食パントースターが王者に!LAST GATE決勝リーグDay2見どころまとめ

キズグチアロエ

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#コンパス公式大会の「プチ炎上 #コンパス × WELLPLAYED LEAGUE」(以下、WPL)は、すべての予選GATEで優勝してきた「食パントースター」がLAST GATEでも勝ち抜いてWPL王者に輝いた。

この記事では、LAST GATE決勝リーグの振り返りに加えて、優勝した食パントースターの3バトルを解説する。

LAST GATE決勝リーグ結果まとめ

LAST GATE決勝リーグは、これまでの予選GATEと同様にDay1とDay2の2日間に渡って実施された。Day1とDay2の結果は以下のとおり。

Day1結果

Day1は全勝した食パントースターがトップで終えたが、2位のunknownと3位の朔羅もじゅうぶんに優勝を狙える位置だ。半人三銃士は惜しくも全敗という、悔しい結果となった。

Day2結果(最終結果)

Day1終了時点では上位3チームの獲得ポータル数の差は少なかったものの、Day2では5-0バトルが2回発生し大きく差が開く結果に。結果的には食パントースターが王者に輝いたが、どのチームも見ごたえのあるすばらしいバトルを披露してくれた。

初戦5-0勝利で勢いづいた食パントースター

ここからは、LAST GATE決勝リーグDay2で行われた食パントースターのバトルを解説していく。Day2の対戦表は以下のとおり。

対戦表

獲得ポータル数で順位が決まるWPLにおいて、5-0が発生しやすい「妖華帝都ケルパーズの散歩道」(以下、ケルパ)はこれまで多く対戦ステージに選ばれてきた。この傾向はLAST GATEも例外ではないようで、半数の対戦ステージにケルパが採用されている。

このことから、Day2では獲得ポータル数が大きく動く展開が予想された。

1バトル目

食パントースターが5-0勝利を決めて、優勝に大きく近づいたバトル。あっという間にバトルは終了してしまうが、短いバトル時間の中にいくつものテクニックが披露された。

2バトル目

LAST GATE決勝リーグで、唯一食パントースターが敗北を味わった1戦。王者に一矢報いた半人三銃士の耐久力に注目してもらいたい。

3バトル目

このバトルでは、残り10秒で食パントースターが逆転勝利を決めるという波乱の展開に。ルチアーノとレムのヒーロースキル(以下、HS)の使用タイミングに注目だ。

わずか1分決着!5-0勝利した対unknown戦

LAST GATE決勝リーグDay2の初戦で、食パントースターが5-0勝利を決めたこのバトル。各チームのヒーロー構成は以下のとおり。

1本差の獲得ポータル数を追いかけるunknownにとっては、1位である食パントースターとの直接対決のため、なんとしてでも勝利したいところだ。

なお、本バトルは1分で決着がつくため、分単位ではなく秒単位で解説していく。

開始~15秒:unknownが2点側になだれ込む!

本ステージはB、C、Dポータルキー側(3点側)とA、Eポータルキー側(2点側)の2つに分かれている。バトル開始直後の各選手の動きは、以下のとおり。

  • 食パントースター
    • しのみや(ソーン):2点側
    • だいとも(忠臣):3点側
    • とろさーもん(Voidoll):2点側
  • unknown
    • 会長希少種(Voidoll):2点側
    • まめ(忠臣):2点側
    • あーる(ソーン):2点側

unknownチームの全員が2点側に降りたため、3点側はだいともが操る桜華忠臣(以下、忠臣)が自由に動き回れる状態に。

だいともは、「どこにでもいけるドア」(以下、ドア)で奇襲をかけられることを予想してか簡単にはポータルキーを触らず、2点側を気にかけるように敵陣側へと向かった

2点側ではお互いのVoidollが自陣側のポータルキーを確保し、対戦チームの出方をうかがう形でバトルはスタートした。

15秒~30秒:だいともが遅延ドアを読んでキルに成功

バトル開始15秒の段階で、まめの忠臣がドアを使用してだいともに奇襲をかける。しかし、だいともはこの動きを読んでいた!

