WPLの配信セットは技術班の#コンパス愛の結晶【林P×ずーサン対談】

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■前編記事
うれしかった、大変だった、こだわったウェルプレイドリーグ秘話
食パントースターとずーサンを生み出せた功績
林P:
ウェルプレイドリーグが始まる前は存在していなかった、食パントースターというヒーローを生まれたことがうれしいですね。ウェルプレイドリーグを通じてヒーローを生み出したいという目標があったので、無事に実現することができました。
ずーサン:
食パントースターが生まれたことは功績の1つですね。
運営チームでは、1st GATEで優勝したチームがその後も出場できるかどうかの議論をしていたんですが、前回優勝したチームが次も出場するとなると気になると思いますし、見どころになると思うんですよね。
ですので、ウェルプレイドリーグはGATE優勝をしたとしても、他のGATEに出場することを良しとしました。ただ、まさか食パントースターが5連覇するとは思ってなかったです(笑)。
林P:
ウェルプレイドリーグは2020年にも引き続き開催されます。どこまで食パントースターが勝ち進むのか気になりますし、食パントースターを倒せるチームが出てくるのかどうかも楽しみです。
ずーサン:
あとは、出場したプレイヤーといい距離感でいられたかなと思います。
ウェルプレイドリーグはトラブルがそこそこあったので、バッシング意見は割と多かったんですよ。でも、大会が終わった後に選手から「進行を遅らせてごめんなさい」と運営を労うような内容で声をかけてもらえました。このように、プレイヤーといい距離感で運営できたのはよかったなと考えてます。
林P:
ウェルプレイドリーグもそうなんですが、ずーサンもプレイヤーといい距離感でいてくれてますね。ここまでずーサンがコミュニティーに馴染めるのは想定していませんでしたので、街キャラバンの名古屋でプレイヤーがずーサンの元に集まっていくのを見て驚きました。
元々プレイヤーとのコミュニケーションは、当時ファミ通Appで#コンパス担当だった太陽王ムハハーンがしてくれていたのですが、彼は#コンパス開発チームに入ったので、ラフにプレイヤーと話ができる環境ではなくなってしまいました。まさか、その役を担当できる人が現れるとは思っていませんでしたね(笑)。
僕としては、かなりうれしい出来事でした。
ずーサン:
まずウェルプレイドリーグが黒船すぎて、#コンパスコミュニティーからしたら何それ状態だったと思います(笑)。
そこでどうやったら認めてもらえるかを考えたときに、人間らしさを出そうという結論になりました。それでミラティブでゲーム配信をしたりして、徐々に認めてもらえるようになりましたね。
このような活動を繰り返しているうちに、いつのまにか僕も仲間に入れてもらうことができました。実際は決勝リーグの出場者に僕が#コンパスを教えてもらう動画で、僕のことを知ってくれたパターンが多いみたいですね。チームの紹介動画でも僕から見た視点で話をしているので、これも仲間に迎え入れてもらえた要因かもしれません。
3連続の5-0は事件レベル!?
ずーサン:
トラブルが多かったかなー!
