食パントースターがリード!コンパスWPLのLAST GATE決勝リーグDay1見どころまとめ

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#コンパスの公式大会である「プチ炎上 #コンパス × WELLPLAYED LEAGUE」(以下、WPL)は、4回の予選GATEを終えてついにLAST GATEへと突入した。
LAST GATEの決勝トーナメントを制した4チームによる決勝リーグDay1では、予選GATEの優勝を総なめにした「食パントースター」が1位の状態でDay2を迎えることに。
この記事では、LAST GATEの決勝リーグDay1において注目すべき2つのバトルを徹底的に解説していく。
ピックアップしたバトルの概要と選定理由
LAST GATE決勝リーグでは、すべてのGATEで優勝している食パントースターと、GATEポイントランキング3位で通過した「朔羅」に加えて、2位の四皇を倒し決勝リーグへと駒を進めた「半人三銃士」、そして決勝リーグに初めて登場した「unknown」が戦った。
対戦表
LAST GATE決勝リーグDay1では、これまでの予選GATEで多く対戦ステージに採用されてきた「でらクランクストリート」(以下、でらクラ)が選ばれないという衝撃の展開に。
選ばれた対戦ステージはどれも5-0が発生しやすく、これまで以上に波乱のバトルが予想された。そんなLAST GATE決勝リーグDay1の中から、今回解説するのは以下の2バトル。
1バトル目:食パントースター vs unknown
WPL最強とも言える食パントースターと、本大会のダークホースであるunknownのバトル。LAST GATE決勝リーグの1バトル目にも関わらず、いきなり5-0勝利が見えた衝撃のバトルが展開された。
本バトルでは序盤の食パントースターの動きと、敗北したものの見事なプレイを披露してくれたunknownにも注目してもらいたい。
2バトル目:食パントースター vs 朔羅
食パントースターと、予選GATEで惜しくもキル数差で優勝を逃した朔羅の1戦。序盤から熱い攻防が繰り広げられ、最終的には食パントースターが10キルを達成した。各選手の丁寧な立ち回りと、見事な連携が披露された本バトルを解説する。
食パントースター vs unknown
食パントースターらしい作戦が見られた「立体交差のある風景」でのバトル。各チームのヒーロー構成は以下のとおり。
両チームともヒーロースキル(以下、HS)が強力なディズィーとルチアーノが存在していることから、HSの使用タイミングで勝負が動くものと思われた。
開始~1分:食パントースターの独壇場!序盤はきららと忠臣が大暴れ
バトル開始直後に、だいともの輝龍院きらら(以下、きらら)が移動速度がアップした状態で敵陣Eポータルキーへと猛ダッシュ! それと同時に、会長希少種の操るVoidollが「どこにでもいけるドア」(以下、ドア)を使用してAポータルキーへとワープする。

しのみやのディズィーをフォローする形できららが自陣へと引き返す。そのまま、見事な連携でVoidollをキルすることに成功
Voidollを倒したきららは、初動と同じようにEポータルキーへと向かう。そして、同タイミングでまめの使用するルチアーノがDポータルキーを制圧したのだが、このスキを狙っていたとろさーもんの桜華忠臣(以下、忠臣)がドアを使用してDポータルキーへとワープ!

遅延ドアと呼ばれるテクニック。そして、ディズィーがデッキに採用していた攻撃力アップカードによって強化された近距離攻撃カードで、ルチアーノを一撃でキルする
Cポータルキーを制圧していたあーるの使うレムも、これを見てDポータルキーへとヒーローアクション(以下、HA)で防衛に向かう。しかし、忠臣のデッキには近距離攻撃カードが2枚採用されていた!

