グランドスラムでルミナス優勝!コンパスPS向上委員会ではスプの初動を伝授

【この記事は約7分で読めます】
2019年12月8日(日)に、「#コンパス【戦闘摂理解析システム】」(以下、コンパス)の3周年記念イベント「#コンパスフェス 3rd Anniversary」(以下、コンパスフェス)が実施された。
本稿では、コンパスフェスの目玉である「大炎上#コンパスグランドスラム 2019年最強決定大会」(以下、グランドスラム)決勝戦の解説や、配信されなかったものの見どころ満載の「#コンパスPS向上委員会」(以下、PS向上委員会)の講義内容を紹介する。
ルミナスがストレートでグランドスラムを制覇
2019年の最強チームを決めるグランドスラムでは、大会を勝ち抜いた以下の4チームが激突した。
出場チーム
- ルミナス(TEPPEN1st代表)
- 食パントースター2.0(ウェルプレイドリーグ代表)
- ヤンキーのたまり場(TEPPEN2nd代表)
- ギラファノコギリクワガタ(甲子園代表)
ここからは、予選を2-0でストレート勝利して決勝戦に駒を進めた「ルミナス」と「食パントースター2.0」によるバトルを解説していく。
組合せ表
1バトル目:ルミナスがでらクラで連携力を見せ5-0勝利!
1バトル目の対戦ステージは「大会用でらクランクストリート」。各チームの使用ヒーローは以下のとおり。
【近】カードを得意とするVoidollやアダム=ユーリエフ(以下、アダム)、桜華忠臣(以下、忠臣)が多く起用していることから、一瞬の判断が勝負を分けるバトル展開が予想された。
0秒~1分:食パントースター2.0がポータルキーを無視して戦闘モード
最初に動きを見せたのは、食パントースター2.0のるノあが操るVoidoll。バトル開始直後にステージを横断し、-ピカッ-のルチアーノの元へ一直線に向かう。

ルチアーノは抵抗したものの、耐えきれずにキルされてしまう
その間にとろさーもんの忠臣が援護に来ていたが、【近】カード使用するもVoidollにダメージカット(以下、ダメカ)で防がれた。しかし、このタイミングでわき道を使って前線に合流した、しのみやの使用するリリカは倒されているため、人数差が発生せず大きくバトルが動くことはなかった。
そして、とろさーもんの忠臣が無防備にCポータルキーを制圧しているところを、だいともの使うアダムが攻撃を仕掛ける。

通常攻撃と【近】カードを使い丁寧に忠臣をキル
ここでマップに注目してほしい。ルミナスが3本のポータルキーを獲得しているのに対し、なんと食パントースターは0本だ。

序盤から猛攻撃を仕掛け、キルを生み出して有利な状況を作り出す作戦に出たようだ。この動きから予想するに、序盤の数的有利を作り出せていたBポータルキー付近でリリカが倒されたことは、食パントースター2.0にとって痛手だったのではないだろうか
そして、食パントースター2.0もやっとポータルキーの制圧を行う。

リスポーン地点から復帰したリリカはCポータルキーを、アダムはBポータルキーの制圧を狙う
しかし、ルミナスのVoidollがBポータルキーの防衛にあたり、Aポータルキーで戦っていた食パントースター2.0のVoidollはルチアーノと忠臣の攻撃に耐えられず倒されてしまう。そしてこのタイミングで、会長希少種が大きく動いた!

一瞬の数的有利を逃すまいと、序盤の食パントースター2.0の攻めをし返すようにEポータルキーへ向かう。Voidollのライフが半分以下になっているため、誰も追いつくことができずEポータルキーはルミナスのものに
ルミナスが3-2と一歩リードした状態で序盤の1分が終了。ここから中盤の解説になるのだが、なんと試合時間残り1分30秒で勝負が決まる。
1分~1分30秒:数的有利を活かしてルミナスが5本目のポータルキーを制圧
食パントースター2.0は奪われたEポータルキーを取り返すために、るノあの使うVoidollが対応に向かう。そしてだいともとしのみやはDポータルキーを広げつつ、迫りくるルチアーノと忠臣に激突。

リリカがポータルキーを広げている間に、戦闘を行ったアダムが倒されてしまう。これにより、Cポータルキーがルミナスの手に渡る。これでルミナスが4-1で王手をかける
このキルによって、食パントースターはVoidollをCポータルキー付近に向かわせ、Eポータルキーをアダムとリリカで奪い返す作戦に出る。
しかし、2対1を耐えるのは無理だと判断したのか、るノあのVoidollは敵を引きつけるためにルミナス側のポータルキーへとダッシュした。

この引きつけにはルチアーノが対応
これにより、忠臣が誰からも狙われていないフリーの状態に。そしてそのまま、無人であるDポータルキーの制圧をスタート!

