2019年コンパス大会始動!ウェルプレイドリーグはエントリー受付中

闘会議2019の「#コンパス甲子園」を皮切りに、2019年の大会が本格的に始動した。ここから年末に開催される「大炎上グランドスラム」(以下、グランドスラム)を目指して、各種大会で熱い戦いが繰り広げられていく。
この記事では、闘会議2019で行われた大会の模様に加え、エントリーが始まった「#コンパスWELLPLAYED LEAGUE」(以下、WPL)にフォーカスし、参加者側と観戦者目線でルールを見ていきたい。
グランドスラムの4つの参加枠は3つの大会から
#コンパス頂上決戦とも言えるグランドスラムへは、以下の3つの大会から4チームが選出されることになる。
- #コンパス WELLPLAYED LEAGUE:1枠
- #コンパス甲子園:1枠
- #コンパス TEPPENバトル:2枠
これら3つの大会について「#コンパスフェス 2nd」発表以降、新たに判明した情報をまとめた。
#コンパスWELLPLAYED LEAGUE
年間を通じて計4回の予選大会(以下、GATE)が開催され、GATEごとの順位でポイントを獲得でき、そのポイント数によって決勝大会(以下、LAST GATE)の出場チームが決まるオンライン大会。
LAST GATEへはポイント上位10チームが出場できるルール。つまり、仮に1st GATEで優勝したとしても、LAST GATEへの出場をより確実にするためにはその後のGATEにも参加してポイントを稼ぐ必要がある。
このルールによって、後半GATEも熾烈な上位争いが予想されるだけでなく、4th GATE終了までどのチームがLAST GATEに出場できるかがわからないドキドキ感も味わえる。
参加チームはもちろん、観戦者としても楽しめる要素が盛りだくさんの大会といえよう。先日、WPL公式サイトが公開され、現在1st GATEのエントリーを受付中だ。
WPLこだわりの3つのルール
WPLの大会設計は、林Pいわく「#コンパス開発チームとWellplayedが熱い議論を繰り返して決定した」という、以下では、WPLの各GATEの決勝リーグにおける注目すべき3つのルールを参加者と観戦者視点で解説していく。
2回の総当たり戦で緊張が続く1週間
参加者目線
決勝リーグは総当たり戦が2回行われる。だが、1回目と2回目で1週間の空きがあるため、参加者はこの7日間は緊張の日々を過ごすことになる。1回目でいい成績を残したチームは、2回目でも勝ち続けることが優勝条件となる。逆に1回目で苦渋を味わったチームは、2回目は是が非でも負けられない戦いとなるため、その緊張は計り知れない。
観戦者目線
これまで観戦してきた大会では、出場するチームのことをよく知らないまま、優勝チームが決まってしまったということがあるのではないだろうか。WPLでは同じ組み合わせで2回総当たり戦が行われるので、1回目の総当たり戦を観戦し、2回目の総当たり戦までに応援するチームを決めるのがいいだろう。
応援するチームがあるかどうかで大会の面白さや楽しみ方は大きく変わるので、応援したいチームを決めてから視聴するのが筆者のおすすめだ。
獲得したポータルキーの数で勝負!
参加者目線
決勝リーグは総当たり戦が2回行われ、最終的に獲得したポータルキーの数で順位が決まる。同じ1勝でも「3-2」で勝った場合と「4-1」で勝った場合とでは、ポータルキー1本分の差があるということ。
つまり、劣勢時に逆転を狙うのはもちろんだが、優勢時にも攻め込み、1本でも多くのポータルキーを獲得する必要がある。最後まで攻める作戦を考える必要があるため、従来の大会とは中盤以降の動きが大きく変わるはずだ。
観戦者目線
獲得ポータルキーの数で順位が決まるが、1回のバトルで最大5ポイントも変動するため、2回目の総当たり戦の最終バトルまで、ドキドキしながら観戦することができる。
特に、決勝リーグで一気に優勝に近づける「5-0」が発生した場合は、盛り上がること間違いない。一方的な展開になりやすいステージが選択される可能性も高いので、バトル単位での盛り上がりも期待できる。
対戦ステージと使用ヒーローはまさかの事前公開!
