マルチゲーマーどぐらの魅力は卑屈でやらかす人間味(後編):倉持由香のゲーマー交遊録【第7回】

倉持由香

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■前編記事

倉持由香のゲーマー交遊録【第7回】:マルチゲーマーCAGどぐらの魅力は卑屈でやらかす人間味(前編)

HailMary活動休止直後にえいたとCAGが対戦

倉持:プロになるまでの道のりは?

どぐら:
ラーメン屋を辞めて、ゲーセン店員になった話は前編で話ましたけど、とりあえず大会には出てたんですが、プロになるために何をしたらいいかをわかってませんでした。

その頃、ウメハラさん、マゴさん、ときどさんがプロになって、そのあとふ~どさんがEVOで優勝してプロになったと思うんです。EVOで優勝したからプロになれたっていうのがあると思ってて、海外大会で結果を残さないとだめだってなって、国内の大会には出つつ、EVOにも出るという生活をゲーセン店員をしながら続けてました。

その後、2013年に大阪に出てきて、しばらくはスロットで生活費を稼いでました。

倉持:スロッターだったんですね。

どぐら:
これもゲーマーあるあるなんですけど、普通の仕事してると時間の制約が生まれるから、パチンコやスロットで日銭を稼ぐっていうのは、古来からの伝統でした(笑)。

で、スロットをやりながら大会出るという生活で、29歳まで来ました。その時点で、ハイタニさん、sakoさん、板橋ザンギエフさんなど、周りの人はプロになってました。そうなってくると、オレなんかはもうええってなってました。

倉持:ここで卑屈な根っこの部分が(笑)。

どぐら:
やっぱ、東京へ行かないあかんのちゃうかってなって。(その時点で)来年で30歳だし、その前にプロになれなかったら考え直したほうがいいだろうと思っているところに、CAGができたんですよ。

倉持:すごいタイミングですね!

どぐら:
あるとき、JeSPA(日本eスポーツ協会)にいる知り合いから電話がかかってきて、「大阪でプロゲーミングチーム作りたいっていう人がいて、どぐらをぜひとも抜擢したい」と言われまして。そのときはうれしかったですね、遂にこのときが来たと。

それでGO1を誘って、CAG所属を決めました。大阪でできるのかとか、CAGってチーム自体が新しかったから大丈夫なのかなどの心配はあったんですけど、今こうしてやっていけてるのを見ると、よかったなって思いましたね。

倉持:その電話がかかってくる前に、HailMaryがあったんですよね?
※HailMary(ヘイルメリー)は、どぐら、GO1、えいたの3人のゲーミングチームで、現在は無期限の活動休止中。

 

どぐら:
詳しいね。アマチュアのゲーミングチームのほうがスポンサーが付くんじゃないかと思って、3人で結成したんですよ。GO1とえいたはスト5メインですごい勝ってたんだけど、オレはスト5以外のタイトルも結構やってたこともあって、シーズン1では全然勝てなかったのよ。チーム監督枠ですとかいいながら、やってたぐらい(笑)。

そんな中、CAGから電話がかかってきたんです。よく話を聞くと、条件の1つに「大阪在住」っていうのがあったんです。オレとGO1は大阪在住やったけど、えいただけが違って……。

実は、HailMary結成のときに、もしも誰か1人だけに、チームからの誘いの話が来たらどうする? ってことを話してたんです。もしそうなって、行ったほうがいいならHailMaryを抜けておめでとうでいいでしょって話にはなってた。

それで、えいたに心苦しくもCAGから話が来たんだけどって話して、条件の中に大阪在住があるんだけど……としか言えなくて。

でもえいたは、最初からそういう話だったし、全然気にせず行ってって。

倉持:えいたくん……(涙)。

どぐら:
その後、すぐにCapcom Cupがあったんだけど、そのときGO1がCAGのユニフォーム、えいたはHailMaryのシャツを着て、1回戦で当たったんですよ。

倉持:すごいドラマ!!