だいともはワープしてきた忠臣に近距離攻撃カードを使用し、キルに成功する。そしてそのまま、Dポータルキーを獲得した

これを見た会長希少種の使用するVoidollが、リスポーン地点に帰還するカードを使用してだいともの忠臣に攻撃を仕掛ける。

Voidollは近距離攻撃カードを2枚使用するも、あと1歩キルにつながらず、Voidollはがら空きのBポータルキーを狙う動きへとシフトした

30秒~45秒:2点側を食パントースターが制圧!

unknownが3点側に人数を割いたため、食パントースターは2点側の敵陣地に攻め込む。その結果、unknownはEポータルキーを奪われてしまう。

2点側に圧をかけた忠臣と、それによって生まれたスキを逃さなかった食パントースターのナイスプレイとなった

しかし、unknownも負けじとまめが使用する忠臣がしのみやの操るソーン=ユーリエフ(以下、ソーン)をキル。unknownはポータルキーを失っているものの、数的有利な状況を作り出した。

45秒~1分:だいともの大活躍で5-0勝利を達成

バトル開始から45秒が経過したタイミングで、Bポータルキーを制圧したVoidollをだいともの忠臣がキルに成功!

ここで注目してほしいのが、Voidollをキルをした後すぐにポータルキー制圧を行っていない点だ。Bポータルキーの制圧はソーンに任せ、自身はがら空きのCポータルキーへ向かった

この動きにより、食パントースターは効率良く5本のポータルキーをすべて制圧することに成功し勝利を収めた。

食パントースターの制圧が少し遅れていたら、数的不利だった2点側のいずれかのポータルキーをunknownに奪われてしまい、バトルの結果は大きく違っていただろう。

序盤からunknownにプレッシャーをかけ、終盤でも勝利の道を作り出しただいともにあっぱれだ。

食パントースターが5-0で勝利!

対unknownのバトルを動画で確認!

LAST GATE初の敗北を味わった対半人三銃士戦

ここまで全勝の食パントースターと、LAST GATE決勝リーグでまだ勝ち星を上げられていない半人三銃士の対戦。

各チームのヒーロー構成は以下のとおり。

食パントースターには、大会ではあまり見かけることのない双挽乃保(以下、乃保)が採用されており、バトル前から注目が集まっていた。

開始~1分:初動は全員が2点側へと移動

最初に解説したバトルと同じく、本ステージはB、C、Dポータルキー側(3点側)とA、Eポータルキー側(2点側)の2つに分かれているのだが、なんと本バトルでは全員が2点側に降り立った!

攻撃カードを使用して牽制しつつ、お互いが自陣側のポータルキーを広げた

2点側で両チームが均衡する中で、先に動きを見せたのは食パントースター。だいともの操る乃保がドアを使用して、Bポータルキーへとワープした。

おそらくだが、3点側でポータルキーを制圧した敵ヒーローに奇襲をかけるために、乃保のデッキにドアを採用したのではないだろうか

この間に2点側でも、グスタフの周囲攻撃を起点とした攻防が繰り広げられていたが、広がりきっているA、Eポータルキーの制圧状況に変化はなかったようだ。

そして乃保のワープを見たでぃすいずあぴよの使う忠臣が、3点側のDポータルキーへと向かう。その忠臣を乃保が追いかけ、そのまま先制攻撃を仕掛ける!

乃保はヒットすれば優位に立てる「ドリーム☆マジカルスクエア」(以下、マジスク)を使用したが、忠臣からターゲットが外れており不発となった

1分~2分:ポータルキーの激しい奪い合いが繰り広げられる

忠臣と乃保のにらみ合いが続いていたが、そこにしのみやの使うディズィーが援護に入り、1対2という絶体絶命の状況となった忠臣。

しかし、ゆーゆあゆーりのルチアーノが使用した「-蒼王宮-氷冠女王イデア=N=ユランブルク」のノックバックにより、乃保が誤ってポータルキーの制圧を始めてしまう。

この制圧のスキを逃さなかった忠臣は、マジスクと近距離攻撃カードを使用して乃保を倒すことに成功した!

