新生BLIZZARDで伝説対決世界大会に挑むMaiは慎重派

キズグチアロエ

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■前編記事

日本代表BLIZZARDのMaiは伝説対決のことを24時間考える

遅刻や喧嘩もある個性派メンバー揃いのBLIZZARD

――大会開催地と期間の問題で「Arena of Valor World Cup 2019」(以下、AWC)に出場できないHipPiiiii選手の代わりに、日本代表決定戦のGrand Finalで対戦した「TnkCat」のメンバーであるSota選手が加入し新生BLIZZARDとなったわけですが、入れ替え前のBLIZZARDのみなさんはどんな方なのでしょうか?

Mai:
僕も結構するんですが、遅刻するメンバーが多いです(笑)。時間にルーズなところはありますね。

あとは、冷静というか物静かな方が多いかな。僕は盛り上げキャラではないんですが、たまに盛り上げようと気合いを入れてます。

実は、日本代表チームのミーティングにも遅刻してきた方がいるんですよ……(笑)。

――チームメンバーの方と「伝説対決 -Arena of Valor-」(以下、伝説対決)以外で遊ぶことはあるんですか?

Mai:
dejiwo選手とSLASHmooN選手とは別のゲームで遊ぶことはありますね。よくランクマッチに行っているということもあって、遊ぶ機会が多めです。

――Kirito選手や、Hippiiiii選手とは仲が悪いわけではないんですよね?

Mai:
仲は良いですよ。でも、その2人はたまに喧嘩してます(笑)。悪い意味ではなく、ゲームに真剣でちょっと熱くなってしまうようですね。

――BLIZZARDで指示を出す司令塔は、誰が担当しているんでしょうか?

Mai:
あまり決まってないんですよね。ゲームの性質上、序盤はジャングルとサポートが指示を出して、中盤からは僕が担当しているロールがバトルに大きく関わってくるので、中盤以降は僕が司令塔になってます。

――バトル展開によって司令塔が変わるんですね。確か、コーチも新たに迎え入れたとお聞きしました。今度は、どんなミーティングが行われるのでしょうか?

Mai:
SCARZチームのコーチだったJo-Gさんを中心に、AWCに向けて対戦チームの分析や対策を練っていきたいと考えています。

ライバルのTnkCatから来たSotaは本番に強い頼れる味方

――ここからは、日本代表決定戦の話を聞かせてください。日本代表決定戦で優勝し、日本代表に選ばれたときはどんな気持ちでしたか?

Mai:
チーム結成時は日本で最強のチームだと思ってたと話しましたが、それでも大会の前だと不安になってしまうんですよね。ただ、本番ではきっちり優勝することができたので、本当にうれしかったです!

――大会前はさすがに不安になってしまうんですね。そんな大会の前日は、どんな気持ちで1日を過ごしましたか?

Mai:
予選の前日は、勝てる自信がかなりあったので特に緊張せずに1日を過ごしました。でも、本戦前日でも別に緊張はしなかったんです。

ただ、油断して負けるのが嫌いなので、トレーニングは欠かしませんでしたね。

――Mai選手はあまり緊張しないタイプなのでしょうか?

Mai:
これまでにも大会に出ることは多かったので、場慣れはしてます!

ただ、チーム全体で考えると弱いほうです。ただ、本番に強いタイプであるSota選手を新たに迎えることができたので、その点では安心できます。

――そんなSota選手が所属していたTnkCatとは、予選と本戦を合わせて3回も対戦していますよね。Grand FinalでもTnkCatとは対戦していますが、予選で倒した相手と最後にまた対戦することになると予想していましたか?

Mai:
TnkCatは強敵だと考えていたので予想の範囲内でした。TnkCatはライバルだと勝手に思ってます。

――なるほど。Grand Finalでは、TnkCatに余裕を持って勝利していた印象を受けました。対策した結果が表れているのでしょうか?

Mai:
かなり対策していましたね。あまり効果的ではなかったBANピックについて、コーチやチームでかなり話し合ったんです。

その結果、Grand Finalではかなり良い選択をすることができました。

――万全の対策をしていたGrand Finalでの対戦で、勝つ自信はどれぐらいありましたか?

Mai:
実は2回目に対戦したときに、かなり追いつめられていたんです。TnkCatは本番に強いチームだとは知っていましたが、ここまで本番に強いとは思っていませんでした。

なので、Grand Finalで勝つ自信はもちろんありましたが、100%勝てるとは考えていなかったです。

――そう考えると、2回目のWinners Finalで勝てたのはかなり良い流れを生み出したのではないでしょうか?

Mai:
そのとおりですね。逆にWinners Finalで負けていたら、次も負けていた可能性はじゅうぶんにあります。

――Grand Finalで獲得セット数をTnkCatに追いつかれたときは、焦りを感じていましたか?

Mai:
かなり焦ってましたね。Sota選手が本当に強かったんです。

――そんなsota選手がチーム入りとなると心強いですね。今日受け取ったという、日本代表のユニフォームを着用できた感想をお聞かせください!

Mai:
やっと、日本代表なんだなという実感が出てきました。日本を背負ってると思うと、少しユニフォームが重く感じますね(笑)。

――ぜひがんばってほしいですね。チームのみなさんも今日ユニフォームを受け取ったとのことですが、どんな様子でしたか?

Mai:
予想していたよりもデザインが良くて、かなり気に入ったようです(笑)。

個人技ではなく連携力で世界に挑戦!

――鯉がデザインされていて、日本代表らしいユニフォームだと思います!そのユニフォームを着てこらから戦うことになる世界のチームは、かなり強いとお聞きしています。

Mai:
めちゃくちゃ強いです。日本のオリジナリティーを出した戦術で立ち向かわないと通用しないと思っているので、日本らしさを出していきたいですね。

――オリジナリティーを出したとは、具体的にどんな戦術なのでしょうか? 詳しいことは言えないと思うので、簡単に教えていただきたいです。

Mai:
これから形を作っていくので、まだ詳しいことは僕も説明できないですね。

言うならば、連携力でしょうか。個人技のテクニックは海外の選手には敵わないので、連携力でアドバンテージをとっていければなと考えてます。

――海外チームは連携力にはあまり力を入れていないのでしょうか?

Mai:
そういうわけでもなくて、最近は連携にも力を入れてきています。これに個人技が加わってくるのでかなり手ごわいですね。

――最後に、AWCに向けて意気込みをお願いします!

Mai:
これを言われても納得いかないかもしれませんが、まずはベスト8を目標にしています。ベスト8にいったらベスト4、そして優勝とステップを踏んでがんばりたいと思います!

AWCをとおして、日本はこういうチームだということを世界に伝え、次の大会につなげます。応援よろしくお願いします!


Mai選手は新しいユニフォームを身にまとい、実施を控えているAWCに向けた気持ちを語った。ときおり自信なさげな表情を見せるも、チームのことを考えている彼の気持ちは真剣そのもの。

写真撮影の際に合流したチームメイトたちが集まると、自然と笑顔がこぼれるシーンも。今後も心から伝説対決を楽しむ彼らをウォッチしていこうと思う。

写真・BUN

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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