どぐら:
そのとき、合わす顔ないなって思ってたんですけど、えいたは普通にしてくれてて。何なら今やえいた“さん”ですもん。

倉持:大人気YouTuberですからね。

どぐら:
オレもYouTubeやろうと思ってるんですけど、まずはえいたさんの靴を舐めようかなって(笑)。

 

倉持:コラボ配信とかやると人気になるもんね。

どぐら:
そう、だから話持っていこうかなって。えいたにとっても悪い話じゃないと思うんだけど。

倉持:えいたくんは、どぐにゃんのこと大好きだからね。

どぐら:
もう10年ぐらいの付き合いがあるからね。最初、名古屋のゲーセンで見たときは金髪の超ロン毛だった少年がね、今や格闘ゲーマーで殿堂入りしたプレイヤーウメハラ、ときど、えいたですから!(笑)

倉持:ウメときと来て、えいたくん(笑)。

どぐら:
時代は、ウメときえいたですから。この3人は殿堂入りしてます。

まさか、えいたさんここまで上り詰めるとは。しかも、キングダムの信よりも出世が早い!

倉持:天下の大将軍! あっという間に駆け抜けていったね。どぐにゃんは漫画好きだもんね。名前も漫画からきてるし。

どぐら:
漫画は相当好きです、自信あります。スト5のランクでいうと、アルマスぐらいあると思います。

倉持:好きな漫画を3つ挙げるとしたら?

どぐら:
外せないのが「スラムダンク」。もう1つは「うしおととら」で、もう1つは悩むけど「幽☆遊☆白書」かな。

倉持:その中でも、これっていうのは?

どぐら:
スラムダンクやろ。漫画として100点でしょ。非の打ちどころがないって心から思ってる。若者で読んでない人いたら、読めっていうから。

漫画は本当に好きで、結構読んでるほうだと思う。子ども生まれる前に、ぎゃすと漫画喫茶に行ったことがあるだけど、そのまましゃべらずに12時間が経過するっていう(笑)。

倉持:お互い好きな漫画を読み続けたんだ(笑)。

どぐら:
倉持ちゃんも漫画好きでしょ?

倉持:大好きですね。家にもかなりあるし。

どぐら:
オレは小学生の頃から漫画を読んでたから、今の人格形成に結構影響与えてると思うんだよね。漫画を読んでてよかったなって思うし、今でも新しいのを読みたいなって思う。

でも、「スラムダンク」は思い出補正なくても1番だと思いますね。

ぎゃすさんが見ると負けるジンクスは迷信!?

倉持:どぐにゃんの格ゲー以外の趣味は?

どぐら:
スロットですかね。昔は生活のためにやってたのが、今は趣味になったって感じ。

それ以外の趣味だと、銭湯とマッサージに行くのが好きですね。

倉持:おじさんみたい(笑)。銭湯のお風呂? それともサウナが好きなの?

どぐら:
どっちもだね。趣味でいうなら、最近健康には気を遣うようになってきた。オレの朝ごはんは、トマトジュースとヨーグルトやもん。

倉持:モデルさんみたいじゃん! 朝はちゃんとしてる感じ?

どぐら:
そうだね、だいたい朝は8:00~11:00の間には起きて、トマトジュース、ヨーグルト、白湯を飲んでる。

倉持:めちゃくちゃ健康に気遣ってる(笑)。

どぐら:
そのあとは、子どもの面倒見たり、掃除手伝ったりとかしてますね。

倉持:お子さんは今おいくつ?

どぐら:
1歳半です。最近はとことこ歩くようになりました。

倉持:もう喋れるの?

どぐら:
あにゃにゃにゃみたいな感じで、まだはっきりとは喋んない。

倉持ちゃんは、子どもを過保護に育てそうなイメージあるね。子どもは、男の子と女の子どっちがほしいの?

倉持:えー!どっちもほしい。女の子はかわいい洋服を着せてあげたいし、男の子だったら格ゲーさせたいな(笑)。ぎゃすさんとの馴れ初めを教えてもらえますか?

