2019年のやらかしから恋愛ルールのここだけ話!:ゆるふわeスポーツ女子座談会
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ゆるふわeスポーツ座談会(以下、ゆるふわ)は、ウェルプレイド代表の谷田が、「業界のいろんな人からここでしか話せない話をもっとカジュアルに議論しよう」というコンセプトの元に開催しているオフラインイベント。年内最後のゆるふわ(#3~忘年会だよ全員集合!~)が、12月19日に新宿ロフトプラスワンで開催された。
普段はメディア取材厳禁のこのイベントだが、ウェルプレイドジャーナルに登場いただいている倉持さんとおとはすが女子ゲーマー座談会に登壇するとなったら、話は別。今回だけ特別にこのセッションの模様をお届けする。
全国ツアーより緊張するゲーマーの眼差しの中みんなで乾杯!
まずは登壇メンバーの紹介ということで、「倉持&はつめ」「おとはす&かすみん」でおたがいに紹介し合う他己紹介形式でトークスタート。
倉持:
では、私ははつめちゃんの紹介を。
はつめ:
なんか、ドキドキしちゃう。
倉持:
父ノ背中所属の女子プロゲーマーのはつめちゃんです。メインタイトルはスト5で、使用キャラはキャミィ。調整が入ってもキャミィを使うのかな?
はつめ:
ちょっとまだそれはナイショで(笑)。
倉持:
調整はプロゲーマーたちにとって、死活問題だよね。最近は、配信でApex Legendsもかなりやってますよね。お酒が大好きな21歳の女の子です。
はつめ:
はい、今年21歳になりました。よろしくお願いします!
では、僭越ながら倉持さんの紹介をさせていただきます。みなさんご存じ、グラビアアイドルの倉持由香さんです。
ご自身もゲーマーですし、G-STAR Gamingのプロデューサーでもあります。11月にはプロゲーマーのふ~ど選手とご結婚されました。おめでとうございます!
とても素敵な大人の女性ですね。
倉持:
ありがとうございます。なんか、他己紹介ってドキドキするね(笑)。
ウェル子:
では次は、おとはすちゃん&かすみちゃんでお願いできますか。
おとはす:
芦澤佳純ちゃんは、G-STAR Gamingに所属しているゲーマーです。私との出会いは、「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」というセガの格闘ゲームの公認応援団「電撃FIGHTINGガールズ」のメンバーになったのがきっかけです。2014年だったかな。
好きなゲームはいろいろあると思うんだけど、原点は格闘ゲームですね。「ディシディア ファイナルファンタジー」(以下、ディシディア)の公式プレイヤーでもある、かわいい女子です!
かすみん:
ありがとうございます。最後に私からおとはすを紹介します。
おとはすこと、十束おとはちゃんは「フィロソフィーのダンス」(以下、フィロのス)というアイドルグループの一員で、現在シンデレラ街道爆進中です。というのも、2020年にフィロのスがメジャーデビューすることが先日発表されました! おめでとう!!
アイドルではあるんですけど、かなりのゲーマーでもあって、League of Legends(以下、LoL)や格闘ゲームもやってる女子です。
おとはす:
ありがとうございます!
おととい(12月17日)全国ツアーのファイナルだったんですが、ゆるふわはライブとはまた違ったお客さんの層ですね。ゲーマーの鋭い眼差しに、ツアーのときより今のほうが緊張しているかもしれません(笑)。
EVO Japanバン騒動からギャラゲー港区対戦会!?
ウェル子:
みなさんのご紹介が済んだところで、さっそく女子トークに入っていきますが、「今年一番やらかしちゃったこと」はなんですか?
