コンパス人生解析システム:だいともは大会練習なしで3倍の力を発揮する!

キズグチアロエ

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「#コンパス 戦闘摂理解析システム」(以下、#コンパス)は、2016年12月17日にリリースされた3vs3のリアルタイム対戦ゲーム。

本作では公式大会がいくつも開催されているのだが、多くの大会で好成績を残し、プレイヤーが成熟してきた今でも変わらず優勝を収めている「だいとも」というプレイヤーが存在する。

だいともは公式イベントに数多く出演しているため、大会参加者ではなくても名前は耳にしたことがあるのではないだろうか。

本記事では、だいともが歩んできた#コンパス人生を解析していく。

LINEの#コンパスグループで出会った荒野の盗賊達

だいともは#コンパスより前にプレイしていた、「ドラゴンクエストX オンライン」や「白猫テニス」というゲームタイトルでも上位ランカーを経験しており、ゲームセンスはそこでも発揮されていたようだ。

#コンパスをプレイし始めた頃について話を聞いてみると、#コンパスを昔からプレイしている人なら懐かしく、最近始めた人なら意外な話をだいともが語る。

「プレイし始めたときのことはあまり覚えていないんだけど、#コンパスにハマったってわけではないんです。ただ、友だちと通話しながら遊んで楽しんでいるだけでしたね。

昔は、十文字アタリがダッシュアタック(以下、DA)してるだけで勝てるゲームだったんですよ! DAに必要な移動距離が短すぎて、連続でヒットさせることができたんです。

しかも、罠カードとか毒カードがめちゃくちゃ強いときだったから、十文字アタリのデッキに毒カードを入れて戦えば大体勝てたんだよね(笑)」

#コンパスを始めたてにも関わらず、ヒーローやカードの強い弱いを理解していることから、だいとものゲームへの慣れが感じられた瞬間であった。

「あと、ルチアーノの攻撃範囲が15mぐらいあった気がする。ヒーロースキル(以下、HS)の時間も今の3.3秒じゃなくて7秒で、いわゆるぶっ壊れヒーローだったよね(笑)。

ダメージカット(以下、ダメカ)のエフェクトも四角から筒状に変わったのも懐かしい、当時は違和感しかなかったなあ」

昔話に花を咲かせつつも、だいともが最初のころに組んでいたチーム「荒野の盗賊達」について話を聞くと、3人の出会いからチーム結成の流れを聞くことができた。

「メンバーのじょかとは古い仲で、もう1人のkazuとは#コンパスのLINEグループで出会ったんです。

でもkazuは他ゲームで忙しかったので、#コンパスやろうって誘ったときはいつも他ゲームを終えるまで待ってましたね(笑)。ただ、このkazuがリアルの忙しさが原因であまり#コンパスができないみたいで、今は荒野の盗賊達では活動してないですね。

チーム名も、僕が2秒で適当に考えた「荒野の盗賊達」でkazuが勝手に大会にエントリーして定着していたんですよ(笑)。kazuが今も#コンパスをずっと続けていてくれたら、このチームはもっとやれたんだろうなって思ってます。

じょかとは違うチームで大会に出場していますが、仲違いで解散したわけではないです。むしろ、「プチ炎上 #コンパス甲子園 中国・四国大会」でいっしょに大会を解説してるぐらい仲いいですよ(笑)」

予選全勝で敗退!? 試合数が足らず予選落ちに

荒野の盗賊達が初めて参加した大会は「大炎上 #コンパス グランドスラム オフライン大会(β)」とのこと。この大会について話を聞くと、このように話してくれた。

「予選を勝ち抜くには、対戦を繰り返して7回勝利する必要がありました。バトルが終わったチームから並んで、また席についてバトルをするという流れだったのですが、予選を全勝したにも関わらず、対戦数が足らなくて予選敗退になってしまったんです……。

最初は呼ばれたチームから対戦というルールでしたが、僕らが呼ばれたのは最後の方だったので、結果的に対戦数が足りなくなりましたね。負ける気がまったくしなくて、本戦に出場さえすれば優勝できると確信していたので、本当に残念でした」

この結果に悔しさも感じたようだが、本大会で上位に入れば優先出場権を獲得できた「大炎上 #コンパスグランドスラム 超会議トーナメント」の抽選に、荒野の盗賊達は諦めずに応募したとのこと。

筆者はこの大会をニコニコ生放送で観戦していたのだが、荒野の盗賊達の安定感は軍を抜いており、だいともの操るジャンヌ ダルク(以下、ジャンヌ)がバトルの流れを作り出していたと記憶している。