 

どぐら:
最初に出会ったのが、とあるゲーセンでやったスト4の地域対抗戦みたいな大会があって、その打ち上げで知り合ったんです。おそらく、9年ぐらい前の話です。その後結婚して、今は2年が経ちました。

倉持:どぐにゃんは、結婚パーティー配信もしたよね。その思い出はありますか。

どぐら:
すごくいい思い出になりました。この企画持って来てくれたのはネモさんで、形にしてくれたのがウメハラさんなんです。お2人には感謝してます!

倉持:ゲーマーだらけの結婚パーティー、とても楽しかったなぁ。結婚して、ゲームに対する向き合い方は変わりましたか?

どぐら:
少し変わったかもしれないですね。ゲームに時間を全部使うのは無理だから、ちょっとやり方変えたほうがいいなって思って。

倉持:限られた時間でどう練習するかっていう感じ?

どぐら:
そう。でも、これすごいいいなって思ってて。昔は全部の時間をゲームに突っ込んでたんですけど、たぶん半分ぐらいは身になってない。

今は時間が限られている分、質を上げるというか、内容を高めることによってカバーできるんじゃないかなって思い、ゲームとの付き合い方を変えています。好きな四字熟語に「点滴穿石」(てんてきせんせき)があるんですが、これを体現すべく、限られた時間ながらも練習は絶えずやってます。

倉持:昔はぶっ通しでずっとやってたの?

どぐら:
うん、もうずっと。むしろ5時間やったあとにさらに1時間やらないのは、やる気ねえんじゃねえのかっていう勘違い熱血ゲーマーでした(笑)。

 

倉持:ぎゃすさんが試合を見ると負ける!? っていうジンクスがありましたよね。

どぐら:
ありますね。なので、意識して見てないらしいです。なんかの大会で、見た瞬間に負けるっていうのが3回ぐらいあったみたい。

倉持:うわ! それは気にしちゃうかも……。

どぐら:
「お前が見たから負けたんだ」っていうコメントもあったみたいで。言われたほうはつらいやろなと。でも、僕は気にせず見ていいよって言ってるんです。そんなの迷信やし。でも、本人が気にしてる部分はありますね。

倉持:夫が活躍してる姿も見たいけど、見たら負けちゃうかもってなるのは悲しい……。

どぐら:
勝ち負けは全部自分のことなんで、他に要因はない。星の巡り合わせが悪かったなんていう言い訳は通用しないし。

どぐらもうなったジョビン兄の少年のすごさ

倉持:仕事柄、関東とか海外に行くことが多いと思うんですけど、どうやって夫婦関係を良好に保ってるんですか?

どぐら:
そこはもう、すみませんお願いしますって頼んでます。僕が出張に行っている間、奥さんは子どもの面倒を見てくれるし、家事もやってくれるしで家にいることが多いと思うんで、どこか行きたいって言われたら、できるだけ予定を空けて付き合うようにしてます。

でも、外資系の仕事でもこんな頻繁に海外へ行かないだろうって思うぐらい続くときもありますね。

倉持:月に4回海外とかもありますよね。

どぐら:
今年のシーズンの最後に、5週連続というのがあります。そこはもうみんな覚悟してるというか、みんな震えてます(笑)。

倉持:すごいスケジュール! パパであることと、ゲーマーの両立ってどうですか? パパになったことで、現役引退のこととか、今後のキャリアプランって考えてますか?