これと同時にあいまいみっちーのグスタフが3点側へと降りており、乃保に奪われていたDポータルキーの奪還を狙う。

グスタフの制圧を止めようとするディズィーは、防御力をダウンさせる「おかあさんだーいすき」を使用してグスタフを倒す

ここで先ほど忠臣に倒された乃保がリスポーンし、Bポータルキーの制圧を狙う。

乃保を止めようと忠臣が近づくが、ディズィーと乃保の攻撃に耐えきれずに倒されてしまう

これで3点側も食パントースターが有利と思われた直後、再度リスポーンしたグスタフがDポータルキーの奪還を試みる!

ディズィーの通常攻撃だけではグスタフを倒すことができず、Dポータルキーは半人三銃士の手に渡った

このようにバトル中盤は3点側で激しいポータルキーの攻防が繰り広げられたが、有利な状況を作り出した半人三銃士が一歩リードした状態で、バトル終盤を迎えた。

2分~3分:でぃすいずあぴよの忠臣が見事なプレイを披露!

勝負が決まるバトル終盤では、残り時間が1分を切る前にHSを発動していた乃保が、あいまいみっちーのグスタフを一瞬で倒し切る!

しかし、半人三銃士のリスポーン地点と近いポータルキーを食パントースターが狙っているため、半人三銃士の援護が間に合う。

援護にきた忠臣は、タメ攻撃を見事にディズィーにヒットさせた。そのまま近距離攻撃カードでディズィーを倒すことに成功するが、そのスキを乃保に狙われて忠臣は倒されてしまう

そのまま時間が経過し、バトルも残すところ30秒となる。そしてここからは、半人三銃士のでぃすいずあぴよが披露した見事な防衛に注目してもらいたい。

ディズィーと乃保から1人でCポータルキーを守る忠臣は、マジスクをディズィーへとヒットさせた。しかし、忠臣はディズィーではなく、近寄ってきた乃保へ近距離攻撃カードを繰り出した!

ディズィーに近距離攻撃カードを使用した場合は、そのスキを狙われて乃保に倒されていた可能性が高い。マジスクを当てた相手に攻撃を仕掛けたくなる気持ちを抑えて、冷静に乃保を対処した忠臣の見事なプレイだ

その後も忠臣は復帰した乃保とディズィーの攻撃に耐え、最後はHSを使用してCポータルキーを守りきり、半人三銃士の勝利となった。

LAST GATE決勝リーグを全勝していた食パントースターからもぎ取ったこの1勝は、半人三銃士にとって大きな成果だと言えるだろう。

半人三銃士が3-2で勝利!

対半人三銃士のバトルを動画で確認!

対朔羅戦では残り10秒で大逆転勝利!

最後に解説するのは、食パントースターと朔羅のバトル。これまですべてのGATEで優勝してきた食パントースターだが、1st GATEでは朔羅に獲得ポータル数で負けた状態でDay2を迎えたこともあり、朔羅はライバルのような存在だと言えるだろう。

このバトルの各チームのヒーロー構成は以下のとおり。

両チームにレムとルチアーノがいるという、似たようなヒーロー構成となった。レムのヒーローアクション(以下、HA)はリスポーン地点からB、Dポータルキーへと一気に移動できるため、B、Dポータルキーを奪うのは難しいと予想された。

開始~1分:初手のドア勝負をとろさーもんが制す!

食パントースターのとろさーもんが操るVoidollと、朔羅のはねまるが使用するニコラテスラ(以下、テスラ)は両者ともドアを使用してCポータルキーへとワープした!