倉持:
いきなりネガティブなテーマですね(笑)。
今年2月に福岡県で行われたEVO Japanで、「DEAD OR ALIVE 6」のブースに私と吉田早希ちゃんで出演させていただいたんです。この格闘ゲームはセクシーな女性キャラが魅力のタイトルということもあって、打ち合わせでも制作の方から「谷間やお尻を強調したりして、ゲーム画面もセクシー推しでどんどん盛り上げちゃってください! 振り切ってください!」というリクエストがありました。私としては、EVO Japanなのに大丈夫なのかなという思いはあったんですが……。
で、現場でがんばってセクシーアピールをしてたら、生配信中に本家EVOから放送がバンされちゃったんです!(笑)。
イベント終了後、(リクエストに合わせてやったんだけどと思いつつ)「すいません、こんなことになっちゃって……」とお詫びに行ったら「まぁ、やっちゃったもんはしょうがないよね」って返されて。「えっ、言われたとおりやったのに……」っていう気持ちで、ちょっとショックでしたね(笑)。
はつめ:
私はやらかしは割とあるほうなんですが、1つ強く印象に残っていることがあります。
スト5のルーキーズキャラバンという大会があって、その第1回が北海道で開催されたんです。地方で行われる公式大会で、第1回だから勝ち抜けのチャンスがあるかもと思って出場しました。が、大会当日の1回戦で負けてしまって……、しかもルーザーズがなくて。
さすがに1回戦は抜けられるよね的なムードの中でのこの結果。あまりのショックにトイレで吐いて、そのまま観光もせずその日に東京へ帰りました。それ以来、北海道がちょっとトラウマです(笑)。
ウェル子:
なかなかにすごい話ですね。おとはすは今年はゲーマーとしての活動も増えたと思いますが、有名になって周りの対応が変わってきたみたいなことは感じますか?
おとはす:
いやいや、そもそもそんな有名じゃないですし。街を歩いてても、「もしかして、おとはす?」みたいなこともほぼないんですよ。
今年、全国ツアーで各地に行ったんですが、あるとき飛行機の私の席の後ろにファンの方が乗ってたんですよ。さすがに、これは気づかれるかなと思ったんですがそれもなく、ライブ後の特典会で「飛行機の後ろの席でしたよね」って聞いたら、普通に「なんのこと?」って(笑)。
ウェル子:
え、そういうもんなんですか。ちょっと意外でした。ゲーム関連の仕事が増えてくると、業界の方からいろいろお声がけもあるんじゃないかと思うんですが聞きたいことが1つあります。「ギャラゲー」ってありますか?
一同:
ギャラゲー?
ウェル子:
「ギャラをあげるから一緒に飲もうよという『ギャラ飲み』のゲーム版」のことです。ギャラあげるから、一緒にゲームしようよみたいなお誘いはないですか?
一同:
そんなの聞いたことない!(笑)
倉持:
もし、港区対戦会みたいなのが行われてるなら、むしろ一度行ってみたいぐらいですね。5先だったら、ギャラいくらぐらいなんだろう(笑)。
かすみん:
勝ち負けでギャラが変わるのかな? 連勝したらギャラアップとか(笑)。
はつめ:
そんなのがあるんだったら、みんなで行って本気出して対戦しますよ(笑)。
ウェル子:
ギャラゲーは都市伝説なんでしょうか。情報をお持ちの方は、ウェル子までお願いします。
恋愛禁止ルールなし!あるのは警察のおせわにならないこと
ウェル子:
さきほどの紹介にもありましたが、倉持さんは11月にプロゲーマーふ~ど選手とご結婚されましたが、みなさんはゲーマー彼氏はありなんですか?
かすみん:
私はゲーマーのほうがうれしいですね。ゲーマーであることが必須条件ではないんですけど、ゲームへの理解はほしいです。
ゲーマーだと対戦相手になってくれるだろうし、そういう意味でも私はゲーマー彼氏のほうがいいですかね。
はつめ:
過去の恋愛経験の話ですが、お付き合いしている間に私も彼氏もプロゲーマーになったことがあります。ですが、私は絶対一緒にゲームはしたくない派です。
一同:
えっ、なんで!?
はつめ:
「なんで、今そこで昇龍拳打ったの?」みたいな感じで、めっちゃ喧嘩することになるんですよね。そういうこと言われると、その瞬間はピキッってなっちゃいますし(笑)。
あと、PS4が2台ある環境ならいいんですが、1台しかないと「この時間になったら交代するって言ったよね」みたいなことも起こります。
倉持:
「ラウンジの約束してんだけど」みたいなことですね(笑)。
はつめ:
それです(笑)。とはいえ、ゲーマーへの理解がないのもしんどいかな。配信なんかは、PCに向かって1人でしゃべることになるんで、わかってくれてないとちょっと不気味かも(笑)。
なので、ゲーマーという仕事に対する理解は必須ですね。
おとはす:
私も趣味は同じであったほうがいいと思いますね。
ウェル子:
プロゲーマーとご結婚された倉持さんから、なにかアドバイスはありますか? 相手のここだけは理解しておこうみたいなこととか。
倉持:
寝ても覚めてもずっとゲームをしているので、「私とゲーム、どっちが大事なの!?」は禁句です(笑)。これはプロゲーマーの仕事なので、その点の尊重は必要ですね。
ウェル子:
倉持さんはG-STAR Gamingのプロデューサーでもありますが、このチームの恋愛ルールみたいなものは設けてるんですか?