どぐら:
現在のeスポーツは、いわばバブル状態になってると思うんです。バブルなのはいいんですけど、問題はいつ弾けるのかってことなんですよね。今集まって来ているメディアの人とか投資したいっていう人とかは、eスポーツが下火になると手のひら返してどこかに行ってしまうってのは現役のプロはわかってるから、景気いい今のうちに地盤を固めたいなっていうのはあります。

セカンドキャリアで現実的な道としては、ストリーマー、若手の育成、キャスターなんかがあると思います。複数の道はあるんだけど、自分はまだそこまで考えられてなくて……。むしろ、いつまで続くんだろうって不安に思ってますね。とはいえ、今は生活がかかってるんでどうにかしたいですね。

やっぱり、えいたさんの靴を舐めるところから始めていくか(笑)。

倉持:きっと、えいたくんに伝わるはずです(笑)。2018年はスト5とドラゴンボール ファイターズ(以下、DBFZ)で大会に出場されてましたが、両立はどうでしたか?

どぐら:
両立できるかどうかでいえば、可能です。ただ、もっとがんばらないとと思ってます。

どっちもファイナル出場が目標でしたが、スト5は最初は調子が良かったんですけど後半は失速しちゃいました。DBFZも最終予選までどぎまぎしてて、もうちょっとできたなって思います。

倉持:今年はどうでしょうか?

どぐら:
両立でやりたい気持ちはあるけど、「グランブルーファンタジー ヴァーサス」も出るので、今の段階ではなんともいいがたいですね。

倉持:どぐにゃんは、マルチにできるもんね。

どぐら:
でも、あんまりいいことないよ。1つに絞ったほうが完成度が高まるし。オレは昔から複数タイトルを同時進行してるからわかるけど、認められにくいっていうのもある。

「あいつは、マルチでしょ?」といった感じで、1つのゲームで勝つと「あっちでできんのに、こっちはもうええやろ」みたいな。逆に、勝てなくなったら、「2つやってるやつに負けるわけないやろ」ってなる。

だから、マルチにやっていいことはあんまりないなって思ってるんですけど、やりたいゲームはやりたい派なんで、好きなタイトルはやってます。

倉持:1つには絞るのは、性格的にあんまり……ですか?

どぐら:
いや全然、必要があるなら1つにしますよ。でも、去年DBFZをやってこなかった人たちは、逃げだと思ってます。

そういう意味では、ももちさんはえらいなって思いました。

倉持:他のスト5勢の方々は?

どぐら:
逃げです(笑)。

倉持:これまでたくさんのタイトルをされてますが、「こいつには勝てないな」って思ったプレイヤーはいますか?

どぐら:
いますね。ギルティギアのプレイヤーで、かださんって人がいるんですけど、その人が相当すごくて印象に残ってます。僕は20~30連敗しても続けるタイプなんですけど、かださんは内容がすごすぎて、やる意味ないなって途中でやめましたもん。

倉持:そんなにすごいとは!

どぐら:
あとは、同じくギルティギアのプレイヤーの少年さん(※)ですね。当時、僕はロボカイを使ってて自信もあったんですけど、少年さんには30連敗ぐらいした記憶があります。どうやったら、こんなんになるだって震えましたね。
※プロゲーマージョビンの兄

倉持:漫画みたいな展開ですね。一番記憶に残ってる大会や試合は?

どぐら:
大会でいうと、闘劇08ですね。優勝して、心からうれしいなって思えたので。

試合なら、EVO2014でのガリレオ戦です。結果としてミスって負けちゃったけど、そのミスの内容まではっきり覚えてるから。

倉持:ミスったあとの心境ってどうだったんですか?

どぐら:
EVO2014のときはポーカーフェイスで、相手に悟られないように何が起こっても表情に出さないようにしてたんです。けど、あのミスはやっちまった系ので、しかもリセットされたんですよ。さすがに、あのときは手で顔を覆いましたね。あれは動揺したし、やらかしたって。

倉持:1回ミスったら、その後も影響あるんですか?

