14歳からゲーム配信!筋金入りのゲーマー人生:倉持由香のゲーマー交遊録【第0回】

倉持由香

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みなさま、こんにちは! 100cmのもっちりヒップ、尻職人こと倉持由香です。私はゲーム好きグラドルとして活動しており、今年のEVOにもストⅤ部門で参加してきました。このEVO2018で、ウェルプレイドジャーナルに取材して頂いたのがすべての始まり……。なんと、連載を始めさせていただくことになりました〜〜!

この連載は「倉持由香のゲーマー交遊録」というタイトルで、私と交友のあるプロゲーマーやガチゲーマーの方々に、私なりの視点でお話を聞いていこう!というのがコンセプトです。

今回は連載の第0回として、私のゲーマーたちとの関わり、そして自慢のゲーミング環境の紹介などを通じて自己紹介をさせていただければと思います。

女子高生がスク水でレトロゲーム実況するよ!

私は普段グラビアの仕事を中心に活動しているので「倉持由香といえば、尻!」というイメージを持っている方が多いと思います。

でも実は、14歳のときにゲーム好きアイドルとしてデビューしたのです。尻を出すようになったのは20歳を超えてからですね。

これは、最初に入った事務所がゲームアイドルを育てるのに特化したところだったのがきっかけです。事務所には、テーブル筐体やゲームウォッチから当時の最新の家庭用ゲーム機、ゲーム雑誌などがズラリと揃ってました。

ゲーム関連の仕事も現在ほどではないですが、東京ゲームショウやAOUなどイベント関連の仕事をさせていただいたり、またアーケードゲーム専門雑誌「月刊アルカディア」の連載ページでイラストを描いたりしていました。

今もイラストのお仕事は声をかけていただく機会があって、たまに漫画誌の企画で1ページ漫画を描いたりしています。

14歳から18歳ぐらいまで当時の事務所に所属していたのですが、そのときは住み込みで仕事をしてました。主な仕事は、お茶出しや掃除、事務所のWebサイト制作。いわゆる下っ端の仕事ってやつで、先輩のマッサージなんてのも私の仕事でした。住み込みといっても、寝床は台所の床に寝袋……という状態だったので、今思うとなかなかの環境でしたね。

そんな環境で生活しつつ、毎日のようにゲーム配信をしていました。当時はキャプチャーボードを持っていなかったので、テレビ画面をカメラで直撮り。しかも、スク水を着用。「女子高生がスク水で朝までレトロゲームをプレイする」という、文字にするとかなりヤバい配信でしたね。「大魔界村」や「スーパーメトロイド」などをプレイしてました。ニコ生やYouTube Liveがなかったため、配信プラットフォームはスティッカムというところで放送してたんですよ。

ニコ生ができる前からという意味では、ゲーム配信者としてはかなり先駆けの部類かもしれませんね。最初はゲームに集中して無言になっちゃったりしたのですが、回数を重ねるにつれ、自己流ですがゲーム実況のコツを掴むことができました。そんな経験が今になって役立ってますね。

有名ゲーマーとの交友で激太り!?

ウメハラさん、ときどさん、マゴしぃ(マゴ)、KSKさん(総師範KSK)、ザンギさん(板橋ザンギエフ)などが出演していた「ゲーマーズ甲子園」というCSのゲーム番組があったんですが、この収録現場に私が顔を出していた経緯で、格ゲーマーの方と交友を持つようになりました。これが出会いのきっかけですね。

この時代から格ゲーと関わることになったので、世代的には「ストリートファイターIV」(以下、ストIV)のころからですね。最初にストIVに触れたのは、プラザカプコン吉祥寺のロケテスト。ストリートファイターは子供の頃にお兄ちゃんとプレイした「ストⅡ」以来だったので、ストIVの印象は「最新のストリートファイターすごい!映像きれい!」でした。あっという間にボコボコにされてしまったけど、ガチャガチャ動かしてるだけでも楽しかったのは覚えてます。

ストⅣが盛り上がっている中、月刊アルカディアで「闘劇に出場するために、中野TRFの予選に出てみよう」という企画があったんです。案の定フルボッコにされて初戦敗退したのですが、「大会に出る」という高揚感が忘れられなくて、中野TRFに足繁く通うようになりました。