倉持:
特にないよね。
かすみん:
あんまり、「これはやらないでね」と言われたことはないです。
倉持:
そうですね、恋愛禁止でもないです。G-STAR Gamingはアイドルではなく、女子ゲーミングチームなので、見せ方や売出し方もある程度自己判断にまかせてます。なので、「彼氏と一緒に配信します」でもいいと思ってます。もちろん、アイドル性を保ちたい子は隠してもいいし。本人次第ですね。
ウェル子:
プロデューサーとして、お付き合いしたら報告してほしいという気持ちはあったりします? あるいは、まずは私と対戦してからみたいな(笑)。
倉持:
そんな私を乗り越えて行け! みたいなのはないですよ(笑)。
ただ、お相手が芸能界の方や著名なプレイヤーの人だった場合、なにかのきっかけで話題になることはあると思ってます。そうなったときに、事務所が把握してないと守ってあげられなくなるので、お付き合いが始まってからでいいので、報告は受けたいですね。
はつめ:
私は父ノ背中に所属してますが、恋愛ルールは特にないですね。父ノ背中のメンバーとは(ビジネス的に)いい距離感でして、仕事はすごくしやすいです。プライベートで食事行ったりするメンバーは2、3人で、その他の方たちはどこに住んでいるのかも知らない。
馴れ合いにならないので、私はすごくいいと思ってます。
ウェル子:
おとはすにも同じ質問を聞いていいですか? メジャーデビュー前の大事な時期ですが。
おとはす:
恋愛に関するルールはまったくなくて、あるのは「警察のおせわにはなるな」ぐらいです(笑)。
一同:(笑)
おとはす:
私たちも割といい歳なんで……。
かすみん:
フィロのスは年齢非公開アイドルなんだから(笑)!
おとはす:
年齢非公開なんですけど、人生を考えないといけないお年頃なんですよ(笑)。非公開ということはそういうことです。
ウェル子:
私も永遠の17歳で活動しているので、共感できます(笑)。
闇フォルダを持つおとはすは誘われ待ち脱却でゆる募開始!?
ウェル子:
みなさんは配信をされていると思いますが、女性ということもあって煽りや過激なコメントが来ることもあると思います。なにか対策みたいなものはあるんでしょうか?
一同:(はつめを見る)
はつめ:
なんでみんなして私を見るんですか!(笑)。
最近、Apex Legendsをよく配信してるんですが、どんなに良いプレイをしても「下手じゃん」とか「上手い人にキャリーされてるだけだよね」みたいなコメントが来ます。そんなときは、「あ、私より上手い人がいる! どうすればいいですか?」みたいに返答するようにしてます。
スト5でも「今のはそれじゃないっしょ」みたいなことを言われたりもします。でも、あとでその人のことを調べてみたらゴールド帯のプレイヤーだったりして、「お前には負けねえぞ」ってなってます(笑)。
(どんなコメントが来ても)我慢しようとか、有名税みたいなもんだからと言う人はいますが、私を見に来てくれているファンの方が心ないコメントによって不快になるは嫌なので、そこは守っていきたいです。
かすみん:
私がやっているディシディアは3 vs 3のゲームなので、「他の2人が上手いだけだろ」みたいなことは言われたりします。ただ、こういったコメントに反応してもいいことがないので、うまく宙に漂わせてしまうのがいいんだろうな思います。
倉持:
私は個人配信ではあまりないんですが、公式配信みたいな場だとちょくちょくありますね。
最初のコメントが実は重要なんじゃないかと思っていて、最初が「もっちーカワイイ!」みたいな流れだと、それ以降も「倉持さんキレイ」「ゲームも上手い!」になります。
ですが、出だしが「誰だ、このブス」みたいな批判コメントだと、その流れのまま続いていっちゃうことがあります。おそらく「この人は叩いていい人なんだ」という意識になっちゃうんでしょうね。
こうなると見ている他の方も出演者側もいい気持ちにはならないので、そこは気をつけていただけたらうれしいですね。画面の向こうには生身の人間がいて、コメントも見てるんです。
おとはす:
公式配信だと流れてくるコメントを制御することができないので、その手のコメントが来たときは気にしない、見なかったことにするしかないですよね。
私は個人配信でLoLをメインにやってるんですけど、心無いコメントが来たらスクショしてます。そのスクショを「闇フォルダ」に入れてるんです。現在でも、何十人単位でいます(笑)。
ただ、「こいつ下手だな」みたいなコメントくれる人って、実力を認めてくれると逆に仲良くなれたりするんですよね。フレンド申請が来たりすると、「やっと認めてくれたか!」ってなります。
倉持:
えっ、そういうときって、フレンド申請の許可するの?