攻撃力がアップした状態のため、2枚目の近距離攻撃カードでレムも倒すことに成功! そのまま忠臣はDポータルキーを制圧した
そしてこの間に、きららがEポータルキーを制圧! 自陣であるBポータルキーもディズィーが制圧したことにより、残るCポータルキーを食パントースターの誰かが制圧すれば5-0勝利という状況が作り出された。
しかし、食パントースターは5-0狙いを中断することに。

レムとルチアーノをほぼ同時に倒したこともあり、Eポータルキーにunknownのヒーローが集まっていた。これにより、Eポータルキーの維持は難しいと判断し、有利な状況をキープすることを食パントースターは選んだようだ
食パントースターが圧倒的に有利な状況で、バトルは中盤に差し掛かる。
1分~2分:レムの決死のカバーで食パントースターの勢いに歯止めをかける
残り2分を切るタイミングで、しのみやのディズィーがHSを発動! 強制スタン効果のおかげできららがルチアーノのキルに成功し、再度5-0を狙う動きが見られた。

直前にデスしていたレムがHAを駆使して防衛。そのまま通常攻撃を続けて、きららをキルする
その後は各ポータルキー付近で攻防が起こるのだが、ここで食パントースターのディズィーと忠臣が同時に倒されてしまう。

ルチアーノの見事なスタン攻撃と、レムがディズィーのキルに成功したため、unknownがやや有利な状況に!
誰もいない状態のBポータルキーをレムが狙い、そのカバーにVoidollが走る。しかし、忠臣を狙って使用したVoidollの近距離攻撃カードはクリーンヒットとならず、Voidollは返り討ちにあってしまう。
その間にBポータルキーを制圧したレムが、忠臣とディズィーに対して数的不利な状況で戦うことを余儀なくされたタイミングで、バトルはついに終盤へ。
2分~3分:会長希少種のファインプレイ!unknownが2-3まで持ち直す
unknownとしては制圧したBポータルキーを何とか守りたい場面だが、ディズィーの攻撃によって防衛していたレムが倒されてしまう。そして、一時はunknownが3-2で逆転したものの、Voidollとレムのデスによって再度食パントースターが4-1でリードする。

unknownの強みであったルチアーノのHSは、序盤から続く食パントースターの猛攻に対処していたため、HSゲージをためきることができなかったようだ
しかし、レムの周囲ガードブレイク攻撃とルチアーノのスタン攻撃によって、きららを倒すことに成功。そのままDポータルキーを取り返そうとするが、バトル序盤で忠臣が使用したドアが再使用可能となり、unknownは逆転の芽をつぶされてしまう。
だが、バトル時間も残りわずかとなったタイミングで、会長希少種のVoidollがCポータルキーを制圧していた!

食パントースターのスキを突いた見事なプレイ。これにより、2-3の状況でバトルを終えることができ、unknownは獲得ポータルキー数を稼ぐことができた
その後はポータルキーの状況には変化が起きず、食パントースターが3-2で勝利となった。
unknownは結果的に負けてしまったが、厳しい場面を何度も乗り越えて2-3の状況を作り出したのは見事だと言えるだろう。逆に、食パントースターは上手くいけば5-0を決められた試合でもあったため、少し悔しい結果になったのではないだろうか。
食パントースターが3-2で勝利!
Day1 食パントースター vs unknownのバトルを動画で確認!
食パントースター vs 朔羅
第5バトルまで全勝で迎えた食パントースターと朔羅の対戦カード。これまでの予選GATEでは、朔羅と食パントースターは肩を並べており、3rd GATEではキル数差によって勝敗が決した。
本バトルの対戦ステージと、各チームのヒーロー構成は以下のとおり。
朔羅の使用するヒーローはどれもタイマン性能が高く、戦力が分散しやすい「妖華帝都ケルパーズの散歩道」にはうってつけの構成となっている。
対する食パントースターは、強力なヒーロースキルを持つルチアーノを採用しているため、バトルが均衡した際に勝利しやすい編成だと言えるだろう。
開始~1分:キル勝負で食パントースターがリード
本ステージはB、C、Dポータルキー側(3点側)とA、Eポータルキー側(2点側)の2つに分かれている。バトル開始直後の各選手の動きは、以下のとおり。
-
食パントースター
- しのみや(ルチアーノ):2点側
- だいとも(忠臣):3点側
- とろさーもん(Voidoll):2点側
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朔羅
- なぎさ(忠臣):2点側
- はねまる(きらら):2点側
- (meloです)(イスタカ):3点側
まず動きがあったのは2点側。とろさーもんの操るVoidollと、はねまるが使用するきららが自陣側のポータルキーを制圧!