どぐら:
影響ないようにいたいけど、やっぱあるんだろうなって。気持ちが萎えちゃうことがあると思いますね。なんで100回も練習したのに、ここでミスるんだとか。

リスペクトプレイヤーはN男、ふ~ど、ウメハラ

倉持:尊敬するゲーマーを3人挙げてください。

どぐら:
いい質問が来たな。ギルティギアを我流でやってたときに、初めてゲームをちゃんと教えてくれた、N男ってやつですね。N男は今の僕の格ゲーの基礎を作った人なんで、尊敬してます。

ゲームに関してはすごいなって思うんですけど、リアルはどうしようもないやつなんですけど(笑)。

倉持:どんなリアルなんですか?(笑)

どぐら:
あるとき、友だちの家でだらだら過ごしてたんです。そしたら、N男がいきなりアニメ見始めて、しかも「え、ちょっと待って。今のかわいすぎる!!!!」とか言って、同じシーンを何回も見るんですよ(笑)。

しかも、真剣な顔して「かわいい……」っていうんです。

倉持:なるほど……(笑)。

どぐら:
2人目は、ふ~どさんです。すごく尊敬してます。ゲームがすごい上手い。

ふ~どさんは、効率厨なんですよ。だから教えるのも上手い。もともとバーチャのプレイヤーなのにスト4へ入ってきて、スト5ではトップレベルですから。練習の仕方とか考え方がいいんだろうなって。

それに、基本をおろそかにしないっていうのもすごいです。なので、スト5でこれどうしたらいいんだろってなったら、僕はふ~どさんに相談することが多いですね。

倉持:ネモさんも尊敬してるって言ってたね!

どぐら:
個人的に仲良くさせてもらってるんですけど、今でも相談に乗ってもらうし、ふ~どさんのプレイを見てれば間違いないなって思う瞬間が多いんで。

ギルティやブレイブルーの時代はN男だったけど、今はふ~どさんのプレイが間違いないと思います。

倉持:ふ~どバーディーはどうでしたか?

どぐら:
ふ~どバーディーは、僕が最初に食らったんですよ。僕がベガ使い始めたときに対戦でやったんですけど、これだめだろって(笑)。

ふ~どさんからも、「さすがにこの勝ち方はやばいな」って。前からバーディーの強さは知ってたんですけど、最初に強さを伸ばしたのはふ~どさんなので、そこはうまさでしょうね。

バーディーのVトリガーIIを叩くのはわかるんですけど、ふ~どさんを叩くのは違う。ただ、バーディーのVトリガーIIは修正したほうがいいと思うけど(笑)。

倉持:バーディー使いは増えてるのかな?

どぐら:
増えてると思うよ。難しい部分があるからすぐには無理だろうけど、今年度はバーディーが一番増えるキャラじゃないかなと思ってます。

倉持:では、最後の1人を教えてください。

どぐら:
最後の1人は、格ゲー界に光あれと言ったウメハラさんです。ウメハラさんがいなかったら、この業界はここまでになってません。スト4のときに戻ってきてくれてありがとうございますって感じ。もうゴットですよ。

倉持:ありがとうウメさん!

どぐら:
格ゲー会には2人の神がいるんですよ、1人はウメハラさんで、もう1人は松田店長です。この2人に足向けて寝れません。

ふ~どさんはウメハラさんに足向けて寝てるかもしれないけど(笑)。

倉持:可能性ありますね(笑)。

どぐら:
ウメハラさんは格ゲー業界を引っ張ってきた第一人者ですし、ゲームは強いし、本当にすごいなって思います。

倉持:やっぱウメちゃんですね。普段から仲良しなゲーマーは?

どぐら:
同じCAGのGO1とたぬかなですね。DBFZ勢だと、かずのこさん、もけさん。

スト5勢だと、ハイタニさん、藤村さん、ネモさん、ふ~どさん、マゴさんとは仲良くさせてもらってます。東京に来たときはよく遊びます。

あの雑コラは倉持だから許される!?

