好きなゲームは「League of Legends」です:chomoshのコラム

ちょもす

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ちょもすです。この連載では第1回からずっと「League of Legends」(以下、LoL)のゲーム内モード、「Team Fight Tactics(以下、TFT)」の話を続けてきたわけですが、いよいよ日本サーバーにも実装されるということでみなさま大盛り上がりではないでしょうか。

え、オートチェス?

いやー……オートチェス好きなんですけどね。好きですけど。


さすがに100倍くらいTFTの方が好きになっちゃいますよね。さすがに。いや、人の多いゲームに乗り移ろうみたいな浅い魂胆じゃないですよ。

突然、オートチェスよりも心の底からTFTの方が好きな感情が100倍くらい多く湧き出してきたというか。人の心って複雑なんですよね。

……正直なところ個人的な思い入れもかなりあります。僕が元々「Dota」プレイヤーではなく、「LoL」プレイヤーであるということも大きいです。

僕はReginaldのカシオペアを見て微妙な気持ちになりながら育ってきたし、今でもFakerに、Eviに熱狂しているわけです。

そんな中で、同タイトルでオートチェスナイズなゲームモードが実装されるともなれば、なるほどそれはもうやるしかないでしょう。

「Eviを俺のナーでボコした」とか「Fakerのビルドがブロンズ」と言える可能性のあるゲーム。やらない理由があるでしょうか。いや、ありません。

PBEサーバー限定のTFTのテスト期間中、現地時間でメンテナンスが明けた直後にログインキューを入れないと平気で8時間待ちを食らう仕様だったため、早朝にログインキューを入れてから就寝し、起きれば時間の許す限りTFTを遊ぶという地獄のサイクルで遊んできました。

今日、一歩だけ他人より前に進む、TFTスタートダッシュ講座。始めたいと思います。

回転寿司フェイズ

TFTの大きな特徴の1つは回転寿司です。チャンピオンが回転寿司のごとく回っています。

シェンやゼドがアイテムを持ってぐるぐる回っているだけでかなり意味不明で面白すぎるのですが。

それはさておき、これはオートチェスにはなかった要素です。この回転寿司のルールを簡単に説明すると以下の通り。

  • 回転寿司フェイズはゲーム開始時と、5ラウンドごとに訪れる
  • 現順位の低い順から2人づつ、自分のアバターが操作可能になり、チャンピオンに触れるとそのチャンピオンを獲得できる
  • 回っているため、位置関係次第で他の人に取られたりもする
  • チャンピオンは必ず何かしらのアイテムを持っている

好きなチャンピオン/アイテムが手に入る大チャンスであり、HPの少ない人が逆転するチャンスです。

オートチェスプレイヤーなら「特定のシナジーも狙えるし、特定のユニットの☆☆も近づくし、最高のシステムじゃん」とまずは思うのですが、実はそれが大きな罠。

最も重要なのはアイテムです。アイテム。アイテムで寿司ネタを選びましょう。

多くの場合、リカーブボウを取るためにリカーブボウを持ったガレンを取り、ついてきたガレンを即売ります。ガレンはおまけです。リカーブボウ>>>>>>>>>>>ガレンです。

なぜそうなるのか? これは大きく2つの要素が関係しています。

1つは、チャンピオンはゴールドを消費すれば引ける可能性があるが、アイテムはゴールドで手に入れることができないから。

もう1つは、TFTにおけるアイテムは、2つのアイテムを合成すれば必ず上位のアイテムを合成でき、そのどれもが強力な能力を持っているから。

1つめの要素は特に付け足すこともないですね。問題は2つめの要素です。

例えば、このアイテム、

サモナーズリフトではもう使うことのできない古代のアイテムForce of Nature。

老人の域に達したLoLプレイヤーは「魔法防御めっちゃ上がりそう」という感想を抱くでしょうが、TFTにおける効果はまったく関係がありません。

その効果は「場にチャンピオンを追加でもう1体おくことができる」というもの。

……言ってる意味が理解できるでしょうか。このアイテムを作ると、配置できるチャンピオンの数が1体増えます。

アイテムの効果です。影響力がデカすぎます。これは最たる強効果の例ですが、それほどこのTFTにおける合成アイテムは重要だということをこのアイテムは示しています。

回転寿司はアイテム優先。まずはこのことが今日TFTで勝つために重要なことなので覚えておきましょう。

どのアイテムが強いのか?

