コンパス女王「セリヌんてゐうす」が考えるWPL勝利への3ヵ条

キズグチアロエ

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2019年1月26日(土)に開催された闘会議2019で、#コンパス史上初の女性のみ出場可能な「女子バトグランプリ」が実施され、初代女王チーム「セリヌんてゐうす」が誕生した。

そのセリヌんてゐうすが、なんと「プチ炎上 #コンパス × WELLPLAYED LEAGUE」(以下、WPL)に出場し、予選では4回戦まで駒を進めていたことをご存じだろうか。

ここでは、女子最強チームの称号に満足せずチャレンジを続けるセリヌんてゐうすに聞いた大会秘話や勝ち抜くコツをお伝えしていく。

トイレで思いついたチーム名で初代女王に!

――初めてチーム名を見たときは、かなり凝っているなという印象を持ちました。「セリヌんてゐうす」というチーム名はどうやって決めたんでしょうか?

さらだ:
あかねこが「ショコラルージュ」とか「ハマグリのお吸い物」といったチーム名を考えていましたが、キャピキャピしてて少しいやだったんです。

それからもいくつか案は出たんですが、最終的に私がトイレで思いついた「セリヌんてゐうす」に決定しました(笑)。

――この話はメンバーの方は知っていましたか?

あかねこ:
知らなかったです。でも、初めて見たときはインパクトが強くていいなって思いました。

えだまる:
知らなかったですね。私はチーム名を見たとき「ネーミングセンスが素晴らしい」って言ったぐらいですから(笑)。

――「セリヌんてゐうす」にカタカナとひらがなを合わせて使っている理由はありますか?

さらだ:
急いで入力したら、「セリヌンティウス」が「セリヌんてゐうす」になっただけです(笑)。でも、それを2人は気に入ってくれたようですね。

――女子バトで優勝してから、セリヌんてゐうすというチーム名がいろんなところに載るようになりましたね。それを見たとき、どんな気持ちでしたか?

さらだ:
ひたすら恥ずかしい思いです……。

えだまる:
女子バト優勝/準優勝チームのピックアップガチャが登場したときは、うれしくてスクショしました(笑)。

あかねこ:
他のガチャを回しちゃって、ピックアップガチャをあまり引けなかったんですよね。もしまた優勝したら、ピックアップガチャをやるかどうか早めに教えてほしいですね(笑)。

――女子バトのヒーロー構成はどうやって決めましたか?

さらだ:
最初は私が「ニコラ テスラ」、あかねこは「メグメグ」、えだまるは「アダム=ユーリエフ」を使う予定でした。

でも、安定して勝てなくて……。そこで私が「ヴィーナス ポロロッチョ」使ったらすごく安定して勝てるようになったんです。

えだまる:
私は「アクア」が強いなと感じたので、さらだと使用ロールを入れ替える形でヒーロー構成が決まりました。

――環境を考えて決めたのではなく、使いやすいヒーローを選択したんですね。大会に向けてどんな練習をしましたか?

さらだ:
フリーバトルでは効果的な練習ができなかったので、知り合いに頼んで何回かカスタムバトルで模擬戦をしました。

――効果的な練習をするために模擬戦をしたということは、優勝を狙っていましたか?

えだまる:
やっぱり出るなら勝ちたいですからね。

あかねこ:
私は勝つよりも楽しみたいと考えてました。負けても参加賞はもらえるし(笑)。でも予選で戦ってみると、やっぱり勝って優勝するしかない! という気持ちになりました。

――その予選は、1回で勝敗が決まるBO1のトーナメントでしたね。緊張しませんでしたか?

あかねこ:
緊張してうまく連携がとれず、2回戦まではとても苦戦しました。でも3回戦からは安定して勝てました!

しかも、機種変更をしたばかりで操作が大変でした(笑)。

――予選を勝ち抜いて決勝進出が決まったときは、どんな気持ちでしたか?

あかねこ:
決勝進出はしばらく信じられませんでした。いっしょに会場に来てた友だちを待たせることにもなったので、友だちへの申し訳なさでいっぱいでしたね。

以前にもステージに上がったことがあるのですが、そのときにぼこぼこにされたトラウマが少し蘇りました。

さらだ:
予選で勝つたびに驚いてました。決勝が決まったときは自分でも信じられなかったです。

実は学校のテストを控えていたので、早く帰るつもりだったんです(笑)。お母さんにも早く帰るって言ってて(笑)。

えだまる:
優勝する優勝するって思いながら戦ってましたが、本当に勝てるか不安でしたし、敵チームを目の前にしてすごく緊張してたんですよ。まさか決勝まで本当に行けるとは……と驚きました。

――観客側で見てたときと、ステージに出たときの違いはありましたか?

さらだ:
思ってたよりも緊張しました。なんか手が冷たくなっていって、緊張で倒れるんじゃないのかなと思いました……。

あかねこ:
対戦するときに使うイヤーマフが思ってたよりも遮断性が良くて、装着した瞬間に集中できました!でも、イヤホンの片方のイヤーピースがなくなるハプニングもありました(笑)。

――ステージから見た観客の様子はどうでしたか?

