YAPIMARU×まさちょんが語るブロスタ愛とチーミング論

キズグチアロエ

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流行りのゲームには、動画投稿で人気を得るYouTuberや、公式に負けじと大会を開催するイベンターが数多く存在する。

「Brawl Stars」(以下、ブロスタ)も例外ではなく、グローバルリリースから4ヵ月しか経っていないにも関わらず、トップランカーを中心にYouTubeでの配信・動画での展開や大会シーンが盛り上がっているようだ。

盛り上がりの秘密を探るべく、YouTuberとしてブロスタを盛り上げているYAPIMARUさんと、「ブロスタリーグ」を開催して、大会シーンを盛り上げているまさちょんさんに話を聞く機会をもうけた。

そこで判明した彼らのブロスタへの思いや、愛ゆえに発せられた厳しい意見を前後編に分けてお届けする。

YAPIMARUさんはスナイプされるほどの愛されキャラ!?

――最初に、ブロスタの面白いところを教えてください。

YAPIMARU:
オレはブロスタをスポーツだと思ってるんですよ! ブロスタの大会だと3人1チームなので、勝ったときにみんなで喜べるのがスポーツ感があって好きです。

「クラッシュ・ロワイヤル」の日本1決定戦を見たときは何とも思わなかったんですが、世界大会でチームを組んで戦っているのを見て、感動と鳥肌がとまりませんでした。

――つまり、エモいと。

YAPIMARU:
そうです(笑)。ブロスタはチームで戦うモードが多いので、大会をやったら盛り上がるだろうし、早く大会やりたいなって思いました。チームで戦えるのがブロスタの面白いところですね!

まさちょん:
ブロスタの面白いところは、やっぱり複数人で遊べるところですね。1人でやるよりも、誰かと一緒に遊ぶほうが好きなので(笑)。

あとは、モチベーションによって様々な遊び方ができる点かな。エンジョイ勢なら友だちとプレイすればいいですし、自由度が高いのは魅力です!

まさちょん:
あとは、YAPIMARUがみんなに愛されすぎていて、スナイプされてるのが面白いところです(笑)。YAPIMARUがトロフィーを上げようとすると、同じぐらいのトロフィーのプレイヤーがマッチングを開始して、YAPIMARUを負かそうとするんですよね(笑)。

――そんなことがあるんですね(笑)。スナイプされてどうでしたか?

YAPIMARU:
1日プレイして、トロフィーが30しか上がらなかったときは本当に萎えました(笑)。スナイプされるのって結構辛いんですよ……。

まさちょん:
YAPIMARUが怒ってるのはわかってるけど、やってる側は楽しいみたいで(笑)。

YAPIMARU:
スナイプされだしてからは、こっそり遊ぶようにしてます(笑)。

――スナイプ対策をしてるんですね(笑)。トロフィーが高いとマッチングにも時間がかかると聞いたのですが、本当ですか?

まさちょん:
マッチングはかなり遅いですね。

YAPIMARU:
5分かかるのが普通で、長いときは10分を超えます。2試合やるだけで、食事も歯磨きもできるからね(笑)。

まさちょん:
そうなの?(笑)

YAPIMARU:
ちょっと歯みがきと食事に挑戦してみるわって言って、実際にやったらできました。ブロスタは普通に生活しながらプレイできるゲームです(笑)。

――5分もですか……私は今8,000トロフィーぐらいなんですが、1分かからずマッチングします。

YAPIMARU:
そんな早さでマッチングしたら、トロフィーめちゃくちゃ上がるよ。20,000トロフィーとか余裕じゃないかな?

まさちょん:
いやもっといくよ。25,000トロフィーぐらいならいける。

――私にはわからない感覚ですね(笑)。まさちょんさんは大会運営を、YAPIMARUさんはYouTuberとして活動されているようですが、それぞれの今後の課題って何ですか?

まさちょん:
今開催してる「ブロスタリーグ」は初心者から上級者まで楽しめるように設計していますが、今以上にみんなが楽しめる大会にしたいです! 大会をもっと認知してもらえて、規模も大きくなればうれしいです。

――強みをさらに伸ばすのが課題なんですね。

まさちょん:
そうです! 誰でもできるような大会じゃなくて、自分にしか実現できない大会を作りたいんですよ。

――なるほど。YAPIMARUさんはどうですか?

YAPIMARU:
YouTuberとして、どんなブロスタプレイヤーでも楽しめる動画を作るのはもちろんなんですけど、今後はオフラインイベントに関わっていけたらいいなと考えています。

もっと有名になってイベントを企画していけば、ブロスタの盛り上がりを維持できるかなと思ってます!