では、どんなアイテムを作るべきなのか。

これに関しては「まだテストだしどんどん調整する」らしいですし、PBEでのテスト期間中では日替わりレベルで能力が変わっていたのでアテになる情報を書くことができません。

ですので、PBEの時に明らかに破壊的だったアイテムに注目して、ここでは紹介していきたいと思います。

グインソー・レイジブレード(Guinsoo’s Rageblade)

ムダニデカイロッド+リカーブボウ

グインソー・レイジブレードは殴れば殴るほどアタックスピードを上げるサモナーズリフトでもおなじみのアイテムですが、TFTでも同質の効果を持っています。しかし、TFTにはサモナーズリフトと大きく違う点が2つあります。

それは“通常攻撃した時にマナが溜まる”オートチェスの仕様と、“スキルのクールダウンは存在しない”というTFT独自の仕様です。

要は攻撃速度が上がるとマナがたくさん溜まるし、スキルのクールダウンもこのゲームには存在しないからスキルの回転率がすごい、という状態になります。

あまりにも強すぎてテスト期間中に弱体化を受けていますが、それでもじゅうぶんな性能に間違いはなく、誰につけても強いアイテムです。

回転寿司で困ったら、とりあえずリカーブボウを取って、このアイテムを目指すのがおすすめです。

ショウジンの矛(Spear of Shojin)

B.F.ソード+女神の涙

ショウジンの矛はスキルの使用後に行った通常攻撃で最大マナの20%を回復します。もうお気づきでしょうか。『TFT』にクールダウンはありません。とんでもない勢いでスキルが回ります。

PBEの時に一番すごかったのは[ショウジンの矛]を持たせつつアイテムモリモリにしたオレリオン・ソルです。

オレリオン・ソルのスキルはサモナーズリフトで言うところのUltを打つのですが、もうそれはすごい勢いでUltを打ちます。2~3秒に1回くらい。しかも、超ダメージで超範囲。

こちらも弱体化されてしまいましたが、ソーサラーシナジーを整えつつオレリオン・ソルにオールインする戦法はまだ十分強いはず。

序盤はワイルドを集めつつアーリ+カサディン+αでソーサラーを出し、最終的にはソーサラー6でオレリオン・ソル砲を発射しまくりましょう。超爽快です。

自然の力(Force of Nature)

ヘラ+ヘラ

人口が増えます。OP(※)。

注意したいのは他のアイテムと違いヘラ単体では何の効力もうまないため、考えなしに回転寿司でヘラを取るとアイテム倉庫で一生ヘラが腐ります。

運よくモブ戦からヘラを拾って回転寿司でヘラを追加するか、序盤でヘラを確保して連敗覚悟で2回目のヘラを取りにいくか。

宇宙の法則を乱しているアイテムですが、ちゃんと完成させないと弱いアイテムなので気を付けましょう。

※OP:Overpowered(オーバーパワード)。バランスを崩すレベルで強すぎる要素

一番簡単で強いシナジーは?

このゲームに慣れてない状態でわかりやすく強いのはレンジャー4です。レンジャーシナジーは攻撃速度が上がるので、スキルの回転率も上がります。強い。この記事それしか言ってないですね。

序盤中盤もノーブルやナイトと組み合わせながらレンジャー2を出せる上、終盤もアイテムもりもりのヴェインで全てを破壊できるパワーを持っています。

とにかくリカーブボウの派生アイテムを集めて、ヴェインにつける。その上でレンジャーを4人出して、前衛をグレイシャルやらディフェンダーで固める。後はいっぱい☆☆と☆☆☆を作る。

2行しか説明していませんがめちゃくちゃ簡単で強いです。ゲーム理解を進めながら気持ちよくなれると思うのでおすすめします。

慣れてきたらワイルドから派生してソーサラーに行くパターン、グレイブスからパイレーツに経由してガンスリンガー4+ブレードマスター3を狙うパターンあたりも力を感じるのでおすすめです。

オレリオン・ソルを信じろ

とりあえずTFT抑えておきたい3ヵ条は、

  • TFTならFakerを倒せるかもしれない
  • TFTはアイテムが命
  • TFTは攻撃速度が命

この3つです。あとはちゃちゃっとインストールして戦うのみ。このゲームも無料で遊べてしまうのも、いよいよ人類がゲームに脅かされているなと感じます。

AIが超面白いオートチェス作って人類を滅ぼす未来、あると思います。

それではまた次回お会いしましょう。

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「いつまで経ってもシナジーがそろわない」「戦略を変えたらほしかったユニットがいまさら引ける」。今回はそういったオートチェスを遊んでいて感じる怒りをちょもすが綴る。

記者プロフィール
ちょもす
「Code of Joker」の賞金制大会のために仕事を辞めてから、人生があらぬ方向に進んでしまった今を生きるゲームライター。対戦ゲームと名の付くゲームではかなり守備範囲が広く、「対戦しましょうよ!」と気軽に話しかけてきた人を初心者狩りするのが好き。 カードゲームの大会で立たされた人。

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