この大会のことを、だいともは意気揚々と語った。

「抽選対象チーム結構いたんですが、最後の1枠で当たって出場できることになったんです!さすがに「よっしゃー!」って声が出ましたね(笑)。

負ける気はまったくしなかったので、決勝戦までは余裕で勝ちぬくことができました。決勝戦ではkazuがニコラ テスラに倒されちゃって、ちょっと危なかったですね(笑)。

そのときはあまり避けるということを考えてないプレイヤーが多かったので、近距離攻撃カードの「機航師弾 フルーク・ツォイク」をみんな入れてましたね。kazuを倒したニコラ テスラにも、じょかが使ってたルチアーノにも採用されてました」

#コンパスグランドスラム 超会議トーナメント 決勝戦

「僕は避けることを意識していたので、ほとんどの攻撃を避けることができました。非公式大会でもジャンヌを使ってたんですが、そのときの仲間や対戦相手からは「だいとものジャンヌすごい」と言われてましたね」

避けることを考えてないプレイヤーがいると語った中で、だいともは「避ける」に注目して動いていたそうだ。だいともがジャンヌ”暫定”全1に選ばれたのは、恐らく「避ける」動きのすごさによるものではないだろうか。

今より昔のほうが上手い!? ジャンヌの避けテクニック

ここで、昔のプレイを今のだいともに見てもらうことにした。「昔は下手っぴですね」というコメントを期待していたのだが、この期待はすぐに裏切られることに。

「昔の自分のプレイ動画を見ると、避ける動きは昔の方が上手いんじゃないかって思うんですよね(笑)。昔は「【号令する歌姫】初音 ミク」と「電撃ロボ Eledoll- 115」のスタン攻撃を2枚使うVoidollがいたんですけど、2枚ともうまく避けられたんですよ。おそらく、昔は避けるのが上手い人と対戦してこなかったと思うので、使えば当たるっていう感覚でカードを使用してたのかもしれないですね。

特に、「ファミ通コンパス杯 6月予選大会」のtea break戦は自分でもすごいなと思いました。実は今でもたまに見て気持ち良くなるために、動画を見返すんですよ(笑)」

ファミ通コンパス杯 6月予選大会 決勝戦

そこまで使いこなしたジャンヌを最近は使っていないようなので、その理由についても聞いてみた。どうやら、だいともの#コンパスのスタイルが変わったようだ。

「昔はジャンヌで耐久をして「完封」と言われて気持ちよかったんですけど、最近はアタッカーのほうが楽しくて、守る戦い方から攻める戦い方になりましたね。血の気が多くなったんだと思います(笑)。

単純にアタッカーのほうが楽しくプレイできるんですよね。ただ、今後の大会でジャンヌを使う可能性はありますよ!」

自分より強い人は思い当たらない!

昔はタンクで今はアタッカーを使っていると話してくれたが、実際の大会ではガンナーも担当している。使用ロールの広さからか、固定のチームではなくいろんなチームで出場しており、しかも優勝することも多い。これについて話を聞いた。

「いっしょに組んでいるメンバーが強いっていうのもありますが、なんか「だいともパワー」って言われてることもあるみたいですね。僕より上手い人はいる?と聞かれても、パッと思い浮かばないので、自分より強い人は思い当たらないですね。

でも、自分のことを特別強いとは思ってないです。ただ、大会では集中できて上手いプレイが出ます(笑)。だから別に普段から強いわけではないんですよ」

最強プレイヤーとも名高いという伝えると謙遜する素振りを見せたが、自分より上手い人が思い当たらないところを考えると、だいともは自他ともに認める最強プレイヤーと言っても過言ではなさそうだ。

集中できるという大会について話を聞いてみると、だいともは少し得意げにこう語る。

「大会では、土壇場のときに凄いプレイができるという自覚はありますね。「プチ炎上 #コンパス甲子園 東海・北陸大会」の決勝戦が特にそうで、ほとんどのタイマンで勝てたし、加速効果が入ったVoidollに近距離攻撃カードも当てれてたし、結果的には負けてしまいまいたが、勝負の流れは完全に作れましたね。

普段と同じことをやるだけで、使うヒーローも大体決まってるので大会練習はほとんどしませんでしたが、そのときの僕は普段の3倍の強さでした。最強すぎるでしょ(笑)」


数々の大会で優勝を繰り返してきただいともは、現在「食パントースター」のメンバーとして「プチ炎上 #コンパス × WELLPLAYED LEAGUE」(以下、WPL)を2連覇中!しかも、3rd GATEでも予選を勝ち抜き、全部で4回開催されるWPLの予選をすべて優勝することが、より現実的になっている。

3rd GATEの決勝リーグは、7月4日(木)と7月11日(木)に開催される予定だ。本記事で語られただいともの強さを、ぜひその目で確かめてほしい。

写真・大塚まり

(C)NHN PlayArt Corp.
(C)DWANGO Co., Ltd.

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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