倉持Pが明かしたG-STAR Gamingオーディションの裏側

Mako(WPJ編集部)

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WPJでも記事にしているとおり、尻職人こと倉持由香さんがプロデューサーを務める女子ゲーミングチームプロジェクトが今夏に始動。

その名も、「G-STAR Gaming」。

自身もCPTやEVOに参戦するガチゲーマーとあって、どんなチームをプロデュースするのか注目が集まる中、8月25日(日)にeスポーツイベント「ウェルプレイドフェスティバル」にて実施された「ゆるふわeスポーツ座談会」に倉持Pがゲスト出演し、オーディションの裏側や今後の展開についてが語られた。

本来は内容が報じられない座談会ではあるが、これは記事にせざるを得ない……ということで、その模様をお届けしていく。

実力よりも取り組む姿勢を重視のメンバー選び

13歳から芸能界入りし今年で15年目になる倉持P。

スクール水着で「大魔界村」や「スーパーメトロイド」をプレイするゲーム実況など、当時からゲーマータレントとしての経験を積み、今ではゲーマータレントの代表格と言える存在となった。

足の指で「スーパーマリオブラザーズ」の8-1まで進めることができるという特技からも、ゲーマーとしてのポテンシャルがうかがえるだろう。

「倉持由香のゲーマー交遊録」では、格ゲー勢との親交の深さを活かした対談を披露しており、eスポーツ業界においても存在感を放っている。

そんな倉持PがプロデュースするG-STAR Gaming。

チーム作りにおいては「ゲームの腕前というよりもゲームが好きかどうか、本気で取り組めるか、ゲームに対する熱量をすごく大事にしようと思っています」と、現時点での実力よりも、取り組む姿勢を重視していると話す。

いわゆるプロゲーミングチームと違い、初心者や中級者が上手くなっていく段階を見せていく、「みんなで育てていくゲーミングチーム」という構想のようだ。

大会への出場もゆくゆくは挑戦することも考えられるが、メインの活動は配信やイベントへの出演となると思われる。

「私の事務所は水沢柚乃ちゃんだったり吉田山(吉田早希)だったり、ゲームタレントが結構多いので、そういう子たちがやってきたお仕事のノウハウを伝えて、次世代を作っていきたいです」

倉持Pの指導のもと、次世代のゲーマータレントがG-STAR Gamingから生まれていくだろう。

アケコン職人や競輪選手からの応募も

気になるチームのメンバーはオーディションを実施して決定。

100名を超える応募者が集まったオーディションはすでに完了しており、メンバーも確定。現在は宣材写真の撮影など、活動へ向けた準備をしているところだという。

1次審査(書類選考)と2次審査(面接)の2段階で実施され、2次審査は35名の候補者が進んだ。

住まいはやはり関東がほとんど。中国からの応募者も1次審査を通過しており、Skypeで面接を行ったという

得意ゲームは格闘ゲームとシューターが多かった。倉持さんがPということで、やはりストV勢が多かったほか、けんき選手のサポートを受けられるということでR6Sも人気

ユニークな候補者が多かったという今回のオーディション。印象に残った人は? と聞かれた倉持Pからは、

  • 猛暑の中、渋谷の事務所で行われた面接に春麗コスプレで現れた
  • アケコンのカスタムができて、クリアボタンを鍋で煮てグラデーションに着色した人
  • 現役競輪選手で自転車を担いでやって来た
  • 九州在住の高校生は保護者同伴でやってきた(初上京で面接後に109に行くと目を輝かせて話していた)
  • 倉持Pの大ファンで先日出版した書籍にサインを求めてきた

などなど、キャラクターの濃い候補者たちのエピソードが明かされた。

正式にメンバーとして選ばれたメンバーには、ゲーミングPCの支給や事務所に用意されるスタジオでの配信、練習を通してゲーマーとして活動していく。

「タレントもプロゲーマーも、ゲームがどれくらい好きかってことを、どんどん人に発信できるようにならなきゃいけないですよね。いくらやっているといっても、伝え方が下手だと本当に伝わらない。なので、SNSの使い方を指導していきたいです」

座談会の主催である谷田(ウェルプレイド代表のザンギ使い)が「日本で一番Twitterがうまい」と表する倉持Pの心強いバックアップのもと、採用メンバーは人気と実力をつけていくことだろう。

メンバーはTGS2019でお披露目!

さて、そんなオーディションをくぐり抜けたメンバーは、9月12日より開催される東京ゲームショウ2019にて発表されるという。

「なにかしら個性を持ったプレイヤーたち。英語がめちゃくちゃしゃべれる子、絵がプロ級にうまい子、アケコンカスタムが得意な子とか、いろんな子がいます!」

と、座談会の最後に、倉持Pからどんなメンバーが選ばれたのかポロリ。

お披露目のその日を楽しみにしておきたい。

お披露目後は、YouTubeチャンネルの開設が予定されており、定期的に配信を行うとのこと。他のゲーミングチームとはひと味もふた味も違う活動を見せてくれるだろう。

ユニフォームのデザインも決定! 8パターンのデザインから、Twitterでのアンケートで決まったという

ウェルプレイドジャーナルでは、オーディションから立ち会ったからこそわかる裏側などを記事にする予定なので、こちらもお楽しみに!

写真・大塚まり

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記者プロフィール
Mako(WPJ編集部)
スマホゲームの攻略サイト、情報メディアを渡り歩いてウェルプレイドジャーナルに流れ着いた超絶新進気鋭の若手編集者。イベント取材では物販やコスプレイヤーに釘付けになりがち。

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