コンパス人生解析システム:じょかはプレイヤーからクリエイターへ

キズグチアロエ

【この記事は約7分で読めます】

2019年12月でリリース3周年を迎える、3vs3のリアルタイム対戦ゲーム「#コンパス 戦闘摂理解析システム」(以下、#コンパス)には、ガンナーの13†サーティーン†全一プレイヤーに選ばれたり、何度も大会で優勝したりしている「じょか」というプレイヤーがいるのをご存じだろうか。

本記事では、じょかの人生に大きな転機をもたらせた#コンパスでの出会いを紹介する。

だいともと一緒に#コンパスにどハマり

2016年に「ドラゴンクエストX」にハマっていたじょかは、知人におすすめされた#コンパスと出会う。そこで#コンパスのゲーム性に惹かれ、友人であるだいともを誘う形で本格的にのめりこむ。

「初めてプレイしたときから面白いなと感じていて、一緒に始めただいともも気に入ってくれたようです。ドラゴンクエストXにも飽きを感じていたので、ちょうどいいタイミングだったのかもしれません。

#コンパスは本当にゲーム性が素晴らしく、どれだけ不満を持っても多くのプレイヤーが#コンパスから離れられないような、唯一無二の魅力を持っていると思います。それに加えて、ヒーローのバックストーリーやボカロPによる曲が用意されているなど、ゲーム性以外にもユーザーを惹きつける魅力を持っていますね」

#コンパスの魅力を語るじょかは、公式イベントに出演して会場や配信を盛り上げてきた。これまでのイベントの出演者は多く存在するが、その中でもリリカ使いであるくらみつはには一目置いているという。

「僕は昔からガンナー使いなので、2018年12月に行われた『大炎上 #コンパス グランドスラム ヒーロー”暫定”全一大会』でガンナーの13†サーティーン†使いに選ばれたことは大変うれしく感じています。

そこであらためて感じたのですが、同じ全一大会でリリカの使い手に選ばれていたくらみつはさんの動きがすごすぎましたね。間違いなく、彼がリリカ使いの中で最強だと思います」

Voidoll3体チームでもOKだった#コンパス大会

じょかは一緒に#コンパスを始めただいともと、LINEグループで出会ったkazuと共に「荒野の盗賊達」として大会で優勝を重ねていたという。結成当初の話を聞くと、現在の#コンパスでは考えられないようなことが明らかに。

「初めて出場したのは非公式大会だったんですが、当時はロール被りが禁止ではなかったので、同じロールを複数体使用してもよかったんですよ。

実際にVoidollを3体使ってバトルしたところ、ポータルキーを取った後はウロウロしているだけで勝ててしまいました。正直、対戦相手にはかわいそうなことをしたなと思います(笑)」

懐かしそうに大会を振り返るじょかは、当時と現在の大会の様子を比較することで気付いた、少し残念な思いがあると話す。

「#コンパス大会をずっと追いかけている人になら共感してもらえると思うのですが、当時の大会は実力同士のぶつかり合いで面白いバトルが多かったと思います。まさに、取って取られて取り返すってやつですね。

ですが、ヒーローやカードが増えたせいか、ヒーロー構成やカードの相性によってバトル展開が傾きやすいんですよね。これが悪いとは思いませんが、まるでじゃんけん大会のような、#コンパスではない別のコンテンツのように感じています。

これは決して批判しているわけではないですが、『プチ炎上 #コンパスWELLPLAYED LEAGUE』で話題の食パンスペシャルも、一瞬で5-0を成し遂げるすごい作戦だと思う反面、バチバチのバトルが見られなくなるのは少し残念だなとも感じています」

ここで、#コンパスプレイヤーなら誰もが知りたいであろう、#コンパスで上手くなるためのコツを聞いた。

「滑りヒーローアクションなどの小手先のテクニックや、カードステータスなどの細かな知識を蓄えることも重要ですが、何よりも優先するべきは状況判断の精度を高めることですね。例えば、敵ヒーローを1体倒したときに、残りの2体をあと何秒ぐらいで倒せるのか。倒せないと判断したならどう動いて、どこのポータルキーを狙うのかなどです。

この状況判断は、どんなヒーローを使用するときにも共通することだと考えています。精度を高めるにはとにかく経験を積むしかないので、可能なら1体のヒーローばかりを使用するのではなく、さまざまなロールのヒーローを使用して、そのヒーローの得手不得手を理解することが大事ですね」

恋愛力4凸のじょかがポータルキーに続きたやも制圧!