倉持:大会恒例の雑コラ画像の話をしてもいい? 吉田山(吉田早希)、どぐにゃん、私の3人で写真を撮って、ぎゃすさんがリプライでその写真を雑コラして返して来るっていう。

どぐら:
お決まりのやつやね(笑)。いつも早希ちゃんと倉持ちゃんに手伝ってもらって、ほんとありがとうございます! EVO Japanでも例のやつやろかって言ったら、すぐ協力してくれて。

倉持:ぎゃすさんが怒ってなかったらいいなって(笑)。

どぐら:
それは大丈夫。倉持ちゃんのことは昔から知ってて、がんばってるって聞いたら応援したくなるし、雑コラ見ても「あーまたやってるわ」で終わる。でも、あいつが知らない女の人とオレが同じことやってると、家に帰れなくなるかも(笑)。

倉持:コンパニオンさんとか?

どぐら:
それは、家のドアにチェーンかけられる可能性ある。

倉持:家チェされちゃう!(笑) ぎゃすさんは、大阪にイベントとかで行くたびにおいしいお店に連れて行ってくれたり、とにかく面倒見が良いお姉さんだね。2019年の目標は?

どぐら:
約11年前のスト4で使ってたベガを、スト5で練習しています。とはいえまだ自信ないので、ツアー周りながら練習してものにしていって、いい成績を残せるようにがんばります!

倉持:ベガは強いの?

どぐら:
結構強いと思う。けど、バーディーのほうが強いかな。

倉持:今後のeスポーツ業界に望むことはありますか?

どぐら:
個人的に宇垣美里アナが好きなんで、どこかで共演できたらいいなと(笑)。
という回答は求められてないはずなので真面目に答えると、やっぱり地盤をしっかりしていきたいですね。先日ぼんちゃんも結婚したし、今後も家庭を持つゲーマーは増えていくと思うんです。ゲーマーとして家庭を持って生活していけるということは大事なんで、しっかりさせていきたいという願いと、宇垣美里アナと共演させてください(笑)。

倉持:現状は、トッププレイヤー層がやっと結婚できるようになりましたもんね。

どぐら:
そうだね、やっと木の上のほうにリンゴがなり始めた。その木をもっと太く、もしくは増やすとかしていきたいね。
もっとeスポーツ業界を発展させていくための活動をしていきたいっていうのがまとめです。
倉持:ファンの方へひと言お願いします。

どぐら:
ファンの方へは、いつも応援してくれてありがとうございます。僕を応援してくれてるのって、大事なところでプリっと勝つところがたまらんって人がいると思うんですよね。

優勝したいと思っているんですが、自信はないので今までどおり応援してもらえたらうれしいですね。

大会やイベントでは割りと話しかけられやすいと思ってるんですけど、たまに「今日どぐらみたけど話すん無理やった」っていうコメントがあります。なんで? って聞いたら見た目が怖いとか……。

でも、これまで話してきたファンを1人たりとも邪険にしたことないです。100%保証します!

倉持:じゃあ、写真対応とかもOKなの?

どぐら:
もちろん! 前にパチンコ屋で並んでるときに、どぐらさんですか?って言われたことあって、このタイミングかー思ったけど、写真をお願いされてちゃんと撮りました。人と話すのは好きなんで、ある程度楽しく会話できる自信があります。

倉持:では、愛するぎゃすさんへひと言。

どぐら:
いつも出張や仕事で家空けることが多いんですけど、子どもの面倒をみてくれて、家守ってくれてありがとうございます。僕自身がすごく忘れっぽくて、迷惑かけたり心配かけたりすることが多いと思うんですけど、一生懸命やっていくんで、これからもよろしくお願いします。

倉持:お子さんへもお願いします!

どぐら:
健康でスクスクと大きくなってほしいです。外見はぎゃすさんに似てほしいですが、内面は絶対僕に似てください!

倉持:いいとこどりな感じですね!

 

写真・大塚まり

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記者プロフィール
倉持由香
ゲームに本気で取り組む100cmのもっちりヒップ、尻職人グラドルゲーマー。14歳でゲーム配信者デビューをし、格ゲーマーとの交流が深い。自宅のゲーミングスペースにはPCやゲーム機に加え、雀卓も完備。ストVでの使用キャラは、レインボー・ミカ。

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