父ノ背中×60FPS杯 road to ニコニコ超会議2019に突撃!:お絵描きゲーマーゆうまのeスポーツれぽ!【第2回】

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2度目まして! 言わずと知れた(ハズ)「お絵描きゲーマー」こと、ゆうまです。
ときは2019年4月28日(日)、幕張メッセ。ニコニコ超会議2019の超ゲームエリアで行われる「父ノ背中×60FPS杯 road to ニコニコ超会議2019」を観戦しに行ってきました!
前回ともぞうさんのお話を聞いて、すっかり「レインボーシックス シージ」(以下、R6S)に魅せられてしまった僕。R6Sイベントを生で見るのは初めてだっなんですけど、楽しめたんでしょうか? ご覧ください!
いざ会場へ潜入!

迷彩服を着て、気分もシージに染まる僕
ニコニコ超会議2019(以下、超会議2019)は一般参加者用の入口と、メディアや関係者の方が使う入口と2つに分かれており、取材で来た僕は関係者口から入場。悪いことをしているわけじゃないのに、何か変な緊張が……。
今回取材するイベント「父ノ背中×60FPS杯 road to ニコニコ超会議2019」の開幕は11:30。僕は11:00頃に到着したのですが、イベント会場の超ゲームエリアにはすでに人だかりが!
女性の方もいらっしゃいましたが、開始前に集まる観客はプレイヤーと思われる熱量の高い男性客が多い印象でした。
早く来たつもりが結構後ろの方になってしまい、ほぼ高身長で構成された前列に、ステージが見にくいとふてくされながらイベント開始を待ちます。
ブースの近くでは「#コンパスステージ」がめちゃめちゃ盛り上がっていたり、遠くからはボーカロイド楽曲や東方楽曲が聞こえてきたりしていました。
開幕直前になると、スクリーンに「待機中」「現地からコメントしてます」「ダステルさんと結婚したい」などのコメントが流れていました。そんなニコニコ超会議特有の雰囲気を楽しんでいると、スクリーンにCMが流れ始め、会場もコメントも「おっ、いよいよ来たな!」という雰囲気に。
そしてMC、ふり~ださんの声が響き渡ります。
「レインボーシックス シージ父ノ背中×60FPS杯 road to ニコニコ超会議2019開幕!!」

かっこいい音楽と共に入場した実況解説陣の3人(左からMC・実況:ふり~ださん、解説:BEESUNさん、OdeNMisoさん)
そもそもどういう企画なの?
「父ノ背中×60FPS杯 road to ニコニコ超会議2019」は、けんきさんが作った参加者16,000人超のディスコードサーバー、国内最大のゲームコミュニティーである「60FPS」と、プロゲーミングチーム「父ノ背中」、そしてファミ通でおなじみの「Gzブレイン」によるスペシャルコラボレーションイベント。
60FPSはその規模を活かして参加者を集めたり、運営にはGzブレインが開発した新しい大会プラットフォームアプリ「ESPERNETWORK」が使用されたりと、コミュニティーと企業が協力して実現した大会だそうです。
明日はいよいよ超会議当日
eSPORTS発展の為に計画した一つである
大会運営機能を持つコミュニティ育成が遂に目標到達しました。
2年前に構想したこの計画は当時の生放送で夢物語レベルの話でしたが
スタッフ、利用者、協力を頂いたGzブレイン様のお陰でここまできました。
本当にありがとうございます— けんき (@T_kenki) 2019年4月27日
けんきさんには、ずっと前から構想があったそうです。
4月13、14日の2日間のオンライン予選大会があり、4月28日には予選大会を見事優勝したチーム「LBX」とプロチーム父ノ背中のエキシビションマッチが開催されました。
父ノ背中とLBX
父ノ背中とLBXは、同じ「HOME」というクランで活動していた同郷対決。
解説のBEESUNさん(同じくHOME出身で父ノ背中所属)は、「当初の予定では(父ノ背中とエキシビションマッチをするのは)別のチームが良いのかなと思っていたのですが、抽選になるくらい参加者が多い中でLBXが勝ち上がってきたのは、みんな感慨深いものがあるんじゃないかな」と語っていました。
企画の説明があった後、ふり〜ださんの音頭で一度拍手の練習をして、いよいよ選手が登場! 1人ずつあいさつと自己紹介がありました。

拍手とともに登場する父ノ背中のみなさん…あれ?1人ユニフォームが……(左からけんきさん、DustelBoxさん、Kakkiさん、KINCHIさん、Appleさん)

