アイドル BUT ゲーマー:おとはす配信現場とLoL10周年感謝祭突撃編
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LoLに本気でハマっているおとはすにインタビューするにあたって、開発元のRiot Gamesで実施できたら面白いだろうと思ってお願いしたらOKが出て、千載一遇のエポケー・チャンスになったので実施させてもらったら、LoL10周年感謝祭にご招待いただけることになって、こうなったらTwitchの配信現場も取材して全部入りにしました的な記事の続きがこれです。
喜怒哀楽のすべてが詰まっているからLoLは面白い
――フィロのスの曲「アイム・アフター・タイム」をもずくに例えて紹介してたおとはすに聞きたいんですが、LoLを知らない人に紹介するときに何に例えますか?
おとはす:
難しいですね、LoLはそう簡単に例えられないですね……。
どうしてもというなら、「喜怒哀楽、人間の感情のすべてが詰まったゲーム」かな。そういう意味では、「人生」ともいえますかね。楽しいときと辛いときの幅が大きいですし……。
――LoLにおける辛いときとは?
おとはす:
ランクが上がらないというわかりやすいものに加えて、自分がフィードしちゃったとき(自分のせいで負けてしまったとき)などは、なんともいえない気持ちになります。
チーム戦なので、チームメイトのランクを下げる要因にもなりますし、もしかしたらその中に昇格戦だったプレイヤーもいる可能性があるわけじゃないですか! これを考え出すと、もうね……。
その分、勝てたときの喜びは大きいですし、試合をキャリーできたときといったら、もうね……。
このバランスがLoLの面白さのエッセンスなんじゃないかと。
――ここで突然ですが、おとはすLoLあるあるを教えてください。
おとはす:
えー、なんだろ?
- アサシン相手に突っ込みがち!
- 相手のロームに気づくのが遅れて、あっという間にbotダブルキル取られがち!
- 配信時は緊張するし死んじゃいけないので、砲台ミニオン落としがち!
ですかね(笑)。
プロに聞きたいチャンピオンプールの増やし方
――「ジャスト・メモリーズ」のMVで格ゲーをプレイするワンシーンがありますが、今後MVでLoLをプレイするシーンが登場する可能性は?
おとはす:
Riot Gamesさんが良ければ(笑)。MVに出てくるかはともかく、LoLを本当に面白いゲームだと思ってますし、私の配信やこういった記事をきっかけにLoLを始めてくれる人が増えてくれるとうれしいですね。
――まったく知らない人にLoLのことを説明するとしたら、どういう風になりますか?
おとはす:
この夏に行われたSTAGE:0で芸人のアルコ&ピースの平子さんがおっしゃってた「LoLは(試合の展開が)野球に似てる」っていうのが、自分の中でもしっくりきます。
実際、現場でも「野球でいうと今何回ですか?」とか、バロンやドラゴンを獲得したときに「これはホームランですね」みたいに話してました。なので、そういう観点で見るとよりわかりやすいと思います。
――野球の例えはなじみやすいですね。このおとはすからのコメントを見て、実際に始めてみようという人へのアドバイスをお願いしたいのですが。
おとはす:
まずPCですが、私は自作したものを使ってますが、LoLをプレイするのに最新型のゲーミングPCが必須なわけではありません。ノートPCでもプレイできます。マウスとキーボードも同じで、ゲーミングのものでなくても普通にプレイ可能です。
で、私の場合は、LoLをインストール前に動画をいくつか見て、ルールだけは最初にある程度理解しました。ゲームを始めたら、最初は好きな1人のチャンピオンを集中して使って、「タワーを攻撃してみる」「ミニオンでラストヒット(CS)を取る」みたいに、小さい課題をクリアしていく要領でやっていくのがいいですかね。
――その上で、これだけは覚えておこう的なことはなんですか?
おとはす:
最初は敵を倒すことを目的としないで、ゴールドを稼いでアイテムを購入することが重要です。なので、CSを取ってゴールドを稼ぎましょう。
そして、アイテムはどういう順番で購入するのがいいかを覚えたほうがいいですね。相手がアサシンだからとか、タンクには……などはひとまず後でいいので、1種類だけでもアイテム購入の順番を覚えましょう。
私が使っているチャンピオン(ニーコ)はMageなので、増魔の書からのルーデンエコーを完成させるみたいな流れがあります。プレイスキルが上がってきたら、相手のチャンピオンを対策しつつになると思いますが、最初は自分流の順番でいいので覚えるべき!
――実体験から出てきてるアドバイスなだけにリアルですね。ある程度慣れてきたら、使うチャンピオンも増やしたほうがいいんですよね?
おとはす:
そうですね。私もメインはニーコですが、そろそろ別のチャンピオンを使えるようにしたいと思ってます。自分が使うことで特性がわかって、ある意味対策も考えられるようになります。
今目星をつけているチャンピオンは、ブラッドミア、ベイガー、カーサス、ドクター・ムンド、ルブラン、リサンドラ、ザヤ、アッシュなどで、一部は使い始めてますよ。
――おとはすのサモナーネーム「proteinmacho」(プロテインマッチョ)って、どういう経緯でこうなったんですか?
