初のキル数差で決着!コンパスWPLの3rd GATE決勝リーグ見どころまとめ

キズグチアロエ

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「プチ炎上 #コンパス × WELLPLAYED LEAGUE」(以下、WPL)は、4回の予選(GATE)で獲得したGATEポイントを競い合い、上位10チームだけが決勝大会であるLAST GATEに出場できるコンパスの公式大会。

1st、2nd GATEともに「食パントースター」が優勝してきたのだが、なんと3rd GATEでも僅差で勝利し、3連続優勝を成し遂げた!

この記事では、3rd GATE決勝リーグにおいて注目すべき2つのバトルを徹底的に解説していく。

ピックアップしたバトルの概要と選定理由

3rdGATE決勝リーグでは、1st〜3rd GATEの決勝リーグに進出を決めている「食パントースター」と「四皇」に加えて、1st GATEのDay2を1位の状態で迎えた経験を持つ「朔羅」、初出場の「Portiom」の4チームが戦った。

対戦表 Day1

対戦表 Day2

Day1、Day2ともに対戦ステージはコンパスの大会では定番の「でらクランクストリート」(以下、でらクラ)が多いものの、「妖華帝都ケルパーズの散歩道」や「光と闇のライブステージ」(以下、ライブステージ)などの5-0や4-1が発生しやすいステージが選択されており、WPLの獲得ポータルキー数で競うルールならではのステージ選択となっている。

3rd GATEでは1位と2位、3位と4位がキル差(※)によって決まるほどの接戦となっており、Day1では5-0が連発したものの、Day2では一進一退の攻防となった。その中から今回解説するのは、以下の2バトル。

※WPLでは獲得ポータルキーの数が同じ場合はキル数によって順位が決定する

1バトル目:Day1 Portiom vs 朔羅

WPLの決勝リーグで初登場のPortiomと、1st GATEで2位の成績を残した朔羅のバトル。序盤の朔羅の猛攻とPortiomの耐久力がぶつかり合う、一瞬も目が離せないバトルだった。

2バトル目:Day2 四皇 vs 食パントースター

序盤の動きが勝敗を決しやすく、獲得ポータルキー数の差が発生しやすいライブステージでの一戦。

四皇は周囲攻撃カードを得意とするヒーローを選択。対する食パントースターは、大会ではあまり使用されない輝龍院きららを採用した。使用ヒーローが発表されたときから注目されていた本バトルを紹介。

Day1: Portiom vs 朔羅

Day1で起こった1、2戦目の連続5-0の次に実施されたこのバトル。各チームのヒーロー構成は以下のとおり。

1戦目で5-0負けをしているPortiomにとっては、このバトルで勝利して獲得ポータルキー数の差を縮めたいところだ。

開始~1分:朔羅の猛攻によりPortiomはピンチに

初動、Portiomは宮本ぱーるの春麗がA、Bポータルキーを順番に確保していき、その間に一ノ瀬おまるのマルコス’55(以下、マルコス)と塩見しぐかすのリリカがでらクラの脇道を使って敵陣地へとプレッシャーをかける。

対する朔羅は、れいにーめろんみのディズィーとくらいでぃあるるのコクリコット ブランシュ(以下、コクリコ)がEポータルキーを確保し、ディズィーとコクリコヒーロースキル(以下、HS)ゲージを貯めていた。

Portiomは序盤から攻め込み、朔羅はHSで逆転を狙う作戦のようだ。

バトル開始20秒、HSを貯めていたコクリコがHSを発動!さらに、一番近い敵ヒーローの最後に攻撃を仕掛けることができる「恒星間転送装置 Tele-Pass」(以下、テレパス)を使用した。

コクリコHSの範囲に入った春麗とリリカのステータスが下げられ、これに合わせて前線に上がってきたアダムとディズィーによってリリカが倒された

Poritomはたまらず前線を下げるが、コクリコの猛攻は止まらずPoritomの全員がデバフ対象となってしまった。このまま全員倒されると4-1の状況を作り出されるピンチな場面、これを防いだのはマルコスを操る一ノ瀬おまる。

マルコスは春麗が倒されてしまうとほぼ同時に、コクリコにすべての行動を遅くする「ドリーム☆マジカルスクエア」を使用した。これにより、コクリコは所持していたガードブレイクをマルコスに当てることができない状態となった

その後もマルコスはディズィーの近距離攻撃カードを貯めておいたHSで防ぎ、さにーなぎるんの操るアダムの近距離攻撃カードも見事に回避!この場面を一ノ瀬おまるが耐えれていなければ、かなり厳しい展開になっていただろう。

中盤1分~2分:朔羅の猛攻をしのいだPortiomが一歩リード

序盤の猛攻を乗り切ったPoritomは攻撃に転じるが、獲得していたCポータルキーを奪われてしまう。

移動しながらヒーローアクション(以下、HA)をする「滑りHA」であればアダムのポータルキー制圧を止めることができたが、通常のHAだったため、HAを構えるよりも先に近くにいたディズィーに通常攻撃をしてしまったようだ

その後は、春麗の周囲攻撃とマルコスのHAで起点を作ったPortiomがCポータルキーを取り返し、Portiomが一歩リードした状態で残り1分を迎えた。

終盤2分~3分:終盤で見事な連携をみせたPortiomが勝利

残り50秒で、コクリコが2度目のHSを発動。1度目とは違い、テレパスではなくでらクラの脇道を利用して春麗を狙う。

コクリコがガードブレイク攻撃を春麗に当てるも、春麗はこれに合わせてスタン攻撃を発動。コクリコをスタン状態にし、そのままHSでキルをするファインプレイ

強力なコクリコHSの起点を失った朔羅は、残り30秒で敵ヒーロー全員をスタン状態にするディズィーのHSを発動する。しかし、マルコスとリリカはHSの無敵時間を使ってスタンを防いだ。

