トップ層の本気が見たい!YAPIMARU×まさちょんトーク

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■前編記事
有名になりたいなら1体のキャラを極めるべき
――ブロスタの有名人は、ほとんどがグローバルリリース前からプレイしていたプレイヤーだと思います。新規プレイヤーが有名になるには、どうすればいいのでしょうか?
YAPIMARU:
1体のキャラを極めれば、有名になれると思います。
まさちょん:
そうだね。どんなモードでも強い、ポテトきゅんっていうモーティス使いがいるんですけど、賞金稼ぎの立ち回りが特にすごいんです。
YAPIMARU:
ポテトきゅんさんはトロフィーを上げるというよりも、モーティスのテクニックを上げる感じだね。
まさちょん:
でも、最初は少し避けられてたよね、煽りがすごくて(笑)。
YAPIMARU:
とはいえ最近は周りに認められてきて、動画も出すようになってるね。こんな感じに、総合トロフィーを上げるよりも、1体のキャラをうまく使えるようにしたほうが有名になりやすいかな。
簡単にいうと、僕らと対戦できるレベルにきたほうが早いかな(笑)。
――なるほど。全キャラのトロフィーを上げは大変そうですが、1体だけでいいなら頑張れそうな気がします!
まさちょん:
最初は煙たがられると思います(笑)。でも、そのうち認められるようになるので!
YAPIMARU:
新規の人は僕らと当たるぐらいトロフィーを上げて、Twitterを始めたほうがいいね!
――Twitterがおすすめなのはなぜでしょうか?
YAPIMARU:
交流できるのもだし、一緒にブロスタやろうって声をかけられるからです。ゲーム内で強いプレイヤーとマッチングしたら、ゲームの名前をTwitterで検索することもありますし、Twitterはブロスタにおいて欠かせない存在ですね。
まさちょん:
ブロスタリーグのような大会の情報も、基本的にTwitterでしか流してないしね。
YAPIMARU:
意外と、Twitterやってないブロスタのプレイヤー多いんだよ。YouTubeしか見てないってパターンが多いみたい。
今度動画でTwitterやったほうがいいよって言っておこう(笑)。
まさちょん:
オレのフォロワーを増やすためにもね(笑)。
ブロスタリーグ開催はこれまでの大会を壊すため!?
――大会に出たい人は、Twitterはほぼ必須なんですね。まさちょんさんが「ブロスタリーグ」を開催する理由って何ですか?
まさちょん:
ブロスタの大会はいくつもあるんですけど、優勝者の顔ぶれが変わらないんですよ。優勝チームも準優勝チームも一緒なのが、楽しくないわけじゃないけど……。
YAPIMARU:
楽しくないよ。
まさちょん:
そう、やっぱり楽しくなくて(笑)。
――楽しくないんですね(笑)。
まさちょん:
オレとかYAPIMARUも大会に出るんですけど、いつもベスト4までしか勝てなくて。
YAPIMARU:
なんか、本当にこう……。やっぱいいや、まさちょん話していいよ。
まさちょん:
(笑)。オレたちも強いんですけど、実力と連携力の差でどうしても勝てなくて。この優勝チームが決まってるような大会をぶち壊したかったんですよ。
YAPIMARU:
オレも同じ気持ちだったよ。
まさちょん:
そこで、強いチームをバラバラにできる、ドラフト制のブロスタリーグを開催しようと決めました。
YAPIMARU:
当時はオレも同じことを思っていて、まさちょんと同時に似たような内容をツイートしたんですよ(笑)。
――なんだかアツい展開ですね!
まさちょん:
お互いにそのツイートを見て意気投合して、ドラフト制にすればいいよねと結論が出ました。
チームが強いのか、メンバーが強いのかもわからなかったので、強いチームのメンバーを分けたらどうなるのか知りたかったんですよね。
YAPIMARU:
同じメンバーが悪いわけじゃなくて、新しいメンバー、新しい形での大会を見たかったんですよね。トッププレイヤーの本気のバトルというか。
――第1回ブロスタリーグが終わりましたが、手ごたえはどうでしたか?
