倉持プロデュースの女子ゲーミングチーム爆誕!サポーターにはけんき選手も

WPJ編集部

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ウェルプレイドジャーナルで連載「倉持由香のゲーマー交遊録」を持つ倉持由香さんは、自身も1人のゲーマーで、セルフスポンサードでCPTやEVOにも参戦するほどのガチゲーマー。

ゲームイベントの登壇、ビジネス本を出版するなど、活動の幅を広げている彼女がプロデューサーとなり、女子ゲーミングチームを立ち上げるという話が本日発表された。しかも、スペシャルサポーターに、父ノ背中の人気メンバーけんき選手がつくという。

編集部ではプロジェクト発表直後の倉持Pに直接話しを聞き、本プロジェクトの成り立ちからチームの目標や育成までを聞いてきた。

倉持Pのビジネスリサーチから生まれたゲーミングチーム

倉持さんがガチゲーマーだということは知っていたものの、ゲーミングチームを立ち上げるというのはかなり大きいプロジェクト。この着想について聞いてみると、こういう答えが。

「今年5月に所属事務所の組織改編があって、従来よりもできることの幅が増えることになりました。事務所には私以外にも水沢柚乃ちゃんを始め何名かゲーマーがいるし、ゲームの仕事ができる女の子がもっといたらいいんじゃないかって思って。だったら、eスポーツ事業をやろう! って考えたんです」

とはいえ、ゲーミングチームとなれば動く人もコストも大きくなるので、反対意見があってもおかしくない。

「私も年齢がアラサーになってきたので、後継者というか、これまで自分がやってきたゲームの仕事を次の世代に託したい思ってました。どうせならたくさんゲーム好きな方を集めて、ゲームの仕事をもっとできたらいいなって。それを伝えて、eスポーツ事業をやろうって事ってなりました」

このプロジェクトの特色の1つに、「女子限定」という点が挙げられる。eスポーツの世界では、男性プレイヤーが多数を占める中、女子限定にした意図には、倉持さんならではのリサーチが効いている。

「ゲーム会社の方と話すと、『ゲームがうまい女子ってどっかにいない?』ってよく聞かれるんですよね。企業側からすると、女の子を使いたいっていう需要があるんだと思うんです。実際、配信などでも女子ゲーマーが出ると数字がよくなるという話も聞きます。この仮説に基づいて、女子+本当のゲーム好きだったら結構いいんじゃないかなって思ったんですよね」

いかにも倉持Pらしいビジネス視点。女子限定チームは大きな決断だったはずだし、社内でも男女混合チームのほうがいいのでは? という意見もあったという。「最初は女子でやってみて、ファンの方の意見を聞きながら、男子もほしいねってなったらそのときに考えたい」という展望のようだ。

ただし、選考時に「本当にゲームが好きなこと」だけは最重要視すると話す。これを判定する方法はいくつか考えているようで、「本当に好きなゲームならそのタイトルに対する愛情や熱意を言葉にできると思うし、プレイ内容を見たらきっとわかるとは思うんです。実技というわけではないですが、プレイも見せてもらいたいです」。

ゲーミングPC支給+専用スタジオでのプロ指導も

チーミングができても、気になるのは選手の育成方法だ。自主練はやるにしても、大会をターゲットにするとそれだけでは追いつかないことも予想できる。

「G-STAR Gamingに加入してくれた女の子全員に、ゲーミングPCを支給することが決まってます。練習方法の方針については、FPS部門はけんき選手まとめてもらってます。それに事務所内にゲーミングスタジオを作ります! このスタジオは、練習や配信に使ってもらう予定です

現役プロ監修の練習ができるのは、かなり効率よくスキルアップができそうだ。しかも、ゲーミングスタジオで集中して練習できるのは、うらやましい環境といえよう。

この他にも、倉持プロデューサーならではの特典もある。

「弊社は芸能事務所なので、雑誌やテレビなどのメディア展開も検討中です。また、私なりのSNS戦略や仕事に対する考え方の指導はやっていこうと思います。ゲーミングチームでこの辺の指導をするのは、他にないんじゃないでしょうか。先日出版したビジネス本にも書いたんですが、より実践的な内容で既存チームとの差別化を図っていきたいですね」

選考には倉持Pやけんき選手も参加

本日発表と同時に応募が始まったG-STAR Gamingプロジェクトだが、結成までの流れについても聞いてみた。

「7月28日(日)までが応募期間で、その後書類選考、2次審査という流れです。書類だけで判断せず、できるだけたくさんの方と面接して最終決定したいと思ってます。私やけんき選手も選考メンバーですが、格ゲーやFPSに限らず募集します。

初期メンバーの発表を9月上旬で考えているので、それまでに、ユニフォームの完成とメンバーの宣材写真も撮影しようと思います。できれば、お披露目イベントを実施したいと考えてます!」

倉持さんのビジネス本には、「活動にストーリーを持たせることが大事」と書いてあるのだが、その点はプロデューサーとしてどうかんがえているのだろうか。この点については、「全員がワシが育てた感のある『みんなの育てたゲーミングチーム』をスローガンにしたい」という。グループアイドルだと路上から劇場、劇場からドームというようなストーリーがあるように、ゲームを融合させたサクセスストーリーを持ったチームにしたいという思いだろう。

最後に応募を考えている女子ゲーマーに倉持Pからひと言を。

「現役のプロゲーマーの方たちにコネクションがあるので、教えてもらいやすいのが1つのポイントです。やっぱり、教えてもらうのが一番早く上手くなれるので。それに、ゲーミングPC支給とスタジオ利用の環境もメリットだと思います。

ゲームが好きで、やる気のあるモチベーションが高い子! ご応募お待ちしております」

写真・大塚まり

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