Voidollときららはお互いに味方の移動速度をアップするカードを使用しており、両チームとも機動力が増した状態でバトルがスタートした
なぎさが操作する忠臣は、しのみやのルチアーノに対して距離を詰めてキルを狙う。しかし、通常攻撃のスキを突いてルチアーノのガードブレイク攻撃がヒット。
これにより、食パントースター側のAポータルキーをルチアーノが広げることに成功し、強力なHSの活躍に期待が高まった。
そして3点側にカメラが切り替わり、(meloです)が操るイスタカがだいともの忠臣を狙う場面が映し出された。

何気なく忠臣が近寄っているように見えるが、イスタカと共に戦うマピヤのターゲットが外れるタイミングを見計らっている。これは、タイマンに強いイスタカの強みであるマピヤを封じた見事なプレイだ
その後は忠臣の素早い近距離攻撃から逃れることができず、壁に追いつめられたイスタカは忠臣に倒される。ポータルキーの状況は互角なものの、キル数では食パントースターが有利な状況でバトルは中盤を迎えた。
1分~2分:とろさーもんの2体を同時にいなす神プが炸裂!
2点側が安定したところで、ルチアーノが「-蒼王宮-恩寵天使ソーン=ユーリエフ」を使用して3点側に移動する。先ほどのイスタカのキルによって数的有利を作り出した食パントースターがCポータルキーを確保した。

このタイミングで2点側はスプリンター同士の対決となり、3点側にはお互いのアタッカーとガンナーが集まった
3点側では、だいともの忠臣がイスタカを狙い、なぎさの忠臣がルチアーノを狙うという状況に。ここでまたもや、しのみやの見事なプレイが炸裂。

忠臣の近距離攻撃カードに「背に負いし亡き妻の加護」を合わせて使用して攻撃を防ぎ、その後の硬直時間にバトル初動でも見せたガードブレイク攻撃をヒットさせた。HSゲージも8割ほどたまっており、バトル終盤にはHSを使用できそうだ
さらに、このタイミングで2点側で争っていたVoidollがきららを倒したことにより、広がりきっていないEポータルキーを食パントースターが制圧する!
これを見た朔羅は、すかさずきららと忠臣がVoidollを倒しに向かう。しかし、ここでとろさーもんの神プレイが披露された。

制圧モーションに入ったきららと、HAでポータルキーに接触した忠臣に近距離攻撃カードをダブルでヒット。援護に来ていただいともの忠臣のキルも加わり、2点側を安定させた
食パントースターが4-1と有利な状況を作り出し、バトルは終盤を迎えた。
2分~3分:1つのミスが大きく響いたバトルに
2点側を安定させた食パントースターは、だいともの忠臣を3点側へと向かわせた。しかし、朔羅は2点側に攻撃を仕掛け続け、Voidollを倒しEポータルキーを取り返すことに成功。

朔羅の見事な連携プレイとなったが、だいともの忠臣がギリギリのタイミングで間に合い、HAできららを飛ばしてポータルキーを奪い返した
何とかEポータルキーを取り返したい朔羅は、広がっていないポータルエリア内できららのHSを発動! そこになぎさの忠臣が加勢したことから、朔羅はEポータルキーを全力で制圧していく作戦に出たようだ。
ここで注目したいのがだいとものプレイ。普通ならきららのHSモーション終わりに近距離攻撃カードを合わせて使用したいところだが、だいともは接近していたなぎさの忠臣に攻撃を仕掛けた!

そのまま近距離攻撃カードとガードブレイク攻撃を駆使して、なぎさの忠臣をキル。気になるEポータルキーは、Voidollが防衛に間に合ったようだ
これと同じタイミングで3点側のルチアーノがHSを発動するが、(meloです)のイスタカにカウンターカードを使用されて防がれてしまう。

1対1の状況だとルチアーノHSは対策されやすいので、これは仕方がないだろう
再度だいともは3点側に向かうが、またしても朔羅にEポータルキーを重点的に狙われてポータルキーを奪われてしまう。それを見た忠臣は、再度Eポータルキーへの援護に向かった。