自己紹介にインパクトのあったリーダー、Rosaliyboyaさん率いるLBXのみなさん(左からRosaliyboyaさん、Coffinさん、No2.さん、M4shさん、kozakuraさん)
ふり~だ:
このイベント、けんきさん発案というこのイベントですが、最終日の開催に当たって想いをお聞かせください。
けんき:
R6Sって、プロリーグに参加している選手やチームばっかりフィーチャーされて、こういう場面でゲームする機会ってあんまりないと思うんです。けど、これってすごく感動できるような素晴らしい体験なんですよね。
いつも見てくれてる方とか、プロゲーマーではない方も体験できる機会があれば良いなと思って、今回イベントをさせていただきました。
ふり~だ:
そしてみなさん気になっていると思うのですが、先ほどからコメントでも「1人だけユニフォームが違うぞ」という指摘がされています(笑)。今回急きょ、父ノ背中の一員として参加していただくことになったDustelBoxさん、どのようなお気持ちでしょうか?
DustelBox:
私自身、R6S初心者なんですけど、この日のために毎日、父ノ背中のみなさんとめちゃめちゃ練習してきたので今日は勝ちに行きたいと思います!
ふり~だ:
期待しています、ありがとうございます!
選手の入場とあいさつが終わって、気になっていたDustelBoxさんのお話があって、いよいよ試合開始かと思いきや……。
合計5問、1人1問ずつ回答して、チームのランクを格付けする某番組風のクイズが始まりました(笑)。対人プレイをしているだけではわからない難問に、選手は不正解を重ねてしまいますが、最終問題だった「銃声を聴いて種類を当てる問題」は両チーム正解(ヴァルキリー【MPX(サブマシンガン)】)。流石です!
クイズコーナーが終わって、いよいよ試合! というタイミングで、僕の携帯が鳴りました。今回同行いただいた担当編集の但木さんから、「関係者用の場所から近くで見れそうなので、ちょっと後ろ来てもらっていいですか?」との連絡が。
大急ぎで、列を抜けようと振り向くと、後ろの方だと思ってた僕は結構前の方にいて、来たときの2倍以上観客がいたことにこのとき気付きました。
但木さんとGzブレインの運営の久武さんについていき、特等席で観戦させていただくことに。いよいよ大本命、エキシビションマッチの開幕です!

※写真は但木さんのツイッターから引用
いよいよ試合開始!さあ観戦だ!!
ついに試合開始! 選手たちの表情はさっきまでと違い真剣なものに変わりました。
文字どおり、選手の表情のわかる位置での観戦。なんという贅沢……!
前回、R6S公式実況キャスターのともぞうさんに教えていただいたことをふまえて、印象に残ったポイントをピックアップしてみました!
ラウンド1
ピリっとした空気に、僕も少し緊張しながらスクリーンに集中します。
最初のキル(ファーストブラッド)まですごく長かったように感じたのですが、そこからはあっという間でした。最初にキルをとったLBXが次もキルを重ね、人数有利で押せ押せムードかと思いきや、まくられてしまいます。
ともぞうさんが、1人で死ぬのではなく、その後狙ってきた相手を別の味方が倒してくれるという流れ(いわゆるカバーと呼ばれる動き)がないとダメだとおっしゃっていたのですが、プレイを見返すと父ノ背中がしっかりとカバーしてキルを取り返していました。
ラウンド2
両チーム1人ずつダウンしていき、キルした時に表示される数字が交互に減っていたのが印象に残っています。実況解説を聞く限りLBXが優勢だったように思うのですが、それでも父ノ背中が丁寧なプレイで対応し、最後は2対1にもっていき、挟み撃つ形で勝利しました。
ラウンド7
2階の床から1階にいる敵を狙うシーンがありました。今まで僕がプレイしたシューティング系のゲームで、「真下を狙う」ところは見たことがなかったんです。R6Sプレイヤーにとっては当たり前の光景かもしれませんが、新鮮で面白かったです。
そして、スクリーンに集中して聞き流してしまいがちなのですが、実況解説陣がすごい。
ともぞうさんがおっしゃっていたように、スクリーンには1人分の映像しか流れていないのに、他9人の動きを予測して瞬時に解説されていました。画面外の出来事の情報を耳で聞いて納得できるんです。本当にすごいスキルで、誰にでもできることではないな……と思いました。
ラウンド8
今まで僕がFPSをあまりプレイしていなかった理由に、3Dに弱いということがあります。立体把握能力があまりなくて、しかも方向音痴なので、実際にR6Sのステージに立ってみてもきっと迷ってしまうと思います。
そう思うんですけど、スクリーンの映像は1階を2階を、ときには間の壁を縦横無尽に駆け巡って狂いのないエイムで敵を狙っていくんですよ……。現代の忍者ですね…。
父ノ背中が勝利!初めての観戦を終えて
結果は、7対4で父ノ背中の勝利。僕の目だと両チーム優劣つけられないようなレベルの高い試合で、気付いたらあっという間に試合が終わっていました。
試合後にともぞうさんにお話をうかがったところ、今回の勝負は、
- 事前にケースを想定して対応をイメージする「経験に裏打ちされた対応力」
- 人数不利になってもあわてない「カバー選択の正確さ」
- 撃ち合いはそれほど差はなく、立ち回り面での「圧倒的な個人の強さ」
この3点がポイントだったとおっしゃっていました。
僕はゲーム画面を見るのに必死でしたが、ふと目線を下げると、真剣にモニターを見つめる選手たちの姿がありました。LBXは初のオフライン戦だったそうで、想像してもしきれない緊張があったと思います。
プロの力を見せつけた父ノ背中と、「オフライン舐めてました、良い経験になりました」と語るLBXの選手たちにめいっぱいの拍手を送りました。GG!

父ノ背中からLBXに、けんきさんが監修したneutoronicaコラボパーカーをプレゼント
どでかいスピーカーから流れる銃声の臨場感。会場の熱気、ピリッとした空気。他では味わえない感覚でした。配信で見るのも良いけど、生で観戦できるのってすごく良い!!
初心者の僕でもこんなに楽しむことができたので、R6Sプレイヤーの方もそうでない方も、次にこういった機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。いや、プレイヤーなら出場を目指したほうがいいのかもしれないですね。
ということで、僕はR6S購入しました。待ってろよ父ノ背中~~~!!