参加者目線
決勝リーグでは、ステージ選択権を持つチームが指定したステージが、バトルの3時間前に公開される。そして、バトルの30分前にはお互いのヒーロー構成も公開となる!
参加者はステージに合ったヒーローを選択するだけでなく、ヒーローの相性を見てカードを選ぶ必要があるということだ。
敵チームの弱点を狙えるカードを選びたいところだが、自チームの弱点をカバーできるカードも忘れないようにしたい。「Voidoll」や「コクリコット ブランシュ」といった、デッキを予想されにくいヒーローを選べば敵チームの意表をつけそうだ。
観戦者目線
注目すべきは、敵チームの弱点を狙って組むと予想されるヒーローのデッキだ。テンプレートではないデッキのヒーローも出てくるはずなので、トッププレイヤーのレアな動きを見ることができるチャンス。
さらに、対戦ステージの選択権を持つチームは、作戦を練ってかなり練習してきているはずなので、その立ち回りにも注目したい。
筆者も、こんなルールがあれば面白いだろうと考えてはいたが、まさかここまで考えられたルールが生み出されるとは思ってなかった。このルールがどういった思いで発想され、どういった流れで採用されたのかは次の機会に紹介したい。
#コンパス甲子園
全国8エリアの代表を決め、各地の最強チームが競い合うオフライン大会。3つの大会の中で、唯一のオフライン大会でもある。各エリアの代表に選ばれたチームが、2019年10月に行われる決勝大会で、グランドスラムへの出場権をかけて争う。
闘会議2019では南関東大会が開催され、残りは「#コンパスフェス 街キャラバン2019」と合わせて北海道、仙台、北関東、名古屋、大阪、広島、福岡の7エリアでの開催が予定されている。
闘会議2019で行われた南関東大会以降の開催場所はまだ未定とのことなので、#コンパス公式アカウントをチェックし続報を待とう。
南関東代表は「じょかんちでおままごと」に!
南関東代表チームとなった「じょかんちでおままごと」の(写真左から)たいせつさん、じょかさん、hashさん――最初に優勝した感想をお願いします。
hash:
何回か公式大会に出たことがあるんですが優勝はしたことがなかったので、やっと優勝できて嬉しいです。
じょか:
うれしいのひと言に尽きるんですが、大会に出るときに2人に誘ってもらって、こうして優勝できたので2人にも感謝してます。
たいせつ:
試合内容はさておき、シンプルにうれしいです!
――今回の大会に向けて、どういった練習をしてきましたか?
じょかんちでおままごと:
大会に出場するチームに知り合いが多かったので、カスタムバトルでお互いに練習しました! 毎日するのではなく、しっかりと練習する日を決めて1回の練習を濃いものにしていました。
――一番苦戦したのはどの一戦ですか?
じょかんちでおままごと:
やっぱり決勝ですね。試合内容なものを含めて、いちばん辛かったです。予想してなかった敵のヒーロー編成だったので、とまどいもありました。
――これまでにも活躍されてきたみなさんが優勝チームとなりましたが、大会で勝つための秘訣ってなんですか?
じょかんちでおままごと:
まずカードを揃えることですね(笑)。次に強さの環境を考えて、強い編成を組むことです。
ただ、緊張への対策はありません(笑)。何回も壇上に上がってるのでわかるんですが、毎回緊張はします。
――ヒーロースキルが強いヒーローが大会に多かったですが、アダム以外は比較的ヒーロースキルが弱いヒーローだったと思います。どういう作戦があってのヒーロー選択だったんでしょうか?
じょかんちでおままごと:
決勝戦後半の試合は敵チームのヒーロー構成がわかってたので、それを対策する作戦でヒーローを選択しました。
でも、やっぱり試合後半にヒーロースキルで逆転を狙う「まくり構成」は強いと改めて感じましたね。
――決勝戦ではでらくらんくストリートで3連戦となりましたが、1、2戦を終えて3戦目で活きたことはありましたか?