ブロスタはeスポーツ!重要なのはオフライン大会

――オフラインイベントがあれば、私も参加してみたいですね。2人はよく大会に参加されているようですが、ブロスタをeスポーツタイトルだと思っていますか?

YAPIMARU:
思ってます。大会とか絶対面白いよ。

まさちょん:
オレもそう思ってる。ブロスタは敵チームの思考を読み取ったり、編成や相性も考えたりしないといけません。

使用キャラやマップも平等ですし、個人技よりも連携力が求められるので、競技性が高くeスポーツタイトル向きだと思いますね。

YAPIMARU:
そうだね。大きい会場でさ、ブロスタの選手がステージの真ん中に集まってるところにスポットが当たれば、緊張感あるし見てるだけで楽しいと思う。

――そういえば、YAPIMARUさんは「RAGE 2019 Spring」のリアルエメラルドハントに参加してましたよね。オフラインでの対戦はどうでしたか?

YAPIMARU:
オンライン大会だと、負けたときにイライラして終わることがあるんです。でも、オフラインにはこれがないんですよね。イライラの代わりに、「あーあ……。」みたいな感じになります(笑)。

オフライン大会はなんといっても、プレイの上手さ関係なく仲良くなれるし、盛り上がりがすごいんです!なのでオンライン大会よりも、たくさん開催されるべきだと思います。

――なるほど。実際に会って交流するのが重要なんですね。

YAPIMARU:
交流できる場所が増えて盛んになれば、ただブロスタをプレイするだけじゃなくて、上手くなりたいという気持ちが芽生えると思ってます。

例えばですが、もし地元にブロスタの大会が週に1回あれば、そこで勝つことを目標にできるはずです。

――大規模の大会というよりは、小規模でたくさん大会を開催してほしいということでしょうか?

YAPIMARU:
そうですね。大会ってだけで盛り上がれると思うので!

まさちょん:
ブロスタのイベントはあるとしても関東だと思うので、全国で開催されるようになってほしいです。

バトルロイヤルで勝つためにパワーキューブは取らない

――まだグローバルリリースされて4ヵ月ですから、これからに期待ですね。ブロスタの実力を示す数値である、トロフィーを上げるコツってありますか?

まさちょん:
バトルロイヤルで上げるのがおすすめです。負けることがないので。

――負けることがない!?

まさちょん:
ほぼトロフィーは下がらないですよ。10位とか9位になるのはあり得ないんで(笑)。

――自分以外が敵のバトルロイヤルで、負けることがないのはどういうことでしょうか?

YAPIMARU:
キル厨にならなければ負けませんよ(笑)。

まさちょん:
9位とかになるのは、大体キルを優先するキル厨です(笑)。コツとしては、パワーキューブを取らないことですね。

――自身を強化できる、パワーキューブをとらないのはなぜですか?

まさちょん:
チーミングをするからですね。チーミングをするときにパワーキューブを何個も獲得していると、裏切るんじゃないかと疑われてチーミングの輪に入れてもらえないんですよ。

YAPIMARU:
チーミングはやったほうがいいですよ。チーミングはあまり好ましく思われてないみたいだけど、チーミングっていうのは戦術ですからね。

まさちょん:
でも、一時的に超強化されるエナジードリンクが出現するバトルロイヤルでは、まったくチーミングできないんですよね。

YAPIMARU:
チーミングが増えたから、エナジードリンクのようなギミック付きのバトルロイヤルが増えたんだろうね。2人で挑戦できるデュオモードが実装されたのも、チーミングが理由だと思う。

――チーミングが話題にあがるたびに、何が正解なんだろうと考えていました。

YAPIMARU:
別にチーミングは悪いことじゃないと思ってるよ。むしろ、やったほうがトロフィー上がるから(笑)。例えばだけど、自分が無人島に放り込まれた状況で仲間を作るのは当たり前じゃん、そんなの(笑)。

逆にチーミングやらないって人は、綺麗事を言ってると思うよ。

まさちょん:
バトルロイヤルって本当に奥が深いんだよね。1位になるためのいろんな戦術があるんで。

YAPIMARU:
トロフィー200ぐらいの人がチーミングされて負けて、面白くないって発言をたまに見るけど、それ見るたびにじゃあ面白くしようよって思う。

バトルロイヤルは、くるくる回れば面白いよ(笑)。


ブロスタがどうすれば盛り上がるのかを考えている2人からは、ブロスタに対する並々ならぬ愛が伝わってきた。

チーミングについては、楽しもうとした結果この戦術が生まれているようだ。

後編では、まさちょんさんが主催しているブロスタリーグについて掘り下げていく。

写真・大塚まり

(C)2018 Supercell Oy

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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