食パントースター2.0の誰もDポータルキーに向かうことができず、そのまま忠臣にポータルキーを奪われた
5本目のポータルキーをルミナスが制圧したことにより、バトルはその時点で終了。
ルミナスが5-0で勝利!
2バトル目:ルミナスの連携力が光るバトルに
ルミナスがグランドスラム優勝に王手をかけた状態で、2バトル目がスタート。ステージ選択権を持つ食パントースター2.0は、序盤の動きでバトルが決しやすい「東西たかさん広場」を選択した。
両チームの編成は以下のとおり。
1バトル目と同じヒーロー構成のルミナスに対して、食パントースターはアダムを忠臣に変更し、ガンナー枠のリリカを鏡音リン(以下、リン)に変更した。
味方の攻撃力と防御力をアップさせるヒーローアクション(以下、HA)を持つリンが、どんな動きを見せるかに注目が集まっていた。
まさかのリンがドア持ち!序盤から激しい攻防に
バトル開始直後、耐久力が低いガンナーであるリンがまさかの敵陣ポータルキーにワープ!

ノックバック効果を発生させる「【超高校級の希望】苗木誠」を使ってリンを防衛した
食パントースター2.0側の陣地に忠臣を向かわせ、AポータルキーはVoidollが制圧していたことから、リンは倒されることなくBポータルキーの制圧に成功した。
そして、リンは味方の忠臣に向かってHAを使用!

これによってだいともの使う忠臣は倒されにくくなったため、とろさーもんの忠臣は手を出すことができなかった
そしてルミナスのVoidollとルチアーノは、リンのキルを狙う。しかし、2対1で戦わせないためにリンのカバーに忠臣がかけつけた。

ルミナスのVoidollと食パントースター2.0のリンが【近】カードで大きく吹っ飛ばされる形に。しかし、キルに成功したのはルミナス! 忠臣のタメ攻撃と「【超高校級の希望】苗木誠」を用いてリンをキルする
数的有利を作り出したルミナスは、スキをついて未制圧だったCポータルキーを獲得。
しかし、リンのドアによって制圧されたポータルキーを取り返すことができていないため、食パントースター2.0が一歩リードした状態で中盤を迎えることに。
1分~2分:ルミナスが連続キルで逆転!
残り時間1分50秒の段階で、バトルが大きく動いた。
リンに詰め寄っていたとろさーもんの使う忠臣がキルに成功し、そのままだいともの使用カードを読んで連続キルに成功!

ダメカを使用するタイミングを狙って、ガードブレイク攻撃を放った
そしてそこに飛び込んだしのみやのVoidollもキルされてしまい、食パントースター2.0は絶望的な状態に。

最初に倒されたリンが防衛にあたるが、3対1の状況では耐えることができずBポータルキーはルミナスが獲得した
その後もキルは発生するものの、ポータルキーの動きに変化はない。ここで残り時間は1分となり、ルミナスが逆転した形でバトルは終盤に突入する。
スキを見せなかったルミナスに軍配が
バトル終盤では、ルミナスが制圧したポータルキーをしっかりと拡張し、逆転の芽を摘む動きを見せた。

A、B、Cポータルキーの3本を最大まで拡張した
食パントースター2.0も何度かキルに成功するものの、本ステージのポータルキーの間隔が近いこともあり逆転にはつながらない。
そこで、ヒーロースキル(以下、HS)ゲージを溜めきったしのみやのVoidollが、逆転を狙ってCポータルキーの制圧を狙う!

どこからでもノックバックを発生させられる「【超高校級の希望】苗木誠」によって制圧モーションをキャンセルされ、逆転は叶わない
残りの15秒間は全ヒーローがCポータルキーで戦闘を行い、最後まで耐えきったルミナスが勝利!
一度不利になると逆転が難しいステージでのバトルだったのにも関わらず、中盤の連携力でキルを量産し、逆転することに成功したルミナスがグランドスラム王者となった。
3-2でルミナスが勝利!
#コンパスPS向上委員会の資料で学びを発見
コンパスフェスのサブステージは配信されていないが、コンパスファンに向けて多くのイベントが実施されていた。ここでは、「#コンパスPS向上委員会」の内容をスライドと共に詳しく紹介していく。

(写真左から)けーずし副委員長、ずーサン委員長(ウェルプレイドリーグ大会責任者)
出演者などの詳細はこちら
1限目:スプの初動
#コンパスPS向上委員会の1限目には、講師を務めた四皇のミッキー先生と、シリウス先生による、初動の「スプリンター=Cポータルキー」を卒業するための講義が行われた。
具体的にステージマップを使用してわかりやすく解説してくれたので、PSを上げたい人は要チェック!