まさちょん:
手ごたえは予想以上にありました! 正直ここまで注目されると思ってなかったですね。
最初にブロスタリーグのアカウントを作って「Coming Soon」とツイートしたんです。そしたら、大会の内容も誰が開催しているのかもわからない状態なのに、めちゃくちゃ拡散されてびっくりしました(笑)。
――私もそのツイートは見たんですが、使用していた画像のクオリティが高かったので、一瞬公式大会かと勘違いしました(笑)。
まさちょん:
(笑)。完璧主義者なのでミスをしたくなくて、誰にも不満を持たせたくなかったんですよね。ルールを1つ決めるときも、1日何時間も会議をしてます。
――熱意を感じますね。
まさちょん:
まあでも、YAPIMARUは参加してないんですけどね。
YAPIMARU:
たまに参加するじゃん(笑)。
まさちょん:
(笑)。これだけ考えぬいた大会を運営していて、嬉しかったことがありました。
元々は、トッププレイヤーの本気の戦いを見たくてブロスタリーグを開催したんですけど、最初のweek1が終わったときに、「運営すごかった」ってたくさんの方にツイートしてもらえていたんです。
――それはうれしいですね!
まさちょん:
本当にうれしかったです。いろんな人が大会を運営していますが、基本的に運営って文句言われるんですよ。「このルール意味わからない」とか、「グダグダしてる」とか。
仕事しながらのルール作りや運営だったので、苦しい期間をがんばって乗り切った甲斐があったなと感じてます。
――有志の戦績集計チームや、賞金の協賛者の存在も大きかったのではないでしょうか?
まさちょん:
かなり助かりました。協賛者が本当に出てくるかどうかわからない状態だったので、オレは苦しい思いをしてお金まで出して、いったい何のためにやっているんだろう?と考えた時期もありました。
戦績集計チームも無償で手伝ってくれて、本当に感謝しています。
YAPIMARU:
報酬を支払われないのに集まったのは本当にすごいよね。
まさちょん:
いろんな方々が応援してくれたので、最後までがんばってみようかなという気持ちになれましたね。
ブロスタに足りないのはイベント性
――第2回のブロスタリーグも楽しみです。今のブロスタに、改善すればもっと楽しくなるところはありますか?
YAPIMARU:
イベント性がもっと欲しいかな。毎日じゃなくてもいいから、ミッションやチャレンジモードがあったらブロスタはもっと楽しくなるのにね。
――なるほど。現状だと、補充されたトークンを回収するだけですもんね。
YAPIMARU:
そうそう。正直、今のブロスタはつまらない。
まさちょん:
上位プレイヤーは、何も考えなくても勝てるので作業感覚になってしまうんですよね。
YAPIMARU:
別にチャレンジモードを作ったからと言って、新規プレイヤーが減るわけではないでしょ?新規プレイヤーはブロスタを楽しめてるからいいけど、上位プレイヤーのモチベーションがなくなるんですよね。
――上位プレイヤーのモチベーションを保つには、チャレンジモード以外には何が必要ですか?
YAPIMARU:
シーズンごとのランキングを、プロフィールかどこかに表示してほしいですね。新規プレイヤーばっかり意識してたら、上位プレイヤー本当にいなくなっちゃうよ……。
まさちょん:
いやもう、どんどんいなくなってるよ。
YAPIMARU:
繰り返すようだけど、今言ったことを追加しても新規プレイヤーが減るわけじゃないからね。
まさちょん:
他のゲームからブロスタに移動してきた人がいたんですよ。すぐ上位に行ったけど、その先が何もなさ過ぎてすぐに元のゲームに戻っていきました。
YAPIMARU:
新キャラを出すのは全然悪くはないけど、もっと大事なことがあるでしょって。上位プレイヤーにもう少しだけ配慮してほしいな。
張り詰めた空気で大会ルールを決めているイメージだったが、彼らは写真撮影中にブロスタリーグのルールについて、笑顔で話し合っていた。ゲームを楽しみ、大会設計まで楽しんでいる彼らの作り上げるものが、面白くないわけがない。
そんな「ブロスタリーグ」は、現在シーズン2の実施が予定されている。筆者は選手として参加できなくとも、彼らの目指す大会を見てみたい、応援してみたいという気持ちでいっぱいだ。
新規プレイヤーのことを考えてYouTubeや大会運営をがんばる彼らは、これからもブロスタを間違いなく盛り上げてくれることだろう。
写真・大塚まり
(C)2018 Supercell Oy
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