AVALONのれたすぅ!は花びら舞うピンクの荒野大会を思い描く

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バトルロイヤルゲームの荒野行動では、多数のチームが存在し、大会参加を中心に活動している。その中の1つに、「AVALON」がある。
本稿では、AVALONのストリーマー部門に所属している「しゃきっとれたすぅ!」が考える荒野行動の魅力から、彼女が思い描く女性がメインのオフラインイベント構想を話してもらった。
2020年2月までにチャンネル登録者10万人が目標
――最初に、しゃきっとれたすぅ!さんの名前の由来を教えてください。
しゃきっとれたすぅ!(以下、れたすぅ!):
「れたすぅ!」の部分は3文字のかわいい名前がいいなと考えていて、ひらがなの「れたす」「ちくわ」「ぽてち」の3つのうちどれにするかで悩んでいたんです。
決め手になったのは、荒野行動のゲーム中によく飛び交っている「ナイスゥ!」というセリフでした。多くのプレイヤーがこの掛け声でプレイを褒めるので、3つのうち語尾の母音が同じ「れたす」に「ぅ!」を付ければ、呼びやすいしかわいいかなと思ったんです!
「しゃきっと」の部分に関しては、YouTubeのチャンネル開設をするときに姓と名の2つを入力する必要があったので、なんとなく付けちゃいました(笑)。
――レタスが好きだから名前に入れたわけではないんですね。
れたすぅ!:
レタスは嫌いではないんですが、特別好きというわけでもないですね。実は「ちくわ」と「ぽてち」も捨てるには惜しいぐらいかわいいなと思っています。ただ、このかわいさを理解してくれる人はなかなかいません(笑)。
――名前の話でもありましたが、れたすぅさんはプライベートでも直感で行動してしまうタイプなんでしょうか?
れたすぅ!:
私は外出するのをめんどうに感じてしまうタイプなので、何も予定がないときは基本的に家でゴロゴロしていますね。
でも、友人と約束があれば普通に外出もします。茨城県に住んでいたときは周りに遊ぶところがなかったので、少し遠いですが東京まで遊びに行ってました。上京してからは遊ぶ場所に困らないので、快適ですね(笑)。
外出すると決めた日は、遊び、買い物、美容院などの予定をギュウギュウに詰め込んで、できるだけ1日ですべて終えられるように工夫してます。それぐらい、私は外出が億劫なんです(笑)。
――もしや、めんどくさがり屋さんですか?
れたすぅ!:
そうかもしれないです。実は部屋の掃除も大の苦手で、いざ掃除を始めようと決めてもなかなか動けません。でも、部屋が散らかっている状態で過ごすのはもっと苦手なので、できるだけ散らかさないように過ごしてます(笑)。
――家ではゴロゴロしているとのことですが、どんなことをして過ごしていますか?
れたすぅ!:
YouTubeやアニメ、映画などをよく見てます。あっという間に時間が過ぎるので、暇つぶしには最適ですよ。
――れたすぅ!さんのTwitterフォロワー数は3万人を超えています。人気に火がついたきっかけはなんだったんでしょう?
れたすぅ!:
2019年2月に「荒野女子バレンタイン大作戦」という、男性の実況者と女性プレイヤーがデュオを組んで戦う大会のようなイベントがきっかけで有名になれたんだと思います。
私はふぇいたんさんという方にデュオを組んでもらって出場したんですが、そのイベント用に投稿した動画で私だけ顔出しをしていたんですよ。それで、動画や番組視聴者の目に留まって注目されたんだと思ってます。
荒野女子バレンタイン大作戦での結果は6位でしたが、順位以上の反響を得ることができたのでがんばってよかったです。私が有名になれたのは、ふぇいたんさんの力による部分も大きいと思いますね。
――そこからYouTubeに力を入れ始めたんですね。
れたすぅ!:
そうです!
私は趣味も夢もないというちょっとつまらない人間なんですが、YouTubeを始めてから人生に目標ができました。本当は2019年のうちに達成したかったことではありますが、2020年2月で私がYouTubeを始めて1年になりますので、それまでにチャンネル登録者数10万人を突破したいです。
現在は6.7万人なので、もっともっとがんばらないといけないですけどね。
女性限定大会を開催してステージに花びらを
――2019年11月に実施された「荒野行動2周年記念感謝祭」では、芸人の「和牛」とペアを組んで荒野行動の大喜利をしていましたね。大喜利はかなり難しかったのではないでしょうか?
