介してきたが、他タイトルで活躍するプロゲーマーの多くも本作をプレイしている。
グラブルVS、マジで全ての格ゲー勢いるんじゃねーのかと感じる。
ランクマであ、◯◯くんや!とか◯◯さんや!ってなるのすげー楽しい。そしてどんな相手でも負けたら「◯す!!!」って感情に支配されるのも最高。やっぱ格ゲーはこれやで。
— CAG / Dogura(どぐら) (@maneater_dgr) February 11, 2020
EVO 2020のメイン種目にも選ばれたことは既報のとおり。ツアー形式の世界大会「ARC WORLD TOUR 2020」の1大会として開催され、このツアーに参加するプレイヤーも多いことだろう。
ARC WORLD TOUR 2020では、2020年3月~2020年10月に開催されるメジャートーナメントとユーザー主催のDAREDEVILトーナメントにより獲得ポイントを競い、上位15名が2020年冬にロサンゼルスで開催予定の決勝大会へ進出。現地最終予選優勝者を加えた16名で世界チャンピオンを決める戦いが行われる。賞金総額100,000ドル(内訳は未発表)。
海外での普及次第ではあるが、EVO 2020にはかなり多くのプレイヤーがエントリーする可能性は大いにあり。ちなみに、「ドラゴンボールファイターズ」が初採用となったEVO 2018では約2,500人がエントリーしたが、同じレベルの規模になることはじゅうぶん予想される。
観戦勢としても抑えておきたいタイトルではないだろうか。筆者が注目しているプレイヤーは、まちゃぼー選手。2019年2月に掲載したインタビューにて、もともとグラブルが好きで本作の発売を楽しみにしていることを語ってくれた。現在は「ストリートファイターV」の大会をメインに出場しているが、これからグラブルVSの大会が数多く開催されていく中で参戦してくれることに期待したい。
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