じょかんちでおままごと:
敵チームのヒーロー構成は「カイ=キスク」ぐらいしか想定しておらず、不意を突かれました。3戦連続で同じステージということもあり、後半は慣れることができました。
どれだけのダメージを受けると危険かという感覚を1、2戦目では掴み切れていなかったんですが、3戦目ではバッチリでしたね。
――初戦を落としてからは、かなりプレッシャーがあったと思います。続く2、3戦目もギリギリの戦いだったと思いますが、試合中意識していたことはありますか?
じょかんちでおままごと:
倒されたり不利な状況になっても、あきらめないことですね。最後の試合なんて、もう正直負けたと思ってたんですよ。でも、振り向いてカノーネ使ったら当たったみたいな(笑)。ミスしてもあきらめずに戦うという意識が大事だと思います。
――南関東代表に選ばれましたが、決勝大会への意気込みをお願いします。
じょかんちでおままごと:
南関東大会では、知り合いとかほかの大会で対戦することがあるプレイヤーが多い中で優勝できたので、みんなの分も背負ってがんばります!

優勝トロフィーは、アクリル板で制作されたコンパスロゴを大きく配したデザイン
決勝戦最終バトルの残り2秒で逆転が起こったときは、会場からは歓声が溢れ、舞台裏で座っていた林Pも思わず立ち上がったと話していた。
強豪チームが複数いることもあり、激戦区となった本大会に対して、実況・解説のトンピ?氏も「最初の大会にして、これ以上のバトルは出てこないんじゃないか」とコメントしたほど熱いバトルが繰り広げられた。
#コンパスTEPPENバトル
予選に位置づけられるゲーム内イベント「シーズン」で、優秀な成績を収めたプレイヤーが出場できるオンライン大会。
1stステージは2月~5月シーズン、2ndステージは7月~10月シーズンが予選となる。1stステージ・2ndステージと2回開催されるので、どちらかのステージで優勝すれば、グランドスラムの出場権をゲットできる。
かなりハイレベルなバトルになることが予想され、見逃せない大会となるだろう。
女子バトグランプリ優勝はセリヌんてゐうす!
エントリー総数が70チーム以上を超える大会となったのが、闘会議2019で行われた女子バトグランプリ。ステージ上の決勝大会は「めんどくさいです」「セリヌんてゐうす」「おさわりNG♡」「ぴかぴか3年生」の4チームで行われた。
決勝戦に駒を進めた「セリヌんてゐうす」と「おさわりNG♡」の最終決戦は、BO3で行われた。結果、序盤から終盤まで安定した連携を見せた「セリヌんてゐうす」が2-0で完勝し、初代女王となった。

女子バトグランプリ優勝チーム「セリヌんてゐうす」に贈呈された優勝旗。2019年1月時点での全キャラのバッジ付きの貴重なグッズだ

闘会議2019のコンパスニュースでも発表された新ヒーロー「ソーン=ユーリエフ」もすでにラインナップに入っている
女は愛嬌、オカマは最強!?

#コンパス女子バトグランプリ初代優勝チーム「セリヌんてゐうす」の(写真左から)あかねこさん、犬洗さらださん、えだまる@紅桜さん
――初代女王チームになった感想をお願いします。
セリヌんてゐうす:
チームメンバーの助けと運もあったからこそなんですが、優勝できてうれしいです。バトル中はヘッドフォン越しでも歓声が聞こえてきて、とにかくプレイしていて楽しかったですね!
――チームの3人はどういったで知り合ったんですか?
セリヌんてゐうす:
あかねこと犬洗さらだが中学校の同級生、犬洗さらだとえだまるがネットでの友だちですね。
――予選から決勝までを通して、一番苦戦したのはどの試合ですか?
セリヌんてゐうす:
予選の初戦と2戦目ですね。ここは、かなりぎりぎりの勝利でした。
――決勝戦1試合目の、ディズィーのヒーロースキルに対してソーンを使ったのはすごく良い結果を生みましたが、ポロロッチョのヒーロースキルでカウンターキルを狙える状況だったと思います。どうして、あそこでソーンを選択したのでしょうか?