れたすぅ!:
難しすぎて頭がパンクしそうでした(笑)。
でも、和牛さんのサポートにすごく助けられましたね。そもそも大喜利なんてやったことがないので、面白いことは言えなかったと思います……。
――緊張もされたと思います。何か対策はしていましたか?
れたすぅ!:
対策は何もしていないですね。がんばってやりきることしか考えていませんでした(笑)。
荒野行動のイベントにはたびたび出演させていただいているんですが、頻繁にイベントがあるわけではないので、場慣れもできません。ですので、今後も私のことをあたたかい目で見守ってください。
――2019年8月に実施された荒野行動のオフラインイベント「荒野Championship-元年の戦い」の会場では、大会に出場していた選手の周りにファンが集まっていました。
れたすぅ!:
オリジナルの応援グッズを作っている人もいますし、選手の応援をするためにイベントに参加する方がたくさんいるようです。
「荒野行動2周年記念感謝祭」では選手のサイン会が実施されたんですが、イベントとして交流する機会が設けられたのは初だったと思うので、ファンはうれしかったと思いますね。
今後も選手とファンの距離を縮められるようなイベントをたくさん実施してほしいです。
――「荒野行動2周年記念感謝祭」ではゲーム内で結婚が可能な「結婚システム」や、ゲーム内通貨を賞金として提供が可能な「カスタマイズ試合」、賞金150万円の大会を月に1度実施する「荒野HIGH LEAGUE」などが発表されました。この中で、注目しているものはありますか?
れたすぅ!:
「荒野HIGH LEAGUE」と「カスタマイズ試合」は注目してます。荒野行動では大会優勝を目的とするチームがたくさんいるので、賞金が150万円も出る「荒野HIGH LEAGUE」はかなり盛り上がりそうです。
荒野行動には個人で大会を主催している方も多いのですが、賞金はゲーム外で受け渡しを行っていたはずなんです。それを「カスタマイズ試合」の機能を使ってゲーム内で完結できるのは、大会主催者にとってはかなり魅力的だと思いますね。
――大会やイベントを開催している方は確かに多いですね。もし、れたすぅ!さんが荒野行動のオフラインイベントを自由に開催できるとしたら、どんなイベントにしたいですか?
れたすぅ!:
女性だけの公式大会を開催したいです。女性にもかなり強いプレイヤーがいるので、輝けるような舞台を用意してあげたいです。
あとは、ステージのデザインを華やかしたいですね。これまでのステージはかっこいいデザインが多いと思うので、女性限定大会では選手の登場時に花びらが舞うような、華やかで煌びやかなステージにしたいです!
サイドイベントには、荒野行動のコスチュームを現実で着用できて、そのままプリクラが撮れるようにしたいですね。夏なら、浴衣でもありかも。
そして、何と言ってもインスタ映え要素は欠かせないです。とりあえず、タピオカを用意します(笑)。
――かなり具体的に考えられているんですね! 試合の合間に挟むイベントはいかがですか?
れたすぅ!:
荒野行動のコスチュームを使ってキャラクターデザインコンテストや、ファッションショーなどを開催してみたいですね。とにかく、遊び心多めのイベントに仕上げたいです!
AVALON Girlsには猛者プレイヤーがメンバー入り
――れたすぅ!さんはどういったきっかけで、「AVALON」に所属することになったんでしょうか?
れたすぅ!:
2019年8月当時、私が所属していたチーム「DgG」が解散することになって、そのときに「女性だけのチームを作りたい」とAVALONの運営をされている方から声をかけていただきました。話を聞いていて素敵だな、協力したいなと思えたのでAVALONへの加入を決めました。
詳しい活動内容などは今話し合っているところですが、「AVALON Girls」という女性チームで大会に出場して優勝を狙いたいと思っています。2019年12月時点で在籍しているのは私を含めた3名なので、これからメンバーを集める段階ですね。
――現在はどんなメンバーがいますか?
れたすぅ!:
優勝すればメンバー入りができる大会を開いたんですが、そこで優勝した「えす」選手がAVALON Girlsに加入しています。大会の様子を見たのですぐわかるんですが、猛者プレイヤーと言っても過言ではないぐらい強いので、同じチームで一緒に戦える日が待ち遠しいです!
そして2019年12月には「tentya」選手も加入しました。大会で多くの実績を残している選手なので、続々と強力なメンバーが集まりつつありますね。私も練習をがんばらないと(笑)。
荒野行動を通じて人生の目標ができたと語るれたすぅ!は、今後もAVALONの一員として荒野行動を盛り上げてくれるだろう。
後編では、れたすぅ!の荒野行動との出会いや、おすすめの大会観戦スタイルを聞いた。
写真・大塚まり
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