えだまる:
ステージ後ろの壁まで人がいたので、ほんとにびっくりしましたね。

さらだ:
私は目が悪くてよく見えなかったんですが、恥ずかしいので下を向いてました(笑)。

えだまる:
私の知り合いも見てたそうなのですごく緊張しました。親に見せてって言われて生放送の映像を見せたら、よくわかんないけどすごいねって言ってもらえました。

――女子バトで優勝できたのはなぜだと思いますか?

さらだ:
とりあえず落ち着くことですね。まあ落ち着いてないんですけど(笑)。

あかねこ:
リズムよく連携が取れたからだと思ってます。

WPLは「甘く見ない・緊張しすぎない・欲張らない」

――WPLに同じチームで出ようと思ったのはなぜですか?

えだまる:
誘ったのは私ですね。大会があると聞いて、あーじゃあもう出るしかないなと(笑)。

さらだ:
誘ってくるのが締め切りギリギリすぎだよ、もっと早く言ってよ(笑)。

えだまる:
てっきり出る気かと。いつになったら話ふってくるんだ……と思ってた(笑)。誰も出ようって言わないから期限ギリギリになりましたね。

――えだまるさんはWPLに、セリヌんてゐうすとして出場しようと思っていたんですか? それとも、とりあえず出場できれば良いという考えだったのでしょうか?

えだまる:
1回チームを組んでいて、戦い方も安定してるからセリヌんてゐうすで出ようと思ってました。

さらだ:
やだうれしい! 私も出場したかったんですけど、誰も言わないからいいかなって思ってた。バイト入れちゃったし(笑)。

でもいっしょに出ようって誘われたのはうれしかったですし、時間の都合もつきました。

あかねこ:
私も出場するなら、セリヌんてゐうすとして出場したいと思ってました。

――ほっこりするエピソードですね。WPLの予選はどういうヒーロー構成でしたか?

さらだ:
ヒーローもデッキも同じです。負けてしまった4回戦では、最近登場したステージの「って~!つっぺる工事現場」が2連続で選ばれて、練習不足なステージだったので苦しかったです。

――4回戦で負けてしまった理由って何だと考えていますか?

えだまる:
実力不足ですね。女子バト以上に連携は取れましたが、敵チームのほうが強かったです。

――2nd GATEには出場しますか? するとしたら、次はどういう対策をしますか?

えだまる:
出場します! 今回はそれぞれ使いたいヒーローを使って負けちゃったので、次はゲーム内環境も意識して戦おうと考えてます。

――WPLで勝つために重要なことってなんでしょう?

さらだ:
対戦相手を甘く見ないことです。あかねこちゃんが少し敵チームを甘く見ているように感じました(笑)。

あかねこ:
甘く見るというか、楽しい雰囲気にしたかったんですよ。ガチガチに緊張しても良い結果は生まれないと思うので、緊張しすぎないことが重要だと思います。

えだまる:
欲張らないことですね。4本目のポータルキーを狙わずに、あえて3本で我慢して徹底的に守る作戦でこれまで戦ってきました。

バスで予選!? WPLと女子バトの違いは緊張感

――WPLと女子バトの違いってどんなところですか?

えだまる:
緊張感の差ですね。目の前に敵チームがいるかどうかでかなり違うんですよ。

あかねこ:
対戦時の環境はかなり違うと感じました。通話に集中できるので、オンライン大会のWPLのほうが連携はとれました。

女子バト当日はすぐ近くで八王子Pがライブをやってて、ちょっと気になりました……。というか、見に行きたかった!(笑)

さらだ:
これはどっちも経験したから言えることなんですが、女子バトのオフライン特有の緊張感を味わったので、WPLではまったく緊張しませんでした。

しかも私、予選の1回戦はバスの中でやってたんですよ(笑)。

――よく集中できましたね(笑)。

えだまる:
BO1とBO3の違いも大きいです。BO3だと1戦目で負けても挽回できるので。でも、私はミスらない前提でBO1のほうが好きかも。不意打ちも通用するし(笑)。

――最後に、WPLへの出場を検討している人たちに一言お願いします。

さらだ:
大会ならではの楽しさを知れると思うので、エントリーしようかどうか迷ったらとにかく出場してみるのをおすすめします。

えだまる:
そうだね、とりあえず出たほうがいい。

あかねこ:
大会は本気で勝ちにきてるチームばかりなので、普段のバトルとは違った面白さがありますよ!


女子バトで優勝したセリヌんてゐうすでも、WPLで勝ち抜くのは決して簡単ではないようだ。しかし、彼女らが言うように大会の楽しさは参加してみないと分からないはず。

WPLは1回目の予選が終わったばかりで、誰でも参加可能な予選大会をまだ3回残している。普段のゲームプレイでは味わえない大会ならではの緊張感をぜひ、仲間とともに体験してほしい。

(C)NHN PlayArt Corp.
(C)DWANGO Co., Ltd.

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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