ここで、なぎさの忠臣がリスポーン地点に帰還してしまうという痛恨のミス。きららもルチアーノに倒されてしまい、Eポータルキーは再度食パントースターの手に
そのままバトルが終了し、食パントースターが4-1で勝利した。
食パントースターはこのバトルで10キルを達成し、獲得ポータルキー数とキル数の両方で1位となった。朔羅は何度か2-3の状況を作り出せたものの、チームレベルの差が苦しかったのか、後半はやや押され気味に感じられた。
朔羅は終盤に手痛いミスがあったので、悔しいバトルとなっただろう。
食パントースターが4-1で勝利!
Day2 食パントースターvs 朔羅のバトルを動画で確認!
Day1の結果から見たDay2バトル予想
WPLでは獲得したポータルキーの数を競うため、Day1の結果によってDay2のバトルの動きが変わってくる。そこで、Day2で各チームに求められる動きを2行でまとめた。
食パントースター
- キル数はダントツなのでキルはあまり意識しなくてOK
- 2位との差を広げるためにもDay2のどこかで4-1勝利を決めたい
unknown
- 獲得ポータルキー数が同数のケースを考えて、キルも意識する必要あり
- 1位の食パントースターとの直接対決をいかに制すかが重要
朔羅
- 勝利するだけでなく4-1や5-0を狙っていく必要がある
- 2バトル分あるステージ選択権を上手く活用したい
半人三銃士
- 全勝が最低ラインで、複数回4-1や5-0勝利を狙う必要がある
- 2バトル分あるステージ選択権を上手く活用したい
LAST GATE決勝リーグDay2の見どころ3選
最後に、これまでの予選GATEの様子から予想した、LAST GATE決勝リーグDay2の見どころを3つ紹介する。
食パンスペシャルに期待
食パントースター流!コンパス大会で勝つコツとおすすめデッキ(後編)
すべての予選GATEで優勝している食パントースターは、1st GATEで見せた5-0作戦「食パンスペシャル」を皮切りにどのGATEにもとびきりの作戦を持ちこんでいる。
すでにLAST GATEのDay1でも見事な作戦が披露されてはいるが、Day2でも5-0を狙う作戦や戦術が期待できるのではないだろうか。
でらクラなしのステージ選択に注目!
【#コンパス】
LASTGATE 決勝リーグ Day1のステージとヒーローはこちら👀なんと『でらクランクストリート』が選ばれていません!!
これは波乱の予感…🧐
▼配信は20:30から!https://t.co/OoNWQvWkii#ウェルプレイドリーグ#LASTGATE#Day1 pic.twitter.com/zu6mrqjcyJ
— ウェルプレイドリーグ (@wp_league) November 2, 2019
LAST GATE決勝リーグDay1では、コンパスにおいて最もオーソドックスなステージのでらクラが対戦ステージに選ばれていなかった。これまでのGATEからはまったく予想できないステージ選択が予想されるので、Day2当日20:00はWPLのTwitterアカウントを要チェックだ!
- Twitter:@wp_league
半人三銃士が背水の陣で大暴れ!?
LAST GATE決勝リーグに出場している半人三銃士は、残念ながらDay1では全敗という結果に。しかも、5-0で敗北しているバトルもあるため、獲得ポータルキー数は3本と1位の食パントースターと比べると6本もの差がある。
このことから、半人三銃士はDay2では5-0勝利を狙わないと優勝はかなり厳しいだろう。しかし、半人三銃士はDay2でのステージ選択権を2バトル分持っているため、とっておきの作戦を用意してくることが予想される。
背水の陣で挑む半人三銃士のバトルには注目せざるを得ない。
ずーサンによるチーム紹介動画
事前にTwitterで実施された勝利予想アンケートに応える形で、これまでの予選GATEで優勝してきた食パントースターがLAST GATE決勝リーグDay1でも全勝を収めた。しかし、2位との獲得ポータルキー数の差はわずか1本のため、まだまだ勝負の行方はわからない。
LAST GATE決勝リーグのDay2は11月9日(土)の20:30から実施されるので、ぜひ優勝チームが決まる瞬間をリアルタイムで見届けてほしい。
- YouTube:ウェルプレイドリーグチャンネル
LAST GATE Day1 アーカイブ
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