スタンを防いだ後は、リリカのHSによって強化されたマルコスのHAでディズィーをキル。そのままマルコスとリリカが朔羅のメンバーを全員倒し、バトル終了を迎えた

最後は一ノ瀬おまるのマルコスと塩見しぐかすのリリカの強さが光る展開となったが、リリカのHSをほぼ無力化される可能性のあったコクリコのHSを、宮本ぱーるが防いだこともこのバトルでの大きなポイントだろう。

序盤を耐えきり、終盤で意地を見せたPortiomの勝利となった。

Portiomが3-2で勝利!

Day1 Portiom vs 朔羅のバトルを動画で確認!

Day2: 四皇 vs 食パントースター

獲得ポータルキーの差が生まれやすいライブステージでのバトル。食パントースターにとっては、朔羅との直接対決の前に1本でも多くのポータルキーを獲得しておきたい場面だ。

各チームのヒーロー構成は以下のとおり。

食パントースターは段差を飛び越えることができるリヴァイを採用している。ステージを最大限に活かす作戦に出たようだ。

さらに、あまり大会では見られることのない輝龍院きらら(以下、きらら)をパパンだいともが使用しており、どんな展開になるのかまったく予想ができないバトルの幕開けとなった。

開始~1分:周囲攻撃の応酬を制した食パントースターがリード!

バトル開始直後、パンダコしのみやのグスタフ ハイドリヒ(以下、グスタフ)が敵陣地であるAポータルキーに向かって、ポータルキーの周囲にいる味方を回復する「-蒼王宮- 聖歌連隊 ミローディア」を使い、周囲攻撃を仕掛けた。

トロパンダマンのリヴァイも合わせて仕掛けるが、四皇のミッキーのレムと四皇のきば。のソーン=ユーリエフ(以下、ソーン)の周囲攻撃によってダウンとスタンを受け、リヴァイは倒されてしまう

その隙を見てソーンがEポータルキーを獲得するが、きららがその動きを見逃さず通常攻撃で倒しきる

それと同時にスタン攻撃で四皇の聖のVoidollにスタン攻撃を当てて、グスタフがAポータルキーを獲得し、レムを倒したリヴァイもBポータルキーを獲得!

これにより、#コンパスにおいて重要なA、Eポータルキーを獲得した食パントースターが有利な状況となった。

1分~2分:パパンだいともがレムのHAを神回避!

バトルも中盤は、ほとんどのヒーローがEポータルキーに集まってお互いがキルを狙う。

一度はステージの下側にある4つのポータルキーのうち3つを獲得した食パントースターだったが、デスしてしまうと一気にピンチになる状況に。

Eポータルキーが縮まっていることもあり、四皇は猛攻撃を仕掛ける

しかし、1分近くEポータルキーでの攻防でキルが発生するも、獲得ポータルキー数に変化はない。これを見かねたソーンが、リヴァイがEポータルキーに駆け付けたことによってがら空きとなったBポータルキーを狙う。

それを止めるべく、パパンだいとものきららがソーンの元に向かうのだが、ここで神回避がさく裂する!

きらら目がけてレムがHAをするも、まるでどこに着地するのかを知っていたかのように回避!バトルの後にパパンだいともにこの回避について聞いてみると「マップを見ればどのあたりを狙ってくるかがわかる」と話していた

この後は四皇が上手くポータルキーを守り、両チームの獲得ポータルキー数は2本の状態でバトル終盤に突入する。

リヴァイの真価が発揮され4-1で食パントースターが勝利

均衡を保っていたBポータルキーの攻防を見て、リヴァイがHAを使っていち早くCポータルキーを獲得する。しかし、Voidollも「どこにでもいけるドア」でCポータルキーにワープし、リヴァイの制圧モーション後にスタン攻撃を見事にヒットさせる。

このときBポータルキーで戦っていた四皇の連携が崩されていた

食パントースターにBポータルキーが奪われかけており、Cポータルキーを制圧するかBポータルキーを防衛するかの判断を求められたVoidollは、Bポータルキーの防衛を選択。

しかし、一瞬迷ってしまったためかBポータルキーを奪われてしまい、攻撃カードがない状態のVoidollは何もできず立ち尽くしてしまう。

その間にCポータルキーをソーンが獲得するが、リヴァイの攻撃によって倒されてしまい、四皇はBポータルキーとCポータルキーの両方を奪われてしまった

そのままバトルは終了し、4-1で食パントースターの勝利となった。バトルの内容は互角レベルだったが、ステージを活かせるリヴァイによって先手をかけられる食パントースターに分があったようだ。

食パントースターが4-1で勝利!

Day2 四皇 vs 食パントースターのバトルを動画で確認!


残すところあと1回となったWPLのGATE予選。これまでは3GATE連続で食パントースターが優勝しているが、今回の3rd GATEではキル数差によって決着がつくなど、王者に待ったをかけるチームも存在している。

来る4th GATEのエントリー開始は7月22日(月)から開始されるので、初参加のチームももちろん、LAST GATEに向けて順位アップを狙うチームも奮って参加してほしい。

3rd GATE Day1 アーカイブ
3rd GATE Day2 アーカイブ

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(C)DWANGO Co., Ltd.

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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