このドア勝負はVoidollが勝利。ポータルキーを取り返す手段を持たないテスラは、すぐに自陣へと引き返した

最初の1分間は食パントースターが有利な状況を保ったまま、全ヒーローがHSゲージをためる動きとなった。

1分~2分:残り1分10秒で(meloです)のルチアーノが逢瀬が発動!

バトルが1分30秒経過しても、テスラがデスした以外には大きな動きは見られなかった。しかし、残り1分10秒でなぎさのレムが使用したスタン攻撃を皮切りに、(meloです)の使うルチアーノが勝負を仕掛ける!

ルチアーノをキルした後にHSを使用し、Voidollを撃破! これにより、食パントースターは2体のヒーローを同時に倒されるという大ピンチを迎える

2分~3分:残り10秒で食パントースターが大逆転

生き残っただいともの操るレムが、HAでBポータルキーの防衛に向かう。しかし、これを読んでいたなぎさのレムが2枚目のスタン攻撃を発動し、だいとものレムはスタン状態になってしまう。

だいとものレムの動きを止められ、万事休すかと思われたBポータルキーでの争いだが、復帰したしのみやのルチアーノが「紅薔薇の副団長 アミスタ―」を使用し、テスラをスタン状態にさせたことにより制圧はストップした

これを見たなぎさのレムは、前線に上がってきたルチアーノを止めるべくHAで攻撃を仕掛ける。

レムのHSに合わせて、ルチアーノはカウンター攻撃を発動! これにより、なぎさのレムは倒されてしまう

そしてCポータルキー付近で激しい攻防が続く中、(meloです)のルチアーノが倒されたタイミングで、しのみやのルチアーノがHSを使用!

このHSでは手堅くテスラだけをキル。これにより、今度は朔羅が2体のヒーローを同時に倒されるというピンチに陥る

このチャンスを狙い、だいとものレムがHSを発動して追い打ちをかける。このとき、DポータルキーはとろさーもんのVoidollが制圧中で、Cポータルキーではしのみやのルチアーノとなぎさのレムが対峙していた。

HS中のレムが最初に狙ったのは、Cポータルキーにいるなぎさのレム。強力な通常攻撃を当てて倒すことに成功

Cポータルキーはしのみやのルチアーノが制圧できるため勝利は濃厚。しかし、食パントースターとしてはVoidollが制圧していたDポータルキーを追加で狙いたいところ。

しかし、それを阻止するために(meloです)のルチアーノが「迅雷の科学者アバカン」(以下、アバカン)を使用してVoidollにスタン攻撃を仕掛ける!

HS中のレムが、ルチアーノのアバカンが放たれる直前にキル! これにより、スタン攻撃がヒットしなかったVoidollは無事にDポータルキーの制圧に成功した

アバカンさえヒットしていれば、4-1ではなく3-2でバトルを終えられたため、朔羅にとっては悔しい結果になったのではないだろうか。

序盤の不利状況を覆し、終盤で見事に逆転した食パントースターの勝利となった。

食パントースターが4-1で勝利!

対朔羅のバトルを動画で確認!


2019年2月から始まったWPLだが、あっという間にLAST GATEまでを終えた。しかしながら、すべてのGATEで同じチームが優勝し、そのままWPL王者になると誰が予想できただろうか。

WPL完全覇者となった食パントースターの、グランドスラムでの活躍には注目せざるを得ない。

LAST GATE Day1 アーカイブ

LAST GATE Day2 アーカイブ

(C)NHN PlayArt Corp.
(C)DWANGO Co., Ltd.

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記者プロフィール
キズグチアロエ
「#コンパス」にどっぷりハマり、「#コンパス」に人生を捧げると決めた、傷口だらけのアロエ。
「#コンパス」に携わるクリエイターたちと、仲良くなりたいフリーライター。
どんなヒーローでもそこそこ扱え、特定のヒーローというよりもヒーロー全員が好き。

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