じょかは、闘会議2019で実施された第1回女子バトグランプリの準優勝チーム「おさわりNG♡」メンバー邪神たやさんとの交際を、SNSなどでオープンにしている。

おさわりNG♡インタビュー記事

おさわりNG♡の掲載NG!? 恋バナありのコンパストーク(後編)

恋愛の話題になった瞬間、じょかのにやつきが止まらない。そのまま、邪神たやさんとの馴れ初めを語ってもらった。

「女子バトグランプリが終わった後に、たやさんがTwitterで反応してくれたことが始まりですね。最初の印象は悪くないのかな? と感じたので、おさわりNG♡のゲーム配信におじゃましたんですよ。

その配信が終わるタイミングで、この後にみんなで遊びませんかと声をかけたら、たやさんだけ都合がついたみたいで、2人で#コンパスをして遊びました。そこで楽しい時間を過ごせたので、その後もゲームで遊ぶようになりましたね」

何度かゲームで親睦を深めた後、ついに実際に会って遊ぶことになったという。

「すごく仲良くなれそうだったので、カラオケに誘ってみたんですよ。そこでも楽しく過ごせたんですが、カラオケだけじゃなくて#コンパスも一緒にしようとなったので、ゲームが大好きという気持ちも一緒なんだなと感じていました。

ここから急展開なんですけど、後日通話しているときに好きな人の話題になったんです。そこで僕は『好きな人はいるよ、でも教えない』とはぐらかしていたんですが、たやさんが何度も聞いてきたので、思い切って告白しました。

後から聞いた話なんですが、たやさんは告白の前から僕のことが好きだったみたいです。自分で言うのもあれですが、かなり甘酸っぱい恋愛してますよね(笑)」

聞いている側が恥ずかしくなるような馴れ初めを聞かせてくれたじょかだが、まだまだ語り足りないという様子。すると、#コンパス恋愛ならではの苦労を教えてくれた。

「#コンパスは遊ぶだけで距離が近くなるゲームだと思っています。しかも、#コンパスユーザーは10代後半の若い子が多いと思うので、恋愛に発展することも多いはずなんですよ。

ただ、#コンパスで負けてしまったときに一方が責めてしまうと、どちらも本気でプレイしているのですぐに喧嘩になってしまうんですよね。距離が近くなりやすい分、喧嘩をしてしまうことも多いので、なかなか大変だと思います」

しかし、楽しいこともたくさんあると語る。そして、同時に惚気がスタート。

「大変なこともありますが、一緒にイベントに行けるのが何よりも楽しいんですよ同じ趣味であることはわかっていますし、#コンパスが好きな人はゲームも好きな人がほとんどなので、#コンパス以外のゲームイベントにも遊びに行けると思いますね。

あと、僕らはある程度有名なので会場で声をかけられたりもします。ラブラブっぷりをイベントでアピールできるのも、良い点ですね(笑)」

そしてなんと、じょかと邪神たやさんのカップルを応援する、じょかたやファンクラブなるものがゲーム内のギルドとして存在する。

「じょかたやカップルを応援してくれる人が多いみたいなので、じょかたや推しの人だけが加入できるギルドを作りました。もし入りたい人がいたら、声をかけてもらえるとうれしいです。