でも、最終的にはウェルプレイドリーグのことを少しは信用してもらえたかなと考えていますね。
林P:
生放送なので、ある程度は仕方ないですよ。トラブルは……普通程度には起きたかな(笑)。
ずーサン:
ですね(笑)。
最初のトラブルは1st GATE決勝リーグに出場した「Pocky」が寝坊してしまったことですが、彼らは本当に申し訳ないことをしたと思っていますし、僕らも決して怒っているわけではないです。その証拠に、現在も良好な関係を築けていますね。
そして最大のトラブルは、やっぱり再戦することになった件ですね。大会ルールをすべて書き換える必要があるレベルの内容でしたので、現場で僕がすぐに再戦などの決定をできる状態ではありませんでした。
林P:
少しドタバタしてしまいましたね。
ずーサン:
そもそもルールに則って再戦する気はなかったんですけど、その後NHN playartさんと議論をして、このままじゃ全員が不幸になるかもしれないという話になりました。それで彼らを不幸にさせない方法を探そうということで、後日再戦をするという結論になったわけです。
林P:
トラブルはつきものですが、予防を徹底してしまうと何もできなくなってしまうので、ある程度トラブルは許容しないといけないです。そこで大事なのがトラブル後の対処なんですが、再戦という対処は結果的には良かったと思いますね。
全員が満足いく答えは出せないけれども、なるべく幸せになる人が多い選択をしました。
ずーサン:
小さいトラブルを挙げだすとキリがないんだけど、1st GATEのDay2で食パントースターが3連続5-0をしたことも僕にとっては事件ですね。
最初は何が起きたのか気づかなくて、画面が止まったのかと勘違いしてしまいました。そして配信にも影響があって、本当は3分間で準備するものを15秒で用意する必要があったので、現場はもうドタバタでした(笑)。
林P:
2nd GATEは再戦の件がありましたけど、3rd GATEは平和に終えることができましたね。
ずーサン:
ですね! それで、最後の4th GATEでは大会直前になってもメンテナンスが終わらないという事態になりました。でも、iOS版は問題なく動くとのことだったので、出場者に確認をしてみたら、なんと全員がiOS版のユーザーという奇跡が起きました(笑)。
開始直前にドタバタして出場選手には申し訳なかったですが、なんとか無事に終えることができました。
配信セットに宿るウェルプレイド技術班の#コンパス愛
ずーサン:
こだわりとしては、ウェルプレイドリーグの配信はうちの技術班の#コンパス愛の結晶だということをお伝えしておきたいですね。技術班には#コンパスが好きな人が多いので、それぞれが#コンパスらしさを追求してくれるんですよ。
特に配信の背景にはこだわっていて、浮いているステージは0から作ってます。本当は事前に林Pに許可をとらないといけないんですけど……#コンパスのスタンスだったら大丈夫じゃないかなと思って、突っ走っちゃいました。
林P:
いまさらですが、全然大丈夫ですよ(笑)。
ずーサン:
ありがとうございます(笑)。
ステージはアートブックやAR機能で見て、技術班が3Dにしました。それが配信背景のステージとして浮いているんです。しかもステージはかなり細かく作っていて、「って~!つっぺる工事現場」の工事現場にあるクレーンにもこだわってます。
林P:
本当によくできていました。
ずーサン:
あとはルール説明のときに出てくるヒーローですね。今回はゲストがマルコス’55公式コスプレイヤーのミヤコスさんなので、マルコス’55を動かすという流れでヒーローを選定していました。
そしてルール説明時に表示されるヒーローがアニメーションしていたと思うんですが、あれはすべて技術班のこだわりによって生み出されているものなんです。しかも、僕が初めてアニメーションを見るのが当日のリハーサルという(笑)。
林P:
僕も詳細は知らなかったので、アニメーションの部分は今回は誰が動くのかなと、視聴者として楽しみにしてました(笑)。
ずーサン:
これは僕のこだわりというよりも、ウェルプレイドのチームとしてのこだわりですね。
そして大会ルールを作るときも、いきなりルールを決めるのではなく、お互いがどんな思想を持っているかを語り合って、その上で大きな枠組みを決めて打ち合わせをしました。
獲得したポータルキー数で勝敗を決めるという大きなルールも、どちらかが持ち込んだ案ではなくて、打ち合わせの中で生み出されていきましたね。
視聴者を釘付け!#コンパスWPL配信5つのこだわり
2020年のウェルプレイドリーグでは、ファンアートの募集などは継続して実施していく方針。
大会の詳細は2020年の#コンパス公式生放送で発表されるとのことなので、続報を待とう。
(C)NHN PlayArt Corp.
(C)DWANGO Co., Ltd.
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