おとはす:
あまりにかわいいネーミングは逆にだめだなと思ったんです。アイドルらしからぬ強いネーミングで、煽られることなく平和なLoL生活をとの願いでもあります。
サモナーネームを考えているときに、毎日飲んでいるプロテインが目についたこともあって、すっとこの名前に決めました(笑)。
――LoLの大会やリーグ観戦はしますか?
おとはす:
LJLを見に行ったことはないんですが、配信などでも大会はよく見ますね。WCSもDFMの試合は4試合とも全部見ました。同じMidとして、Ceros選手の立ち回りはすごいと思います。
今年はBlank選手がSengoku Gamingに入ってこともあって、Sengoku Gamingの試合はよく見ました。
――もし、プロの選手にLoLのコツみたいなものを聞ける機会があったらどんなことを聞きたいですか?
おとはす:
どうやってチャンピオンプールを増やしていったのかは、聞いてみたいですね。自分が好きなチャンピオンをひたすらやっていればいいのか、アサシンだったらこれ、タンクだったらこれみたいに意図的に違うチャンピオンを使えるようにしていくのがいいのかがわからないんですよね。
なんでもいいからスキル名1つでも言ってみ
――LoLをプレイするきっかけはうかがいましたが、LoL配信をするきっかけは何だったんでしょうか?
おとはす:
テレビ東京の番組企画でLoLをすることになったんですが、収録時に緊張しすぎて普段自分がプレイしていることが出せなかったんです。やっぱり、1人でプレイするのと、人前でするのとでは違うんですよね。
それで、配信することに決めました。
――何度かTwitchでのLoL配信を見ましたが、おとはすはプレイが始まるとあんまり喋らなくなりますよね?
おとはす:
っていうか、喋ってられないんです! LoLは気を配らなくちゃならないことがいっぱいあるので、つい無言になってしまう時間があります。
どうやったら、LoLプレイ中でもうまく喋れるようになるのかを教えてほしいぐらいです(笑)。
――一方でテレビ東京の番組企画ではTwitch配信より喋ってるように思いますが。
おとはす:
あれは、わーとかきゃーとか身のない会話だからです(笑)。女子チームだったこともあって、わいわいしながらみんなでコメントを絞り出してました。
――これだけLoLをプレイしていると、eスポーツ関連の仕事に興味が出てきたりはしないですか?
おとはす:
そりゃありますよ。と言ってもプロゲーミングチームを作るとかではなく、eスポーツタイトルの面白さをもっとたくさんの人に知ってもらえるきっかけ役になりたいです。
今後、アイドル活動をやめることがあったとしたら、裏方の仕事にも興味あります。
あと、ゆるふわeスポーツ座談会にも出てみたいです!
――想定していた問答としては、eスポーツの試合前にライブとかと思ってたんですが……。
おとはす:
アイドルゲーマーを名乗るからには、ゲームで魅せることを主軸に考えたいです。なので、ちょっとでも上手くなってプレイを見せたいです。いきなり脈略なくアイドルが出てきてライブを始めても、私が観客だったら「なんでもいいから、スキル名1つでも言ってみ」ってなると思います(笑)。
LoL10周年感謝祭で1点ものを当てるコペルニクス的転回!?
去る10月16日、Riot Gamesにご招待いただいたLoL10周年感謝祭に参加。当日は、LoLの10年間の思い出の瞬間や新情報がこれでもかというレベルで発表されました。
――たくさんの情報が発表されましたが、一番印象に残っているのはどれですか?
おとはす:
スマホ版LoLともいえる「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」は当然として、特に気になるのは、カードゲームの「レジェンド・オブ・ルーンテラ」(以下、LoR)、LoLの世界を舞台にした格闘ゲーム「Project L」(仮称)ですかね。カードゲームはシャドバなどをやってましたし、もともと格ゲーの応援団をやってたこともあるので。
――発表を見た後、屋台エリアをコンプリートしましたが、実際に参加されていかがでしたか?
おとはす:
インパクトでいうと、「叫べ!デマーシアァァ」でしたね。LoLプレイヤーとして面白かったのは、Rioterの方と対戦できた「ムンド ドッジボール」です。結果は負けてしまいましたが……。
【30秒でわかる!屋台のおとはすまとめ】
――最後にやったチェストチャンス(いわゆるリアルガチャ)で、すごい賞品を当ててましたよね?
おとはす:
そうなんです、受け渡しに別室に連れて行かれて(笑)。
これはチャンピオン直筆サインでして、いわゆる1点ものです。
私は、「リサンドラ」が当たったんですが、まさに今使い始めようと思ってたチャンピオンなので、普通にうれしいです!
――今回、LoL10周年感謝祭に1人のLoLプレイヤーとして参加してみた感想をお願いします。
おとはす:
1つのゲームのファンが集まって一緒に盛り上がれる機会は楽しかったです。Riot Gamesがこれからもっとeスポーツを盛り上げていこうという熱意もすごく伝わりました。
これに触発されたわけではないですが、今後1人のアイドルゲーマーとしてもRiot Gameファンとしても、情報を発信していきたいと思います。なので、今後出てくる新作は、全部ガチでプレイしていきますので、よろしくお願いします!
写真・大塚まり
取材・撮影協力:Riot Games、Twitch
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