セリヌんてゐうす:
もちろんヒーロースキルでキルを狙えましたが、その後の場面でヒーロースキルを残しておきたいのと、ソーンでもどうにかなると見込んでの選択でした。味方の元にすぐに援護に向かいたかったのも、理由の1つですね。
――初手のタンク剥がしやその後のバトル運びなど、かなり連携が取れていたと思います。練習してきたと思うのですが、当日の慣れない環境でも連携をうまく取るためのコツはありますか?
セリヌんてゐうす:
とにかく落ち着くことですね。あとは自己暗示(笑)。「普段どおりに、いつもどおりに」と自己暗示をしてリラックスしていると本来の力を発揮できます。
逆にがんばろうと意気込むとうまくいかないことがあるので、負けてもいいかなと思えるぐらいまでリラックスします。
――決勝戦の敵チームは、ヒーロースキルで終盤に逆転を狙う、いわゆる「まくり構成」でしたが、対策してのヒーロー選びだったんでしょうか?
セリヌんてゐうす:
いえ、何も対策してないんです(笑)。自分たちが使いたいヒーローを使いました。なので、敵チームがまくり構成だったので正直焦りましたよ(笑)。
――ポロロッチョを中心に、連携を摂ってうまく対策できてると、生放送のコメントでありましたよ。
セリヌんてゐうす:
「女は愛嬌、オカマは最強」ですね!(笑)
――第2回目の女子バトを計画したいという林Pのコメントがありましたが、次回も参加したいですか?
セリヌんてゐうす:
もちろんです! 2連覇を狙います(笑)。
まるこ、コットン、くろねこがステージで見た女子バト
――#コンパス史上初の女子限定大会でしたが、始める前と終わった後で印象はいかがでしたか?
くろねこ:
初回ということもあり、参加人数の想像がつかなかったんですが、たくさんのユーザーの方に参加していただけてよかったです!
大会で優勝とかしてるのは男性が多いイメージで、女性だと大会に出場しにくいのかなという印象を持っていましたが、女性限定ということもあって盛り上がりましたね。
まるこ:
女性ユーザーがこんなにたくさんいるんだなと、改めて認識できてうれしくなりました! 予選から応援の声が聞こえていて、バトルも殺伐とせず和気あいあいとしていて良かったです。
決勝ステージでは、出場する選手たちの間近にいたんですが、みなさん緊張されてたと思うんですよ。でも、バトルになったら緊張を感じさせないすごいプレイングで驚きました。
コットン太郎:
#コンパスのイベントでは、女性来場者や女性ユーザーは多いんですけど、コンテンツとして#コンパスが好きな人が多くて、大会には出ないのかなって個人的に思っていました。
でも多くの方々にエントリーしていただけましたし、すごく練習してきたのがよくわかったので、今後も女子限定イベントは盛り上がりると思います。
――ステージ上のバトルで、記憶に残った一戦はありますか?
まるこ:
決勝第2試合ですね。最後のポータルの取り合いがもうすごくて。実況側としてもいちばん声を荒げた瞬間でした!
最後の最後まで何があるかわからない、それが#コンパスだなって改めて思いましたね。
――これまでの大会と比べて、観戦している人の雰囲気に違いはありましたか?
くろねこ:
出場者が女性なので、現場では女性観戦者が多かったと感じました。
コットン太郎:
私が出るのはエンジョイ寄りのイベントが多いので気付かなかったんですが、大会になるとみんな声を失っちゃうんだなっていう。
エンジョイ寄りだと、「がんばれー!」とか「わー!」とかよく聞こえるんですけど、大会ではバトルに見入っている人が多いという印象ですね。
まるこ:
初めは少し覗いて見ようかなって感じで見たかもしれないですが、意外と女子バトもすごいぞって思われているのがだんだんと伝わってきて、うれしくなりました!
くろねこ:
第2回の話も出ましたが、女性プレイヤーの方には女子バト以外の大会にも参加してもらえたらうれしいです!
今年の#コンパス大会は始動したばかりだが、WPL、TEPPENバトル、#コンパス甲子園とそれぞれ特色のある大会でのバトルに注目していきたい。
(C)NHN PlayArt Corp.
(C)DWANGO Co., Ltd.
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