(写真左から)シリウス先生、四皇のミッキー先生
ライステ初動はA(E)ポータルキー直行が正解
スプリンター初心者がやりがちなのが、いきなり戦闘が発生しやすい「光と闇のライブステージ」でバトル開始直後にCポータルキーに向かってしまうこと。
本ステージでは、まずはA(E)ポータルキーを確保することが重要で、Cポータルキーは優先度が低いと解説してくれた。また、アタッカーとガンナーはポータルキーを制圧しているスプリンターを守ることが重要とのこと。
たかさん広場ではカバーが重要
続いては、「東西たかさん広場」で味方のガンナーが1陣を制圧した場合のアタッカーの動きを解説してくれた。
本ステージでは、敵ヒーローに狙われやすいポータルキーの1つにA(E)ポータルキーが存在する。初動で狙われるとガンナーだけでは対処が難しく、そのままA(E)ポータルキーを奪われれてしまうと逆転が難しくなるそうだ。
そのため、自身がアタッカーの場合はB(D)ポータルキーを制圧するのではなく、ガンナーのカバーをするのが正解とのこと。
ドアタンクは無視!
「東西たかさん広場」で相手チームに「どこにでもいけるドア」を所持しているタンク(通称ドアタンク)がいた場合は、ほとんどの場合B(D)ポータルキーにワープしてくるそうだ。しかし、この対処はしてはいけないという。
自陣1つめはガンナーが制圧し、残りの2人で敵側にあるポータルキーを攻め込むのがおすすめで、その方がドアタンクを剥がすよりも楽にポータルキーを奪えると解説してくれた。
けっこいでは2陣ポータル拡張が優先
左右にポータルキーが分かれるように配置してある「けっこいスターパーク」では、2陣目であるB(D)ポータルキーが狙われやすいため、1陣目よりも先に2陣目を拡張するほうが大事だそうだ。
2陣目をある程度広げきってから、1陣目を広げればOKと解説してくれた。
2限目:ヒーロースキルの重要さ
2限目では、HSの溜め方と打ち方を下剋上のたいやき先生と、でぃすいずあぴよ先生が伝授!
1限目よりもややレベルの高い内容が解説されているので、中級者にも役立つはずだ。

(写真左から)でぃすいずあぴよ先生、下剋上のたいやき先生
保存しておきたいHS早見表
最初に解説されたのは、HSの溜まる時間とその強さについて。
わかりやすく表にしてくれたので、ザックリとてもいいのでHSゲージが溜める時間を覚えておこう。中でも、20秒代でHSゲージが溜まる上に、効果時間も20秒間ある双挽乃保は強力だそう。
グレウォでは2陣目を先に拡張
続いてはステージごとに広げるべきポータルキーの優先度を教えてくれた。ここでは、「グレートウォール」を例に紹介する。
グレートウォールでは、リスポーン地点から遠い2陣目(B、Dポータルキー)を先に広げることが重要だそう。1陣目(A、Eポータルキー)はリスポーン地点から近いためすぐに駆けつけることが可能だが、2陣目にはすぐに向かえないため、優先的に広げるべきだと語った。
合わせて、HSゲージを溜める際は2人一緒に動いて溜めるのが効果的だそう。また、敵陣側に攻め込むときも、すぐに援護が来る1陣目ではなく、2陣目を狙うのが重要とのこと!
使い渋りはNG!残り1分が使用の目安
HSを使うタイミングを掴みにくいのが、ディズィー、リリカ、コクリコットブラッシュの3ヒーロー。
コクリコットブランシュはHSゲージが溜まる時間が約20秒なので、かなり早い段階から使用することができる。HSゲージが溜まったら即使用でOKとのことだ。
ディズィーとリリカは場合によるが、基本的に試合時間が残り1分を切ったタイミングで使用できていなければ、使うタイミングを逃しているのだそう。
使わずに倒されてしまいそのまま使わずに試合を終える、もしくは逆転する時間がないタイミングで使用するのは最も良くないパターンなので、序盤からHSを使うタイミングを意識して立ち回ろう。
グランドスラムでは紹介した決勝戦以外でも白熱したバトルが繰り広げられており、準決勝戦ではルチアーノHSで3タテするというプレイも見ることができた。バトルの様子はニコニコ生放送のアーカイブから確認が可能だ。
また、コンパスフェス3rdではグランドスラム優勝のルミナスや、ボカニコDJを担当したデビルミント鬼龍デルミンなど、多くの出演者に話を聞くことができた。このインタビューの様子は、別の記事でお届けする。
コンパスフェス3rdアーカイブ
(C)NHN PlayArt Corp.
(C)DWANGO Co., Ltd.
【あわせて読みたい関連記事】
笑いあり涙ありのコンパスフェス3rd出演者と選手に聞いてわかったコンパス愛
#コンパスフェス 3rd Anniversaryの出演者やプレイヤーにインタビュー! グランドスラムで優勝したルミナスの大会にかける熱い思い、「#コンパスPS向上委員会」でずーサンとけーずしが感じたことを紹介。