あと、コンパス恋愛摂理解析システムという動画でじょかたやの惚気が披露されているので、物好きな方はぜひ見てください。ただし、批判は受け付けません(笑)」

じょかたやの惚気が披露された動画

大会優勝を武器にしてゲームクリエイターに

現在2年制のIT系専門学校に通うじょかは、やりたいことが見つからずに悩んでいたと語る。そこで、人生を大きく変える出会いを果たす。

「僕が通っている専門学校では、システムエンジニアやプログラマーを目指して就職するパターンが一般的でした。ですが、僕は何の仕事がしたいかはっきりとしていなかったので、どの職種で就職するか悩んでいました。

そこに、#コンパスの知り合いからゲーム会社でゲームデザイナー(プランナー)に興味はないかという話が舞い込んできたんです!」

もともとゲームが大好きなじょかはすぐに興味を持ったという。そして、無事に内定を得る。

「ゲームデザイナーは0を1にすることが多い仕事なので、これまでとは違う能力が試されると思いますし、難しいと感じることもあると思います。ですが、ゲームが大好きと自信を持って言えるので、ゲーム業界に入れば上手くやっていけるんじゃないかという期待もありました」

知人の紹介と言えども、採用倍率はかなり高かったそうだ。これについてじょかは、ゲーム業界入りを目指すなら武器が必要だと語る。

「面接では、#コンパスの大会にじょかんちでおままごとなどのチームで出場し、何度も優勝していることをアピールしてきました。

もしゲーム業界を目指しているのであれば、ただゲームをやりこむだけでなく、大会で優勝するなどの語れる実績を残すことが重要ですね。また、プレイヤーではなくクリエイターとして、ゲームの仕様を把握したり分析したりすることが大事だと感じました。実際に、仕様の把握や分析は大会を勝ち抜くために必要です。

そして、そこからさらに一歩、クリエイター目線で深く考察するように心がけていたことが武器になったと思います」

ここで、冒頭でも聞いた#コンパスの魅力について、今度はクリエイター目線で語ってもらった。

「クリエイター目線で言うと、#コンパスの魅力は操作性だと思います。指の動きだけで移動、攻撃が可能で、しかも攻撃時は操作が必要ないので、基本操作がこれほどわかりやすく設計されているのはすごいですね」

#コンパスの運営には、太陽王ムハハーン氏のようにプレイヤーから運営チームに入るケースも存在する。しかし、じょかは#コンパス運営チームに入りたいとまでは思わなかったようだ。

「一瞬だけ#コンパス運営も視野に入れましたが、知人から声をかけてもらったこともあり、#コンパスはいちユーザーとして楽しみたいなという結論になりました。

でも、もし運営チームに入れたらヒーローやカードのバランス調整は細かく手をつけたいですね。簡単に調整することができないのはわかっていますが、ゲーム内バランスをより良くするためにもがんばりたいです」

最後に、じょかに#コンパス人生を振り返ってもらった。

「僕は#コンパスを通じて、たやさんと出会い、仕事まで見つかりました。もし#コンパスをプレイしていなかったら、まったく別の人生を歩んでいたはずです。

そして、イベント出演を通じて普通なら関わることのできないボカロPなどのクリエイターと話をする機会もあり、#コンパスと出会ってすごく人生が豊かになりました。これからも、#コンパスを楽しんでプレイしていきたいと思います!」


ゲーム業界入りを果たしたじょかは、持ち前のゲームセンスを活用し世の中に新たなゲームを生み出してくれることだろう。

#コンパスプレイヤーとしてのじょかはもちろん、ゲームクリエイターとしてのじょかの活躍も期待したい。

(C)NHN PlayArt Corp.
(C)DWANGO Co., Ltd.

【あわせて読みたい関連記事】

コンパス人生解析システム:ちょぼはテスラと一緒に高みを目指し続ける

ニコラ テスラ使いとしてだけではなく、漢字に弱いことでも知られるちょぼ。抜き打ちで漢字テストを実施してみましたが、10問中7問正解という好成績を残しました!

記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

関連記事

注目記事

新着記事