おとはす:
します、します。
はつめ:
心が広い!
おとはす:
それでフレンドになった方は、「闇フォルダ」からも消去します(笑)。
ウェル子:
時間が残り少なくなってきたので、ゆるふわプロデューサーの谷田からも質問してもらいましょうかね。
谷田:
倉持さんへの質問になるんですけど、結婚を発表されたときにネガティブな反応はあったんですか?
倉持:
写真集やDVDの発売に合わせてイベントをすることがあるんですが、記者の方の定番の質問として「彼氏はいますか?」があります。そういうときは、「いや、いないですよ」と言うしかないじゃないですか。
だから結婚を発表したときは、「うそつき」みたいなことは言われました。
でも、写真集発売イベントで「私、彼氏います!」って言い出したらさすがにやばいやつですよ!(笑) そんなことはファンの方も望んでないですし、アイドルの語源は「偶像」なので。
ですがありがたいことに、おめでとうとたくさん言っていただけたり、夫妻でのイベントがあったら行きたいみたいな好意的な反応が多かったです。
谷田:
では、最後にみなさんからお知らせや今後の予定を聞いて終わりしましょう。
はつめ:
2020年2月23日に、父ノ背中初の単独イベント「青春奪還」をします! 場所は秋葉原のエンタスです。私が企画・プロデュースするイベントで、ゲストは呼びますが、ゲームをしないイベントになる予定です。
ゲーマーの人間性を出す新しいイベントにしたいと考えてます。来年はまずはこれを成功させるのが目標です! チケット発売中ですので、よろしくお願いします。
かすみん:
月に1回、池袋のSTORIAで私主催のイベントをやってます。これまで、ディシディアやブロスタなどで開催して、来年はカードゲームなどでもやっていきたいと考えてます。詳細が決まったらツイッターなどで告知するので、ぜひチェックしていただければと思います!
倉持:
かすみんも所属しているG-STAR Gamingの配信を隔週水曜日ぐらいのペースでやっているので、見に来てください!
夫のふ~どとも個人配信をふ~どチャンネルでやってます。スト5初心者の方にレクチャーする内容ですので、こちらもよろしくお願いします!
おとはす:
アイドルとしては、ソニー・ミュージックレーベルズからメジャーデビューをするので、結果を残すことが第1ですね。
ゲーマーとしては、2019年はLoLをがんばってゴールドまで行ったんですが、来年はプラチナを目指します! あと、ゲームが一緒にできる友だちがまだ1人もいないので……。
一同:
(挙手しながら)いる、いる! なんで誘ってくれないの?
おとはす:
いや、逆になんで誘ってくれないの?
倉持:
みんな陰キャだから、「誘われ待ち」なだけだね(笑)。
谷田:
それわかる。誘われたら行くのに、誘う恐怖みたいなのはあるよね。
一同:
そうそう!
谷田:
このゆるふわも、誘ったらみんな引き受けてくれるのに、「呼んでくんないですか?」みたいなのはあんまりないんですよね。そういう時代なんだろうか。
おとはす:
私はいろんな人とゲームしたいので、来年は誘われ待ちをなくしたいです。ツイッターとかで、ゆる募とかしてみたいですね。
写真・大塚まり