当時高校生だったので、放課後に中野TRFで開催されたストIVの初心者向け大会に出るようになったり、上級者向け大会では観戦の楽しさを知り、制服姿でのベガ立ちが日課になってました。格ゲーの魅力にどんどんハマっていったんです。

上級者向け大会には、ふ~どさんやザンギさんがよく来ていたので、2人のギルド「高モチベ」に入れてもらって、いっしょに西セガの3 on 3に出場したりしました。自分は何にも役立ってないのに優勝するという“格ゲー姫プ”もいい思い出です。

ちょっと話が脱線するのですが、2人は本当にラーメンが大好きで、ゲーセンからのラーメンコースに付き合っていたら3ヵ月で10kg以上太ってしまったこともありました……。2人に限らず、ゲーマーはラーメン好きな人が多い印象です。パパっと食べてまた対戦に戻りたいからなのかな?

事務所を辞めて船橋の実家に戻ったので、船橋フジや津田沼エースでもよくプレイしてましたね。ザンギさんのような『地名+キャラ名』のプレイヤーネームに憧れがあったので『船橋ブランカ』ってカードを作って初心者大会に出たりしてました。「ミゾテルボンバー」が運良く当たって1回戦を突破できたりすると、うれしくてガッツポーズですよ。

闘劇予選の遠征についていったりもしましたね。あくあさんの車にみんなで乗せてもらって。ネカフェで1泊して、大会中は応援してるチームの後ろで「アイ!アイ!」って声出ししたりして。終わったら打ち上げ。部活みたいでしたね。

20歳を超えてからは、中足絶唱TKDさん主催の西セガ飲み会に頻繁に顔を出してました。ゲーセンだけじゃなく、ヨシヲ邸でEVO観戦したり、湘南にシラス丼を食べに行ったり、手持ち花火をしたり。10代のころはずっと事務所と学校の往復で、友だちと遊ぶってことが皆無だったので、格ゲー仲間は私にとって大切な大切な“青春”なのです。

私自身は上手くプレイできないけれど、トップゲーマーたちの戦いぶりを生で観ていると、プライドのぶつかり合いや、チーム戦での仲間との絆が感じられるから「観戦」がとても楽しめたんですよね。

ライト層に向けた環境作り

そんなこんなで格ゲー界にはずっと関わってきたのですが、格ゲーファンの中には「女性に対して厳しい」方が一定数いるように思います。最近、ハロウィンがあったのでストⅤの使用キャラであるレインボー・ミカのコスプレをしたんですが、「好きでもないのに格ゲー界にすり寄ってくんな!」みたいなリプライが来て。もう10年以上いるのに……。さすがに好きじゃなきゃこんなにずっと関わらないですよ!

格ゲーマーの方々はみんな優しいんです。老若男女関係なく仲間に入れてくれるし、初心者にも教えてくれる。

それなのに、視聴者勢が排他的だとコミュニティの衰退に繋がってしまう恐れがあると思うんですよ。

プロゲーマーという職業を確立させ、大会賞金以外の収入(ステージ、イベントなど)が増えるようにするには、ライト層に向けてのアピールが非常に大事。

ときどさんがメディアで活躍して「へ〜、格闘ゲームのプロがいるんだ」と興味を持ってくれる方々が増えても、ちょっと調べたときに「うわ、なんだかギスギスして怖い業界……」と思われてしまったらもったいないですよね。

なので、この連載も含め、番組やイベントなどで私は「格ゲーマーってこんなにカッコいいんだよ!観戦するのも楽しいよ!」ってことを伝えていきたいなと思っています。

その一環として、ストVの道場機能で「SIRIDOJO」を作ってみました。私の道場は初心者大歓迎です!いっしょにちょっとづつ強くなっていきましょう!

仕事が不定期なのでプレイ時間のムラはありますが、ゲームは何らかのタイトルは毎日してると思います。 PS4の話題作「Marvel’s Spider-Man(スパイダーマン)」を始めたり。

でも、最近はストVモチベが高いので、トレモばっかりしてますね。ランクマやルームマッチ配信をすると「前より上手くなったね!」というコメントをもらえたりして、とても励みになります。マゴしぃにもこの間「お前、対空出るじゃん!」って褒めてもらえてうれしかったな〜。

ずっとできなかったことが練習してできるようになると、達成感がありますね。もっとLPが上がったら対戦会にも顔を出してみたいと思います。

ゲームのジャンルでいうと、麻雀も好きですね。部屋に全自動雀卓を置いてあるんですよ。麻雀を始めるきっかけになったのは、セガの「MJモバイル」というスマホ用麻雀ゲームのお仕事です。

