バランス調整でザックの耐久力が大幅アップ!だいとものコンパスヒーローTier表公開!
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2020年2月25日に「#コンパス【戦闘摂理解析システム】」(以下、コンパス)では8体のヒーローに、ステータスなどのバランス調整が実施された。
本稿では、バランス調整が大会シーンに与える影響の分析結果や、コンパス凄腕プレイヤーのだいともによるヒーローTier表などを紹介する。
注目は大幅強化のザック&レイチェル!
今回のバランス調整の対象ヒーローは、以下の8体。
- ジャンヌダルク
- ルチアーノ
- ディズィー
- 春麗
- 鏡音レン
- ザック&レイチェル
- アクア
- ルルカ
この中で注目したいのは、通常攻撃やアビリティが強化された「ザック&レイチェル」と、確殺ヒーロースキル(以下、HS)を持つ「ルチアーノ」の2体だ。
キル力と耐久力を兼ね備えるザック&レイチェル
通常攻撃型が流行ると分析
ザック&レイチェルは、操作ヒーローであるザックの近くにレイチェルがいれば、レイチェルが自動でザックを回復するという唯一無二のアビリティ「ザック、動いちゃダメ」を持つ。
このアビリティはその場で待機するか、ザックの後を付いていくレイチェルが移動をしていないときに発動する。
今回のバランス調整ではアビリティの回復量と頻度が上方修正された。そのため、これまで以上に耐久力が増し、ダメージカット(以下、ダメカ)を展開した状態であれば被ダメージを気にせず攻撃を続けられるだろう。
また、通常攻撃のモーション速度もアップしており攻撃間隔が短くなっただけでなく、攻撃範囲も拡大している。
これによって、「機航師弾フルーク・ツォイク」と「反導砲カノーネ・ファイエル」などのカードをデッキに入れた「フルカノ型」ではなく、ダメカや攻撃バフカードを多めに採用した通常攻撃型のデッキが流行ると予想する。
大会では、次に繰り出すダッシュアタックが超ダメージとなるHSを中心としたデッキが使用されていることから、今後の大会ではHSと通常攻撃を主体としたザック&レイチェルを見かけることが多くなりそうだ。
ルチアーノは慎重な立ち回りが重要に
HS発動に時間がかかるも強さは健在
今回のバランス調整で、ルチアーノの強みであるHS「束の間の幻影」の発動に必要なHSゲージ量が約3%増加している。
また、2020年1月27日に実施されたバランス調整でも、必要なHSゲージ量が約3%増加しているので、ルチアーノを使い慣れていないプレイヤーでもHS発動までにかかる時間が増加したと体感できるだろう。
だが、HSの強さ自体に変化はないので、HSを作戦に組み込む前提での大会使用はじゅうぶんに考えられる。
一方で、体力倍率が0.80倍に下がったことにより、これまではヒットしても耐えることができたダメージがデスにつながるようになった。ヒーローアクションであるバックショットで近距離攻撃などを回避可能なものの、距離を見誤ればデスしてしまう可能性が増えたため、より慎重な立ち回りが求められる。
Tier表で各ロールの最強格ヒーローを確認!
ここからは、数々のコンパス大会で優勝実績を持つ「だいとも」による、大会でのヒーローの強さを想定したTier表を紹介する。
※2020年2月27日時点での分析
スプリンター
Tier1
Tier2
Tier3
アタッカー
Tier1
Tier2
Tier3
ガンナー
Tier1
Tier2
Tier3
タンク
Tier1
Tier2
Tier3
ここからは、だいともが考えた大会でも通用するほど強力なヒーロー編成を2つ紹介。ヒーローの採用理由はもちろんのこと、バトル序盤の動き方などもお届けする。
Voidoll・セイバー・デズ編成はおいでやす鳥居通りで5-0勝利も狙える!
Voidollデッキ
セイバーオルタデッキ
ディズィーデッキ
バトル序盤はVoidollとセイバーが敵陣に突撃!
初動はVoidollとセイバーオルタがそれぞれ敵陣ポータルキーに向かい、2ヵ所で1vs1の状態を作り、敵陣ポータルキーを獲得できた場合は優先して守り抜く。
敵陣ポータルキーを奪えなかった場合でも、Voidollとセイバーオルタが時間を稼いでいる間にディズィーが自陣ポータルキーとCポータルキーを制圧できるため、3-2の状態を作り出すことが可能だ。
ディズィーHSの使用タイミングに注意
初動で敵陣ポータルキーを制圧できた場合は、自陣ポータルキーを合わせて大きなポータルキーを3つ安定させることが最優先事項となる。
また、敵陣にVoidollとセイバーオルタが攻め込んでいる間にディズィーのHSが貯まった場合は、敵ヒーローのHSゲージが貯まる前に使用して一気にたたみかける。このとき、すべての敵陣ポータルキーを制圧できた場合は、そのままCポータルキーも制圧し5-0勝利できるとベスト。
序盤で有利な状況を作れなかった場合は、ディズィーとセイバーオルタのHSを合わせて使い逆転を狙いたい。
じっぱか城ではきらら・リュウ・ギルがおすすめ
輝龍院きららデッキ
リュウデッキ
ギルガメッシュデッキ
序盤から2手に分かれて行動!
まずはタイマン性能の高い輝龍院きららがB・Dポータルキーに向かい、敵チームのスプリンターとタイマンの状況を作り出す。
リュウとギルガメッシュは1陣目のポータルキー内で待機し、リュウのHSゲージを貯めてから敵陣1番目のポータルキーに攻め込み2vs2で戦う。ここで敵チームの2人を倒せば敵陣1番目のポータルキーを奪うことができ、1人しか倒せなくても数的有利を作り出すことができるため、スプリンターの援護に1人が向かうことができるという作戦だ。
この間、輝龍院きららがB・Dポータルキーの両方を制圧できているのがベストだが、倒すのが難しい場合は援護がくるまで様子見でも問題ない。
厳しいと感じたらCポータルキーの確保を
初動で敵陣1番目のポータルキーを制圧するか、B・Dポータルキーを制圧しているのが理想だが、どちらも叶わなかった場合は数的有利な状況を作ったタイミングで、Cポータルキーを確保しておきたい。
また、グスタフハイドリヒなどのダメカを採用しないことが多いヒーローが敵チームに存在する場合は、リュウの「迅雷の科学者アバカン」とHSを使用した確定キルコンボを活用することで、任意のタイミングで数的有利な状況を作り出すことも可能だ。
ヒーローバランス調整後の初の大会となるのは、3月7日に実施が予定されているウェルプレイドリーグseason2 1st GATEの決勝リーグ。
新たな環境で、トッププレイヤーが強いと見極めたヒーローやカードに注目したい。
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