TGSでグラドル4人がMJ対決をするというステージがあったのですが、その当時私は麻雀経験ゼロ!しかも、本番2日前くらいにステージ内容の詳細を教えられたので超焦りましたよ。ふ〜どさんにとりあえずのルールを教えてもらって、なんとか本番に臨みました。

本番ではなんと、ルール覚えたてホヤホヤの私が優勝!その後も、AbemaTVの“勝ったら100万円、負けたらすっぴん”という麻雀番組でも優勝して、100万円をゲットしちゃいました。運だけは良いんですよね。

麻雀はいつもゲーマー仲間と打つのですが、人読みスキルが優れてるからなのか、ウメさんしかり、ボンちゃんしかり、格ゲーマーの方は麻雀が上手な人が多いように思います。

麻雀をしていても、格ゲーをしていても「私、メンタル弱いなぁ……」と思うことがよくあります。テレビ対局だと手が震えて涙目になっちゃうし、大会だとコンボミスどころか、頭が真っ白になってガードすらできなくなってしまうんです。こういう仕事をしておきながらアレなんですが、大勢の人前が苦手なんですよね。豆腐メンタルなんです。

家のゲーミング環境にはこだわります!

人前が苦手なこともあって、休みの日はほとんど引きこもってゲームばっかりしてますね。なので、自宅のゲーム環境にはかなりこだわってます。夜中でも騒音を気にしないゲーム部屋が欲しくて、わざわざ2LDKのタワーマンションに引っ越したんですよ!!

ゲーミング機材で欲しいものは割とすぐにポチっちゃいますし、形から入る傾向があるので一式揃えたがりです。その方が「よし、やるぞ!」という気持ちになるんですよね。

ゲーミングPCはWEB CMにも出演させていただいた、おなじみG-tune!G-TuneのMASTERPIECE i1620PA1-SP2で、配信はこのPCからやってます。SPEED & POWER。

モニターは、G-MASTER GB2488HSU-3を2台使用して、1台は視聴者さんのコメント確認用として縦にしてます。ガス式のモニターアームを使用してますが、2台あるとなかなか重量があって、女子1人だと設置に苦労しました。

デスクはBauhutte、チェアはAKRacingのもの。デスクやゲーミングチェアも自分で組み立てました。組み立ての様子も生配信したんですよ。苦労した分、とても愛着が湧いてますね。

キーボード、マウス、ヘッドセットはピンクで統一して女子力をアピール(すべてRazer QUARTZ EDITION )。キーボードは英語版なんですが、WASDぐらいしか使わないので特に問題ないですね。

今欲しいと思っているのは、新型のRazerから出たBLADE 15というゲーミングノートPCですかね。これがあったらベッドやソファーでもPCゲームがサクサク快適にできる。私はかなり面倒くさがりなので、ベッドに介護用のテーブルを設置して、そこにRazer Bladeを置きたいんですよ。休みの日はベッドから出ずにずっとゲームするのが理想ですね。

さて、ここまで長ーい自己紹介を読んでくださりありがとうございます。倉持由香のゲーマーと関わってきた人生の一端が伝われば幸いです。そして、「倉持由香のゲーマー交遊録」第1回目は、ジョビン選手に話を聞いてきました!原稿は今せっせと書いてますので、もうしばらくお待ちくださいませ。

今後、いろんな選手に話を聞いていきたいですが、個人的にはsakoさんやどぐらさん、ハイタニさんといった家庭を持つゲーマーの方にインタビューしてみたいです。プロゲーマーという職業で一家の大黒柱になるという決心をした心境をお聞きしたいです。プロゲーマーという職業がより一般化したときの道標になると思うんですよね。奥様にもお話が聞けたらいいなぁ。

「こんな選手に話を聞いて欲しい」ってご意見も私のツイッターにて随時募集中です。お待ちしております!

class="p-emBox"> 写真・大塚まり
記者プロフィール
倉持由香
ゲームに本気で取り組む100cmのもっちりヒップ、尻職人グラドルゲーマー。14歳でゲーム配信者デビューをし、格ゲーマーとの交流が深い。自宅のゲーミングスペースにはPCやゲーム機に加え、雀卓も完備。ストVでの使用キャラは、レインボー・ミカ。

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